[Cortege des Contes de Fees=おとぎ話の主人公たちのオンパレード*]
(*cortage=コルテージュ=行列、という単語の意味だけから、ここを
<お伽噺の人物たちの大行進>=森田稔大先生、
<おとぎ話の人物たちの行列>=Wikipedia←上記フランス語からのさらに英訳
The Procession of the Fairy Talesからの日本語訳、
などと訳されてるのを見かける。が、ここでは
「眠り姫」の作者ペローの他の童話・お伽噺の主人公たちが
次から次へと登場して「ずらりと顔を並べ」て「勢揃い」した「顔見せ」、
の場面である。これを日本語では(※)オン・パレードと言う)
「Allegro moderato e brillante、3/4拍子、1♯(ト長調)」
(アッレーグロ・モデラート・エ・ブリッラーンテ=速すぎも遅すぎもしないアレグロで、そして、華々しく)
このナンバーは[a-b-a-c-a-b-a]という
小ロンド形式(あるいは3部形式)の構造である。
(a=主要主題、b=第2主題、c=中間主題)
第3トロンボーン+ティンパニのトレモロ+そのオクターヴ下の
コントラバスの属音の低奏通音だけが第1拍に出され(mf)、次いで、
第2拍に、ホルン1管+ヴィオーラが属和音の第5音を、
ファゴット1管+チェロが属和音の第3音を重ね、
ファゴット1管+vnセコンドが根音を上乗せして
第3拍で第7音に降り(つまり属7だったということ)、
第3拍の後半からクラリネット2管+vnプリーモが、この
ポロネーズの主要主題の断片を奏し出す。そして、
第22小節第3拍後半からこのポロネーズの主要主題が提示される。****♪
ソー│<ラー、<シッ<ドッ・<レーーー・ーー、>シーッ│
<ド<レ>ド>シッ>ラッ・>ソーーー・ーー、>ミー│
<ソーッ、>ファッ>ミッ・>レーッ<ファッ>ミッ・>レーッ<ミッ>レッ│
>ドーッ<ミッ<ファッ・<ラーッ>ソー・ーー、ソー│
<ラー、<シッ<ドッ・<レーーー・ーー、>シーッ│
<ド<レ>ド>シッ>ラッ・>ソーーー・ーー、>ミー│
>レーッ、<ミッ<ソッ・>ミーッ<ソッ<シッ・>ソーッ<シッ<レッ│
>ラ、<シ<ド、>シ・>ラーーー・>ソーッ♪
(表記の都合上、音価を均等化した部分あり)
この主題の最初の小節の律動は、
[タータタ・ターーー・ーーター]
である。2番めの小節も修飾音を本来の形に戻せば、
[ドー>シ>ラ・>ソーーー・ーー>ミー]
であり、やはりその律動は、
[■ー■■・■ーーー・ーー■ー]
である。これは、
交響曲第3番第5楽章のポロネーズ
[ドーード・ドー<レー・<ファ>ミ>レ>ド]
と、バレエ「白鳥の湖」のポロネーズ
[ドーード・ドー>シー・<レ>ド>シ<ド]
の
[■ーー■・■ー■ー・■■■■]
律動とはまた別のグループに分類できる
チャイコフスキーのポロネーズである。「眠りの森の美女」だから、
ポロ寝ズな律動が与えられたのかもしれない(※)。ちなみに、
「オネーギン」第3幕冒頭のポロネーズは、こちらの
[■ー■■・■ーーー・ーー■ー]律動グループに属する。
バレエ「眠れる森の美女」のポロネーズの第2主題は、♪****
ソー│<ラー、ラッラッ・ラーッラーッ・ラーッラーッ│ラーッ、ラー・<ドー、>シーッ・>ラーッ、>ソー│
<ラー、ラッラッ・ラーッラーッ・ラーッラーッ│ラーッ、>ソー・>ファー、>ミーッ・>レーッ、<ソー│
<ラー、ラッラッ・ラーッラーッ・ラーッラーッ│ラーッ、ラー・<ドー、>シーッ・>ラーッ、>ソー│
<ラー、ラッラッ・ラーッラーッ・<ドーッドッドッ│ドーッドーッ・<ミー>レー・>ソーッ♪
そのあと、主要主題が戻り、中間部に入る。
→[無調号(ハ長調)]
*****♪
ソーッ●>ミ<ファー●>レ│
ドーーーーーーー・<ミーーー●●●●・>レーーー<ファーーー│
>ミーーーーーーー・<ソーーー●●>●●●・<ドーッ●>シ<ドー>ミ│
<ソーーーーーー・>ファー●<ソ>ファー●<ソ・>ミー●<ファ>ミー●<ソ│
>ミーーーーーーー・>レーーー●●●●・ソーッ●>ミ<ファー●>レ│
ドーーーーーーー・<ミーーー●●●●・>レーーー<ファーーー│
>ミーーーーーーー・<ソーーー●●>●●●・<ドーッ●>シ<ドー>ミ│
<ソーーーーーー・>ファー●<ソ>ファー●<ソ・>ミー●<ファ>ミー●<ファ│
>レーーーーーーー・<ミーーー●●●●♪
この主題の推移はホ長調で行われる。その間、
トランペットが[運命の律動]を吹奏する。
中間主題が再現され、
→[1♯(ト長調)]
主要主題が戻る。ほぼ形どおりに[a-b-a]が再現され、
主要主題から成る結尾が設けられ、第2拍で曲が閉じられる。
