☆ 今 日 の 幸 せ ☆

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中世都市の女性たち、読了

2007-02-16 | ・・・シリーズ、
仕事をする女性。

経済的な独立が、同時に市民としての権利も与えてくれる。法廷の訴訟が独立して可能になる。と同時に、義務もはたさなくてはならない。

才覚があって、利益を得ているところからは、君主が、なんとか、税金を取り立てようとするのは、いつも同じ。
その見返りを与えなければ市民は、反乱を起こす。

ヨーロッパ封建社会の発達と中世都市の役割

市民自治体が、君主から特権をかちとる。 これが更に、都市を活気づかせる。

繰り返される疫病で、人口が減ると、男性で働けるものが少なくなるので、それをおぎなう意味でも女性の働きは必要だった。

結婚後の妻の財産は、夫の後見下にあり、妻は自由につかえなかったものが、それでは、商売に差し支えるので、徐々に、妻の権利が拡大。

寡婦に対しては特にいろいろな特権が認められていた。

近代までのヨーロッパ中西部の婦人評価。
家族のために、織物、衣類、日用品をつくれるかどうか。

産業生産物の専門化。 → 同業組合
簡単な機械の制作 → 戦争技術への影響

女性筆耕
芝居、音楽
娼婦(娼家からの収入が宗教的施設維持に役立ったので、公認)

医学とくに産科
繊維産業

女性卸売商は7年の修行のあと、国外取引も可。 貿易商に品物の売買を依頼し、利益の25%を渡す。



主に、ドイツの女性についての記述だが、女性のたくましさが伝わってくる。

ラテン系の国では、どんな生活だったかしら、、、

グルート製造:中世、ビール製造には、ホッブのかわりに、種々のハーブをくだいた「グルート」というもがつかわれていた。ビール製造ももっぱら女性が担ってた。


12、13世紀、尼僧院の増加
女性が教育をうける機会が少なかった中は、その機会を与えてくれた。
貞節を厳しく強いられた時代、それに耐えるには、尼僧院の方が、楽だった。
ただし尼僧院にはいるには、持参金が必要で、裕福な家庭の女子が多かった。

アーヘンの聖マリア寺院への女性の巡礼
カトリックに対する(貧しくても、清潔を旨とする)ベギン会

12歳~16歳の若い女性を男盛り、初老の男性に与える習慣の変化

中世都市の女性たち

2007-02-16 | ・・・シリーズ、
エーリカ・ウイツ

中世:ローマ帝国の滅亡から、ルネッサンス前までという説がある。
1000年ほどということだろうか。

結婚制度や、それに付随する妻の財産。

たしかに、女性の地位は、ひくく押さえられていたが、その働きは無視できないものがある。

イブが、アダモの足もしくは、頭から作られたという説があるそうだが、それを、あばら骨からつくられて、ゆえに、虐げるものではなく、伴侶とするべきだという考えが、中世で、でてきたとは、知らなかった。

イタリアに行く前には、ローマ帝国。 そのほかのヨーロッパ諸国は、中世のお勉強をしていけば、観光旅行が、より興味深いものになりそう。中世の建物が残ってる観光地といわれても、時代と、そのときの生活が、目に浮かんでくると、こないでは、雲泥の差。

「都市の空気は人を自由にする」

19世紀になって、つくられた言葉だそうだ。