Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

Projekct

2007-06-28 21:09:15 | 音楽
タイトルはキング・クリムゾン風です。わかる人はあまりいないと思うが。。。

久々にバンド始めました。民生のコピーバンドです。
まだメンバーは揃ってないけど。音を出した手応えはかなりいいものだった。ある程度いいものが出来る見通しがあったので結成に踏み切ったが、想像以上に思い描いていた理想に近いものだった。さらに良くなるでしょう。このメンツなら大丈夫だ。

あとはベースさえ見つかれば。札幌に帰ってきてからのバンド活動では自分が弾いていたのでベースの知り合いがいないんだよな~。
ベースというパートを軽視しているわけではないけど、これから始めたいという人でも全然歓迎したいんです。音を出して楽しいという所から始められれば。




Memory almost fullっす

2007-06-28 20:40:00 | 日常
久しぶりの日記になります。なぜかというと先週書いたけど消えちゃったからです。書き始めて30分以上経って登録しようとすると消えるんだよね~これ。書き直す気が無くなります。

この2週間は非常にいっぱいいっぱい。Memory almost fullという言葉が何度頭にちらついたことか。。。
8月まででいいという認識の下に続けていた仕事を1週間で結果を出せと言われたのが2週間前。毎日夜遅くまで色んな人の力を借りながらなんとか終わらせたらこの1週間はそのまとめ。毎日3~4時間しか寝れない日が続いてますが、月曜は昼飯を食ったっきり、AM3時までメシ抜きで働きました。これには泣けました。結局食わないで寝たけど。
今日は先が暗くないことがわかりちょっと解放されてます。なにせMemory almost fullですし。
それにしてもMemory almost fullを体感して思ったけど、「追憶の彼方に」って邦題全然違うじゃん。確かに1日前の記憶が追憶の彼方に行ってしまってるけどさ(笑)。

そのMemory almost full(By Paul McCartney)ですが、何度聞いても飽きません。こんなの久しぶり。明るさ、メロディの展開、若さ、変幻自在のボーカル、斬新なアイディア、といったポールらしさが全て存在している。


あと、大日本人見てきました。とても侘びしい作品です。でもそれが笑えました。あれだけ笑えれば、「お笑いの松本」の映画としての期待は果たしたと言えるでしょう。笑いっていっても、プッて吹き出す感じ。大笑いするよりその程度の笑いが多い方が俺は好きです。

松本には古来のお笑い芸人が持っていた代表的なギャグというものがないが、松本フォーマットのようなあちこちで形を変えて応用しているものがあって、それが随所に見られる。松本の世界ではベタな技法。それが代表的なギャグに当たるものと思う。例えば、勇ましい状態にいる彼が、敵にやられ逃げていくが、それをなじられて、いじけながら言い訳をする、といった気まずいシーン。これを笑える雰囲気に持っていくのが松本ならでは。

長くなったが、この映画は結構万人向けのポップ仕様となっているが、松本ファンも安心、みたいなものも含んでいる。予告で使われているシーンはさわりの部分でした。大日本人だよ!というセリフがあんな切ないシーンで使われるとは予想外でした。
賛否両論あるみたいだけど、松本人志っていつもこうだと思うんだけどね。過剰な期待は見事に裏切ってくれます(笑)。
秋の夕暮れ、バス、枯葉散る公園、アーケード…あの暗さ、俺は期待通りでした。あと、竹内力が…。

結局、神木隆之介はどこに出てきたかわかりませんでした


トラヴェリング・ウィルベリーズ

2007-06-16 11:42:22 | ビートルズ

トラヴェリング・ウィルベリーズの遺した2枚のアルバムがDVD付きセットになって再発されました。札幌タワレコでは限定ボックスバージョンは売り切れと書いてあったが、初めから置いてなかったんじゃないか?。

トラヴェリング・ウィルベリーズとは、ジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、ジェフ・リン、トム・ペティ、ロイ・オービソンから成る、トップミュージシャンによる所謂スーパーバンドである。しかし、企画から力を入れていたわけではなく、偶然が重なり、流れから産まれたバンドなのだそうだ。
それぞれに親交や尊敬の念があったわけだから、それを思えば構想ウン十年という言い方もできるのかもしれない。

