Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

Fantasticな夜 ~Fantastic Tour DVD

2008-07-15 23:37:53 | DVD
待ちに待った奥田民生のDVD、Fantastic Tourを購入。
3月に北海道厚生年金会館でライブを見て以来待ち続けたが、ようやく。

このDVDはツアー最終公演を収録したものだそうですが、なんとまぁ、自由な(笑)。
生でライブを見た感じでは、自由な中にもタイトで緊張感ある締まった演奏だった(MCはいつも通り結構グダグダ)。DVDもそうなんだが、随所に思った以上に自由なところがある。肩の力を抜いたというんだろうか。

とは言っても、全体的にボトムの低い安定した迫力、やはり後半の音のごっつさはあの日見たとおり。
なんと言っても、「鈴の雨」がハイライト、と思ったら、特典映像も鈴の雨のギター中心の画と音にしたバージョン。
いや~すげぇ、このバンド。もはや異次元。
やっぱ、民生のキャリア最高のライブツアーだと思う。


詳しくは、まぁ買って見なさい(笑)。あらゆる音楽DVDの中でも久々に金払う価値ある作品だから。


マシマロの歌い出しグダグダ。♪あめぇ※わむぇ◎■△…て(笑)
すげぇな。これ入れちゃうなんて。





絵になる男

2007-11-13 23:18:18 | DVD
ポール・マッカートニーの映像集、The McCartney Years(日本盤タイトルはポール・マッカートニー・アンソロジー 1970-2005)を無事、発売日前日に購入できました!!。
残業が微妙にあり、帰りにCDショップに寄ろうと思ったところ閉店時間が過ぎてしまい、明日から出張、週末まで見れないかと思ったものの、24時まで開店している大型書籍・CDショップがあるので安心。今見ているところです。

WINGSPANを見て危惧したとおり、70年代の映像はやはり保存状態が悪かったのか、だいぶ痛んでますね。80年代後半に発売された、86年までのポールのソロキャリアを総括したビデオに収録されたプロモと見比べるとだいぶ劣化しているのがわかります。もっと早く作業を始めていれば、、、との感が。とはいえ、DTS/5.1サラウンドにミックスされたサウンドの素晴らしさ!。また、80年代以降の映像はまだ劣化が進んでおらず、それなりに修復されています。言うならば、編集スタジオでフィルムで見る映像、録音スタジオで聞く音声に近いのではないかと思います。

なんにしても、この分量で見るポール。これでも上澄みだと思いますが。満足なような満足でないような。収録時間375分だそうですよ。
ポールの絵になること…


俺的にメインはdisc2です。
付けられているタイトルが、「ベスト・オブ・ポール・マッカートニー 1983-2005」ですよ?。こんな日が誰が来ると思ったことか。都合の悪い時代は割とオミットする傾向にあるポールにして、これ。RHINOスタッフ、GOOD JOB!!。
このタイトルを見て、ターゲットは俺、と思ってしまったもんね。同じくターゲットは自分、と思いそうな人を俺は何人か知っている(笑)。
WINGSPAN発売時に、wingsと、中途半端にその後売れたヒット曲を入れて、84年までを総括したポールに不安を感じたのは俺だけではあるまい。それとも映像集ならOKと思ったか、ポール。
フィギュア・オブ・エイト、プリティ・リトル・ヘッドの別バージョン音源収録は快挙と言っていいと思う。
そうか、この時代のベスト盤を作るとしたらこうなるか。でもストラングル・ホールドは欲しかったな。

曲順もなかなか良い。ワンス・アポン・ア・ロング・アゴーも忘れられてないし。断崖絶壁でのギターソロが格好いい。この映像が発表された87年、盟友ジョージ・ハリスンも岸壁でザッパーンと波を浴びながらギターを弾くPVを作ってますね。意外とよく似た二人。

謎なのが、オフ・ザ・グラウンドの映像がちょっと劣化しているのと、回転数が早いこと。マスターテープの保管、悪くない?。ジョン・レノンのDVDは古いものでももっと画質が良かったような…

頻繁にオンエアされたような映像は画質がいいんだよなぁ。カミング・アップとか明日への誓いとか。
カミング・アップは画質がよすぎて合成の跡がくっきりと見える。それでもあの時代でこのクオリティはなかなかのものでは。結構力入ってますね。日本で逮捕・公演中止の後であのノリノリ具合というのもちょっとイラっとしないでもないですけども。

それにしても、Driving RainからのPVが一切入ってないのはなぜ!?。このアルバムを気に入ってない方(Flaming Pie好きに多いんだよな~)あんまり批判しないで下さいよ。また、このアルバムがなかったことになってしまうようなことになるかもしれないし…(ヘザー絡みかもしれないけどさ)。

