『大発見』とは東京事変のニューアルバム。
私が愛してやまない日本の2大バンド、ユニコーンと東京事変のアルバムが2ヶ月連続で発売されるというのは喜ばしいことです。アンダーグラウンドに押されがちな、日本のメインストリートな音楽シーンですが、ここのところは捨てたもんじゃないと思いますね。
今日、発売日より1日遅れで『大発見』をゲットしました。
以前は何日も待ちどおしくて必ずフラゲしていたものですが、人口3万人を切り書店が1件もない街に住んでいると手にいれようにも入らず、休日まで我慢できるようになりました。
でもなんか今回は気になって街1件しかないレコード屋に行ってみたらなんと初回盤が5枚くらい売っていた(笑)。
なんで気になったんだろうか。
前作『スポーツ』は曲的には3rdの『娯楽』よりは好みだけど、衝撃度は娯楽の方が上、みたいな複雑な心境を持って聴きました。娯楽の頃はまだ何が出ても夢中で聴ける時期だった。でも事変メンバーのみの曲路線に付いていけず『無罪モラトリアム』からずっと追いかけ続けた状態から離脱してしまいました。林檎仲間がらみの悲しいことや複雑な心境になることが多かったこともあって。そのほかハッキリ言ってしまえば、サウンドがのっぺりしているように感じたのもある。ドラムサウンドが毎度同じという。バンドの演奏がとてもうまいんだけど完璧すぎてグッとこない、トレースされたような正確さみたいな。しかし相変わらず質は高いし、個人的にあんまり好みじゃなかったのでしょう。
でも発売のたびに買って聴いていたし、林檎班にも入っていてライブは必ず行っていた。
今作はアルバムタイトルが2文字だったものが3文字に(前作の『スポーツ』は競技というタイトルも付いていた。)。各曲のタイトルのシンメトリーがなく、一律7文字。これは大きな変化を視覚的に感じた。あと作曲を2名で行っている曲が5曲もある。
アルバムを一通り聞いた感想ですが、前作よりもメロディがバラエティに富んでいる感じがする。アレンジがバンドらしい豪快さを感じる。『大人』以来にグッときた。
思うに、『娯楽』以降はベースよりもギターが面白いのがあまりグッと来なくなった原因だったんだろうかね。『大発見』もギターの方が面白いけど、全体のサウンドが面白い。
1曲目、『天国へようこそ』から始まるとは。1曲目シングルというパターンてなかったんじゃなかろうか。しかもアレンジが変わっている。色んな意味で潔い。
『新しい文明開化』、とてもいい(サビに入る時、この世の限りをどうしても思い出してしまう。でもってギターソロが布袋っぽい)。
『禁じられた遊び』もかなり好きです。かつての椎名林檎/東京事変から離れないイメージも感じつつ同じじゃないところが。
『ドーパミント!』はシングルの方が好みだけど、この位置に入るならこのアレンジでいいと思う。ライブではどちらのバージョンでやるんだろうか。断然前者を聴きたい。
『恐るべき大人達』(凄いタイトル。全部凄いけどこれは特に・・・)や『21世紀宇宙の子』。これは師匠らしい王道さに満ちている。ベタだけどこういうメロディを提供するメンバーがいてこそバランスがとれるというもの。こういう曲が入っているところがこのアルバムのいいところ。
先行シングルの『空が鳴っている』も師匠の作。もうイントロからいい。こんな音はひさびさ。『遭難』の構成を思い出す系統だけど、それをドラマティックさとダイナミックさ方面に傾けた感じ。職人芸ですね。
浮雲の曲は毎度ソウル系が1曲あり、クオリティが高い。今回のは特にいい。
そして伊澤一葉は半数に作曲者としてクレジットされています。事変において、林檎と並ぶメインソングライターとなっている伊澤一葉。メインなんだからもっとがんばれと思ってたけど今回なかなかいいです。
ということで、このアルバムは曲がいい!。師匠のソングライティングが今回特に冴えている。
そして真にバンドサウンド。好きです。
アルバムがこんなにいいなら、ライブのチケット取ってもよかったかな(少し後悔)。