ジョージとディランの共演は71年バングラディシュ・コンサートが有名だが、ウィルベリーズでは遙かにリラックスした状態の二人が見られる。そんな状態で、メンバーみんながアイディアを持ち寄って、好きなことをやって出来たのが、こんなに良い音楽だった。
肩の力を抜いて出来たアルバムが大ヒットしたり、グラミー賞をとったりしたのだから、幸せな話だ。

DVDでは、映像や証言から、まず作業の楽しさが伝わる。金のことは頭になく、好きなメンバーと好きなことをしただけ、人生の中でもあんなに楽しい経験はなかった、、等々の言葉が印象に残った。
そんな中、完成後間もなく、ロイ・オービソンが心臓病で突然亡くなってしまう。急遽作成されたプロモからも悲しみが伝わってくる。
セカンドアルバムのVol.3も素晴らしいが、その後パッタリと活動が途絶えたのは不思議だった。メンバーそれぞれ大物なのでスケジュール調整が合わないこともあるのかもしれないが、ロイが亡くなってしまったこともあるのかな、とDVDを見て思いました。ツアーの予定もあったそうだが、5人でウィルベリーズ、ロイとの楽しい思い出とその後の悲しみから、断念したのかもしれない。

ジョージの「バンド内の友情を守る」ことに気を払った、という言葉には深く感銘を受けた。全くそう思う。

ちなみに、始めにこのアルバムが発売された88年。覆面バンドということになってはいるが、正体はバレバレで、テレビでも本名で出てました(笑)。
偶然、新聞でG・ハリスンという文字を見つけ、NHKの音楽番組で見たら、やはりジョージではないですか!(G・ハリスンて、いっぱいいそうな感じがしてました)。
すぐさまバンド名をメモって、レコード屋で購入しました。ビートルズのソロでは割と早い内に聴いた、ていうかリアルタイムでした。でもこれ、ビートルズファンの中ではそんなに聴いてる人いないんじゃないですかね。

ジョージが亡くなった時、輸入盤を取り扱うレコード屋では、ウィルべリーズのCDが入荷していた時期があったが、最近は全く見なくなった。日本盤に至ってはは90年代中盤にはもう売ってなかったと思う。ということで、今回の再発はかなりめでたいです。リマスターされて音が圧倒的に自然な感じになってるし、未発表曲も噂どおりいい曲でした。アンソロジーから入った世代にとっては幻の名盤だったのでは?。

どっちかといえば、よりメンバーの個性が1曲の中にゴチャゴチャに混在しているVol.3の方が好きですが、どちらも名作です!。


追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル

2007-06-09 13:21:04 | 私的ポール・マッカートニー史
ポール・マッカートニー2年ぶりのニューアルバム、追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フルをついにゲット!。

昨日は出張からようやく戻ったものの退社後すぐに同僚と天ぷらを食いに行ったため、手にできなかったが、TOWER RECORD開店直後にゲットしました。



早速聴いてますが、素晴らしい出来です。予想を超えている。20年近くファンやってるが、これほどの手応えはリアルタイムで聴いた初のアルバムFlowers In The Dirt以来かもしれない。
一聴して構造がわからない曲が多く感じたのも、これからどんどん気に入っていく予兆だと思う。メロディがとにかく豊か。ヴォーカルスタイルも曲によって大きく違いバラエティに富み、格好いいシャウトも随所に出てくる。これこそ待ち望んでいたポールだ。

パッと聞いた感じでは、USでの第1弾シングルのエヴァー・プレゼント・パスト、ポールらしいメロディの綺麗なハードロックであるママ・オンリー・ノウズ、バック・トゥ・ジ・エッグに入っているアフター・ザ・ボールを連想させるグラティチュード(こっちの方がよい)、前作に入っているトゥ・マッチ・レインを発展させたようなヴィンテージ・クローズが素直に良い。ダンス・トゥナイトのわかりやすさも素敵だ。きっと一番最近作られた曲なんだろうな。

前作のように、メロディの展開がなんでこっちへ行っちゃうの?というのが少ない。
今作にはとてもストレートであり、しかしポール以外にはない意外な展開、意外でありながら納得してしまうポップさがある。


