☆ 今 日 の 幸 せ ☆

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クルド・イラク

2006-02-19 | ・・・シリーズ、
どこかで、おぼろげながらも、概要を掴んでおかなくてはと、以前、読みかけて中途半端だった本を手にとる。

「クルド・イラク、窮屈な日々/渡辺 悟」

ネット検索すると、ハラブジャ、というキーワードだけで、物凄いヒット数。
順番に読んでいくと、いろんな情報が、積み重なっていき、いったい、アメリカは、何をしたんだろう、と、思わされる。

フリーランスジャーナリストのホームページにも行き当たった。 こういう人達は、命の危険を承知で、かつ、考えられるコネをつかって、仕事の一環として、でかけるのだろうが、それでも、でかけた先の人々に愛情をもっている様子が、記事の文章から、伝わってくる。

インターネットのおかげで、自分の身体は、パソコンの前にいながら、ジャーナリストの人達が苦労して伝えてくれる情報を、まるで、映画でもみるような感覚で眺めている自分がいる。

すごい時代がやってきたものです。

でも、無知からくる、危険性をさけるためにも、今の国際社会では、知っておいた情報が増えてきているような、そんな気がする。 なぜ、この人は、日本にいるの?
そんな状況は、日常茶飯事だし、たとえ、観光でも外国に行く機会が、増えてるもの。

とりあえず、この本から、ちょっぴり纏めたものを、残しておく。

1920:
セーブル条約。クルド人独立を約束するも、反故に。

湾岸戦争をしかけたアメリカはその後、どうしたか?

1992:
PUK, クルド愛国同盟、左派思想、クルド自治領の東半分に
KOP, クルド民主党、伝統的部族社会、コネ社会、西半分

ムハンマド=マホメット
クルアーン=コーラン
ケバブ=イラク風やきとり
ナルギレ=水タバコ

アルビル:クルド自治区の中心都市
サラハディーン:反体制会議が行われた

キルクーク(イラク原油輸出4割)とモスルの石油

パウエル長官の言:
アンサール・イスラムとアルカイダの関係
アンサール・イスラムはアルカイダとイラク政府の仲介役

言語:
アルカイダ→アラビア語
クルド→クルド語
イラン→ペルシア語

貨幣:
クルド→オリジナル・ディナール(もともとつかわれてた)
フセイン派イラク→新イラク・ディナール(フセインの肖像がある、今はどうなったんだろう)

クルディスタン=クルド人の暮らす土地

湾岸戦争後、イラク政府とクルドは断絶して、パスポートがとれない状況。 そこに、苦労して、筆者が、どうやって、はいったかの記述がある。 トム・ハンクスのTerminalという映画が思い出される。

3月31日からは3日間の休日、ノールーズ(クルド人の正月のようなもの)

化学兵器:
マスタードガス→皮膚の糜爛をおこす。
アトロピン→神経ガス中和剤、ただし分量がむずかしいので、素人は使えない。

2003.05.01→イラク戦争大規模戦争終了宣言

その後も、テロ・レジスタンスは続く。
アメリカの為に働く、イラン人も攻撃の的に
戦争は終わってもイラクはよくならない。

スーラ→写真

2004.01.18→グリーンゾーンでの自動車テロ

ドーラの町で、
「何を訴えても、銃を持った人間の理が通用するのが戦争だ」
「人を殺しても、ごめん、ですむ」

(まるで、BSEにかかった牛がいる可能性を前提に、総べての牛を皆殺しにするような感じを覚えた)

イラク人を連行するアメリカ人

CPA(暫定占領当局)
アメリカ兵は、作戦に乗じて金品を奪った。

シーア派→イスラム教徒の1割、ムハンマドの従弟のシーア・アリ・イマームを指導者とあおぐ。人数はすくないが、ファルージャ(親フセイン)には多い。
バグダッドからファルージャへいく途中、アブグレイブ刑務所がある。

スンニ派→ムハンマドと血縁のない4人を後継者にして、イスラムの9割を占める。

イスラムでは男のヒゲには、宗教的意味がある。
イスラムの習わしとして、友の友の悪口は言わない。
そして、客人は、歓迎する。

最後にサマワの自衛隊派遣に対する、現地の人の感想など、取材してる。

アメリカの主権委譲後、どういう状況なのか、これからのニュース、いくらか、状況を想像しながら、聞けるような気がする。

それにしても、極右のイタリアの、Cardelolli氏の、ムハンマド風刺画騒動。 何を考えてるんだか。