それはともかくとして、RockShow映像もどうなんだこれ?タイトルが出た瞬間、演奏前のフラッシュたかれた瞬間に出てくるポールを見ようと、ビデオの一時停止を押して押して押しまくったのを思い出したけど、本編に入ると、確かに画質が良くなっているような感じはするんだけど、ある部分ではビデオテープの方が画質がいいところもあるような気が。。。やはりマスターテープの劣化か。WINGSPAN収録のJetの方がグレードアップした感じはあったんですけども。
あの、バングラデシュ・コンサートの変わり具合からするとそれほど感動するアップグレードぶりではなかったりする。すみません辛口で。フィルムのグレードの違いかもしれませんが。。。
回転数が通常に戻ったのは評価できると思います。また、あのRock Showの音源がリマスタリング(&サラウンドリミックス)されたという事実だけでも素敵だ。聞いたことのない音もクッキリ入っている。でもどうせならこの程度でお茶を濁さずに完全版を見たい(レディ・マドンナの前のMCにときめいた)。

グラストンベリーは最新のポールといったところで、04ツアー最終幕だけ会って気合いが入っていて演奏も意欲的。Band On The Runのベース、Let Me Roll Itの最後のギターソロも冴えている。


いいところ、悪いところそれぞれ書きましたが、悪いところと言っても気になるだけで悪いとは思ってません。
それよりも謎なのが、Band on the runのPV。なんでビートルズなの?(イエロー・サブマリン風だし、イエロー・サブマリンに参加した画家・ピーター・マックスが書いたと思われるイラストも登場。)。
あとMamuniaのPV、どう見てもあの主役(アニメ)はジョン・レノンでしょう。
本当に発表当時に制作されたプロモだとしたらお蔵入りになるのはわかるけどそもそもなんであんなのを作ったんだろうと思う。まだ見てないけどコメンタリーを見たらわかるのでしょうか。

まだまだ知らないことがたくさんだー!!。
これだけの分量なのに、全く全てを見た気にさせてくれないポール!素敵だ!!。
墓場まで一緒についていきます!!。

いずれにしても最高のクリスマスプレゼントです(まだ早いか!?)。




R65

2007-09-02 12:04:37 | DVD
一昨日、CDショップのDVDコーナーの一角にあるお笑いコーナーを見ると、相変わらず働くおっさん劇場やすべらない話が目立つところに陳列されているのだが、興味を惹く見たこともないDVDがあった。


タイトルはR65。渋い老人の姿と、老人魂、という言葉がでかく書いてあるジャケットに惹かれ、裏を見ると、なんとも…。

↓こんな事が書いてありました。

話題騒然!!
65歳以上のシルバー世代が主役の、異色ロケバラエティーがついに登場!!

謎のシルバー専門放送局「R65チャンネル」で放送中の人気ドキュメント番組…。そこに登場するのは、カリスマデザイナー、テクノミュージシャン、「うんこ川柳」創始者など、目を疑うような老人ばかり。いったい、彼らは実在するのか?それとも全てがフェイクなのか?どこまでがホントでどこからがウソか、にわかには判別不可能な、前代未聞の「シルバー・モキュメンタリー」奇跡的完成!

2007年問題、高齢化社会を新たな切り口でエンターテイメントに昇華した問題作。もはや時代は若者が主役ではない、シルバー世代の時代なのだ!

収録内容:
●「THE SILVER GENERATION」
・ カリスマデザイナー 小出登志男(82)
・ テクノミュージシャン 河西文治(77)
・「うんこ川柳」創始者 武蔵寛(78)

●銀色コミックのススメ
熱血編集長・胡桃けんいちろうが全国を奔走!
彼の夢であるシルバー漫画雑誌は創刊できるのか!?

●街角シルバー
日常に潜む「法則」を発見する法則発見家・阿部芳治さん(66)から情報をい
ただきました。

●Music Emperor
平均年齢74歳のロックバンド「HEAVEN」を大特集!
デビュー曲「メモリー」の全貌があきらかに!