前作は傑作と言われたが、個人的にはポールらしさが半分くらい欠けた、リハビリ中のようなアルバムに響いた。久々にポールらしいプロミス・トゥ・ユー・ガールも10年くらい前ならB面に留まっていたんじゃないだろうか(そういう曲が好きなんですけどね)。
もっとさかのぼって、97年のフレイミング・パイも渋い傑作と言われたが、手癖で作ったような地味な曲も多く、なにより、制作期が多岐に渡ってる割には小粒な曲が多く、ポールらしい元気の良さに欠けるようでガッカリした覚えがあり、好きな曲も結構あるものの、アルバムとしてはこういうのは作って欲しくないという印象は変わってません。
また、両アルバムに共通するのが、シャウトがほとんどないことです。

ポールの声の衰えはアルバムごとに感じてはいたが、99年のラン・デヴィル・ランはカバー曲中心ではあるものの、シャウトボーカルが全面的に復活したのが嬉しい1枚だった。
01年のドライヴィング・レインは愛妻リンダの死後初のオリジナルアルバムのため、かなりダークな雰囲気だが、心がボロボロの状態で裸一貫の見切り発車をするポールがとても格好良かった。期待通りシャウトも入っていた。曲も荒削りだが、キラリと光るものが多く含まれていた。ファンの中でも評価が分かれ、批判が目に付くが、その後の大復活の原点であり、人間ポール・マッカートニーを感じるとても好きな1枚です。

このドライヴィング・レインはリハビリ的なものと思っていたので、インスタントな仕上げだろうが、次作は、ビートルズの再演がほとんどのワールド・ツアーを経てビートルズ的な神懸かりな曲に近いものを聴かせてくれるアルバムを、好調な喉で歌い、ツアーメンバーと共に制作するものと思っていたので、その布陣で作られた今回のアルバムは少し遅れて届いたものの期待通りのものでした。
間に発表された前作・ケイオス・アンド・クリエイション・イン・バックヤードもこの位置になって初めて異端の作品であることが浮き彫りになり、新たな魅力が芽生えてきました(マッカートニー2のような存在なのではないかと)。


曲中にいろんなアイディアの詰まったものを聴かせてくれる、アルバム中にいろんな声を聴けるのが、ポール・マッカートニーだ、と信じてここまで聞き続けてますが、今回のアルバムはまさにそれです。71年発表のRAMと同じベクトルを向いた、パワーのある作品だと思います。全盛期と言われる70年代のウイングスとしての一連の作品と並べても引けを取らないと思います。
アルバムが出るたびに、良いけど、こういうのよりもっと聴きたいのがあるんだよな~と思い続けて、15年くらい。待った甲斐があった。とても。

かなり感動しました。聴く度に良くなってます。上に挙げた曲以外も素晴らしいです。


ちなみに、買いに行ったついでにスタバを覗いてみましたが、サンバみたいのが流れていました。。。
レジにポールのCDが並んでいたのは嬉しい光景でした。


ロジャー・ウォーターズさん

2007-06-05 23:04:01 | 音楽
最近第三次ピンクフロイドはまり中なんですけど、今回はロジャー・ウォーターズの奔放ぶりがたまりません。

ロジャーさんはベース担当なのですが、元々バンドの中心人物だったシド・バレットさんが薬中になって使い物になくなると、代わりにコンセプトメーカーとして君臨するわけです(かなりはしょってますが)。
その後のロジャーさん独裁のアルバムは、メンバーからの求心力を無くしつつ、素晴らしい出来です。ひとえにメンバーの忍耐力と責任感からなのですが。
でも、どっちがいいとは言えません。
それぞれにベストをつくしたのだから。
解散ではなく、分裂に及び、未だにバンドが続いているのは全メンバーの誠実さからだと思います。
だからこそ、一昨年のライブ8での再結成があったのでしょう。
今見るといかにあり得ない出来事だったのかがよくわかります。

ギルモアのギターの素晴らしさはポールファンならご存知でしょうが、ぜひこの深いピンクフロイドも聴いてみてはどうでしょうか?。