椎名林檎がよくTVに出ている。僕らの音楽3、そして椎名林檎お宝ショウ@NHKでは管弦楽とバンドを、少人数からオーケストラまで従えて、新作平成風俗の収録曲を中心に披露した。
新作の平成風俗については、一部のリスナーから発売前に的外れな非難を受けていたが(
07.2.9の日記参照)、実際発売後は評判も上々。amazonで発売前に星2個半だったのが、星4つまで回復。
ここまで上質な内容のCDを作る人はなかなかいませんよ。内容も既発曲を新しい形で蘇らせた別物、と捉えております。どちらのバージョンも別な味わいがあって好きです。
昨日のお宝ショウでは、罪と罰がリアレンジされていたのが目新しかった。曲の構成が若干変わっていたのもまた工夫が感じられて新鮮だった。
緊張感のある前半から一転、静寂を~♪で一旦静めて、サイレン~♪からの盛り上げがこの曲のクライマックスだと思います(発表当時、この歳でこんな事をする林檎に深く感動した、また、こんな事をしてしまうことに対して笑うしかなかった)。ここはリアレンジしても同じように扱っていたのが嬉しかった。
全体的なアレンジの雰囲気は97年発表のシェリル・クロウのTomorrow never dieからいただいてますが、オーケストラアレンジにすることで、さらに近づいてました。曲は全く別物ですが。という楽しみもあった。
林檎がネコ氏とコラボするときは、購入特典イベントとか、ファンクラブイベントとか古くはライジングサンとか限られたものだったが、こうした面もTVで広く見てもらえると、これまで誤解していて食わず嫌いだった人達も、ちゃんと聞いてくれるので、いいことだと思います。今回の一連の活動でうちの父がファンになったようです(笑)。