(*cortage=コルテージュ=行列、という単語の意味だけから、ここを
<お伽噺の人物たちの大行進>=森田稔大先生、
<おとぎ話の人物たちの行列>=Wikipedia←上記フランス語からのさらに英訳
The Procession of the Fairy Talesからの日本語訳、
などと訳されてるのを見かける。が、ここでは
「眠り姫」の作者ペローの他の童話・お伽噺の主人公たちが
次から次へと登場して「ずらりと顔を並べ」て「勢揃い」した「顔見せ」、
の場面である。これを日本語では(※)オン・パレードと言う)
「Allegro moderato e brillante、3/4拍子、1♯(ト長調)」
(アッレーグロ・モデラート・エ・ブリッラーンテ=速すぎも遅すぎもしないアレグロで、そして、華々しく)
このナンバーは[a-b-a-c-a-b-a]という
小ロンド形式(あるいは3部形式)の構造である。
(a=主要主題、b=第2主題、c=中間主題)
第3トロンボーン+ティンパニのトレモロ+そのオクターヴ下の
コントラバスの属音の低奏通音だけが第1拍に出され(mf)、次いで、
第2拍に、ホルン1管+ヴィオーラが属和音の第5音を、
ファゴット1管+チェロが属和音の第3音を重ね、
ファゴット1管+vnセコンドが根音を上乗せして
第3拍で第7音に降り(つまり属7だったということ)、
第3拍の後半からクラリネット2管+vnプリーモが、この
ポロネーズの主要主題の断片を奏し出す。そして、
第22小節第3拍後半からこのポロネーズの主要主題が提示される。****♪
ソー│<ラー、<シッ<ドッ・<レーーー・ーー、>シーッ│
<ド<レ>ド>シッ>ラッ・>ソーーー・ーー、>ミー│
<ソーッ、>ファッ>ミッ・>レーッ<ファッ>ミッ・>レーッ<ミッ>レッ│
>ドーッ<ミッ<ファッ・<ラーッ>ソー・ーー、ソー│
<ラー、<シッ<ドッ・<レーーー・ーー、>シーッ│
<ド<レ>ド>シッ>ラッ・>ソーーー・ーー、>ミー│
>レーッ、<ミッ<ソッ・>ミーッ<ソッ<シッ・>ソーッ<シッ<レッ│
>ラ、<シ<ド、>シ・>ラーーー・>ソーッ♪
(表記の都合上、音価を均等化した部分あり)
この主題の最初の小節の律動は、
[タータタ・ターーー・ーーター]
である。2番めの小節も修飾音を本来の形に戻せば、
[ドー>シ>ラ・>ソーーー・ーー>ミー]
であり、やはりその律動は、
[■ー■■・■ーーー・ーー■ー]
である。これは、
交響曲第3番第5楽章のポロネーズ
[ドーード・ドー<レー・<ファ>ミ>レ>ド]
と、バレエ「白鳥の湖」のポロネーズ
[ドーード・ドー>シー・<レ>ド>シ<ド]
の
[■ーー■・■ー■ー・■■■■]
律動とはまた別のグループに分類できる
チャイコフスキーのポロネーズである。「眠りの森の美女」だから、
ポロ寝ズな律動が与えられたのかもしれない(※)。ちなみに、
「オネーギン」第3幕冒頭のポロネーズは、こちらの
[■ー■■・■ーーー・ーー■ー]律動グループに属する。
バレエ「眠れる森の美女」のポロネーズの第2主題は、♪****
ソー│<ラー、ラッラッ・ラーッラーッ・ラーッラーッ│ラーッ、ラー・<ドー、>シーッ・>ラーッ、>ソー│
<ラー、ラッラッ・ラーッラーッ・ラーッラーッ│ラーッ、>ソー・>ファー、>ミーッ・>レーッ、<ソー│
<ラー、ラッラッ・ラーッラーッ・ラーッラーッ│ラーッ、ラー・<ドー、>シーッ・>ラーッ、>ソー│
<ラー、ラッラッ・ラーッラーッ・<ドーッドッドッ│ドーッドーッ・<ミー>レー・>ソーッ♪
そのあと、主要主題が戻り、中間部に入る。
→[無調号(ハ長調)]
*****♪
ソーッ●>ミ<ファー●>レ│
ドーーーーーーー・<ミーーー●●●●・>レーーー<ファーーー│
>ミーーーーーーー・<ソーーー●●>●●●・<ドーッ●>シ<ドー>ミ│
<ソーーーーーー・>ファー●<ソ>ファー●<ソ・>ミー●<ファ>ミー●<ソ│
>ミーーーーーーー・>レーーー●●●●・ソーッ●>ミ<ファー●>レ│
ドーーーーーーー・<ミーーー●●●●・>レーーー<ファーーー│
>ミーーーーーーー・<ソーーー●●>●●●・<ドーッ●>シ<ドー>ミ│
<ソーーーーーー・>ファー●<ソ>ファー●<ソ・>ミー●<ファ>ミー●<ファ│
>レーーーーーーー・<ミーーー●●●●♪
この主題の推移はホ長調で行われる。その間、
トランペットが[運命の律動]を吹奏する。
中間主題が再現され、
→[1♯(ト長調)]
主要主題が戻る。ほぼ形どおりに[a-b-a]が再現され、
主要主題から成る結尾が設けられ、第2拍で曲が閉じられる。
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