私が愛してやまない日本の2大バンド、ユニコーンと東京事変のアルバムが2ヶ月連続で発売されるというのは喜ばしいことです。アンダーグラウンドに押されがちな、日本のメインストリートな音楽シーンですが、ここのところは捨てたもんじゃないと思いますね。
今日、発売日より1日遅れで『大発見』をゲットしました。
以前は何日も待ちどおしくて必ずフラゲしていたものですが、人口3万人を切り書店が1件もない街に住んでいると手にいれようにも入らず、休日まで我慢できるようになりました。
でもなんか今回は気になって街1件しかないレコード屋に行ってみたらなんと初回盤が5枚くらい売っていた(笑)。
なんで気になったんだろうか。
前作『スポーツ』は曲的には3rdの『娯楽』よりは好みだけど、衝撃度は娯楽の方が上、みたいな複雑な心境を持って聴きました。娯楽の頃はまだ何が出ても夢中で聴ける時期だった。でも事変メンバーのみの曲路線に付いていけず『無罪モラトリアム』からずっと追いかけ続けた状態から離脱してしまいました。林檎仲間がらみの悲しいことや複雑な心境になることが多かったこともあって。そのほかハッキリ言ってしまえば、サウンドがのっぺりしているように感じたのもある。ドラムサウンドが毎度同じという。バンドの演奏がとてもうまいんだけど完璧すぎてグッとこない、トレースされたような正確さみたいな。しかし相変わらず質は高いし、個人的にあんまり好みじゃなかったのでしょう。
でも発売のたびに買って聴いていたし、林檎班にも入っていてライブは必ず行っていた。
今作はアルバムタイトルが2文字だったものが3文字に(前作の『スポーツ』は競技というタイトルも付いていた。)。各曲のタイトルのシンメトリーがなく、一律7文字。これは大きな変化を視覚的に感じた。あと作曲を2名で行っている曲が5曲もある。
アルバムを一通り聞いた感想ですが、前作よりもメロディがバラエティに富んでいる感じがする。アレンジがバンドらしい豪快さを感じる。『大人』以来にグッときた。
思うに、『娯楽』以降はベースよりもギターが面白いのがあまりグッと来なくなった原因だったんだろうかね。『大発見』もギターの方が面白いけど、全体のサウンドが面白い。
1曲目、『天国へようこそ』から始まるとは。1曲目シングルというパターンてなかったんじゃなかろうか。しかもアレンジが変わっている。色んな意味で潔い。
『新しい文明開化』、とてもいい(サビに入る時、この世の限りをどうしても思い出してしまう。でもってギターソロが布袋っぽい)。
『禁じられた遊び』もかなり好きです。かつての椎名林檎/東京事変から離れないイメージも感じつつ同じじゃないところが。
『ドーパミント!』はシングルの方が好みだけど、この位置に入るならこのアレンジでいいと思う。ライブではどちらのバージョンでやるんだろうか。断然前者を聴きたい。
『恐るべき大人達』(凄いタイトル。全部凄いけどこれは特に・・・)や『21世紀宇宙の子』。これは師匠らしい王道さに満ちている。ベタだけどこういうメロディを提供するメンバーがいてこそバランスがとれるというもの。こういう曲が入っているところがこのアルバムのいいところ。
先行シングルの『空が鳴っている』も師匠の作。もうイントロからいい。こんな音はひさびさ。『遭難』の構成を思い出す系統だけど、それをドラマティックさとダイナミックさ方面に傾けた感じ。職人芸ですね。
浮雲の曲は毎度ソウル系が1曲あり、クオリティが高い。今回のは特にいい。
そして伊澤一葉は半数に作曲者としてクレジットされています。事変において、林檎と並ぶメインソングライターとなっている伊澤一葉。メインなんだからもっとがんばれと思ってたけど今回なかなかいいです。
ということで、このアルバムは曲がいい!。師匠のソングライティングが今回特に冴えている。
そして真にバンドサウンド。好きです。
アルバムがこんなにいいなら、ライブのチケット取ってもよかったかな(少し後悔)。