と、惹かれる人なら惹かれるでしょう。
個人的にツボだったのが、うんこ川柳とテクノミュージシャンKASWAI。
呑んだ席の思いつきだよなぁ、これ、なんて思いながら見てました。企画会議に参加してぇ。いい仕事しまっせ(笑)。

あとエンディングテーマを担当するシルバーロックバンドのHeaven。TOSHIWOさんのビブラートかかった歌に悶絶。しかもビジュアル系っぽい曲調だし。

みんな役者さんなんだろうけど相当リアルだ。なんでこんな風に普通を装った演技が出来るんだろう。胡桃けんいちろうさんなんて、こういうやばい人いる!って感じだし。
やらせよりこういう風に最初からウソです、って言ってるものの方が、面白いと思いました。




tomita lab concert

2006-11-14 19:26:48 | DVD


昨日に引き続き、DVDネタです。
昨日のおっさんとは打って変わって冨田ラボのライブDVDです。
タイトルはTomita Lab Concert at SHIBUYA-AX 2006.3.19。

とにかく音がメチャメチャ良いです。
冨田ラボの作品に参加したゲストが次々登場するスタイルですが、それぞれのヴォーカリストもさることながらそれに絡む、冨田のローズピアノやギターがまた良い。
ギターはストラトでとてつもなく心地よいフレーズを弾きまくってます。時にカッティング、時に激しいソロ、時に甘いソロ、といった感じで変幻自在ですが、基本はフュージョンのバンドを見ているようです。
日本のコンテンポラリーポップスにフュージョンのアレンジを持ち込んだ男、もっとやってくれ!って感じですね。

CDでは生を超えた生ドラムサウンドを、生音のサンプリングで打ち込みしてますが、それをどう再現するかと思いきや、あの村石雅行が完璧にサポートしてます。正直あの味を出すのは難しいのではないかと思ったけれど、唸ってしまった。すごい。特に本編ラストの「恋は傘の中で愛に」正直中盤のドラムソロはやったとしても中途半端なお茶濁しだろうと思っていたら・・・とんでもない!。生ならではの素晴らしいフレーズに変わっていました。ずげ~。

冨田ラボについて軽く解説すると、アレンジャー冨田恵一のソロプロジェクトでこれまで関わってきたアーティストが参加したソロアルバムを2枚リリースしてます。これまでの冨田の仕事の有名どころはMisiaのEverything、中島美嘉のStars、WILL、平井堅のRing。その他、キリンジで全面的にプロデュースをしていました。聴けばすぐ冨田とわかる音像で、上に書いたように特にドラムの音が特徴的。

CDではほぼ全ての楽器を演奏する冨田。ライブでは凄腕アーティストと豪華管弦楽(なんと俺の買うCDの8割にクレジットされている?金原千恵子ストリングス!!に村田陽一・山本拓夫!!)により完全にあの音が再現されています。ここまで音のいい高品質のライブ盤はなかなかないです!。山下達郎のライブの映像化が望まれない現状では、オーディオ的にこれが日本ロック&ポップのライブDVD最高峰と思われます。
必見です。


出演
冨田恵一
キリンジ
高橋幸宏&大貫妙子
CHEMISTRY
SOULHEAD
畠山美由紀
Tica
田中拡邦(ママレイドラグ)
Ryohei
Saigenji
ハナレグミ

もちろん音だけじゃなく、曲がいいのがオススメの理由です
2枚のソロアルバムがメチャメチャ好きな私にとっては夢のようなライブ盤です。ムリしてでも見に行けば良かったかな。でも渋谷AXで聴くより部屋で聴いた方が音はいいはず(負け惜しみ・・・)。
ザ・バンドのラストワルツ的な品の良い雰囲気の中でソウル/ポップを味わえます。

私としては「香りと影」を歌うキリンジが見れたことが最高ですね。通常のライブでは絶対聴けないだろうけど、この曲大好きなんです。つくばでの新緑の時期を思い出します。この曲が紹介されたときの観客の大きな完成も嬉しい。みんな聴きたかったんだよ。
泰行の声も安定していて最高。これはみんなに見せたい!これがキリンジの実力じゃ!(んが!高樹が不安定・・・わざわざ椅子に座って歌に専念してるのになぁMCは抜群)。冨田氏とキリンジ、この3ショットは2001年のツアーぶりに見た。この3人が組むと、ジョージ・マーティンとビートルズですよ、まるで。

ママレイドラグの田中拡邦も黒いストラト持ってなんだか最近のクラプトンみたいな音出しててでいいです。鈴木茂っぽい感じもします。
Saigenjiの「太陽の顔」!これが好きでこれが出た年のライジングサンでSaigenjiのステージを見たけど、この曲歌わなかったんだよな~。やっと聴ける。
あとはやっぱりハナレグミの「眠りの森」!!いい曲だよなぁ~うんうん。なかなかカラオケで冨田ラボがあるのを見ないけど、これだけはどのカラオケにも入ってるだけあって。。。(最近、UGAに香りと影が入っているのを発見して驚喜した!)。

と、ここ5年ほどの夢が叶いました。