☆ 今 日 の 幸 せ ☆

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ドイツ中世の日常生活

2007-02-23 | ・・・シリーズ、
5章にわかれていて、 騎士、農民、商人、手工業者、娼婦その他、という分け方で、違う研究者がだした論文を訳したもの。

とても、読みやすくて、中世の人が、目の前に生き生きと浮かんでくるようだ。

最近は、あまり資料がなくて、研究が進んでない階層的には、下の人々に焦点をあてた研究が盛んらしい。

中世社会史、とか中世日常史というらしい。「軽やかな書物は、歴史書として翻訳されない」という日本アカデミズムの伝統がくずれて,私などは、嬉しいかぎりだ。

ヨーロッパの観光地には、よく中世の建物がよく保存されている地域です、というのがあるが、中世の生活がわからなければ、「フーン」という感じで、「来た、見た、帰った」になる事がおおかった。

旅行の計画を立てるのもいいが、中世関係の本を読んでるうちに、自然に、訪問したい場所が決まってくる。

メモです:

騎士:
騎士の必要性の低下、彼らの住まいの湿っぽくて、薄暗い様子。
貴族は、農民からの貢租は同じでも、生活水準の向上が、相対的に騎士を貧乏にした。

農民:
旧約聖書に、労働は呪い。とある。
農民の労働は、地位の低いものとされた。
村落表胴体は、共同の飲食で強くなる。

商人:
自制のない利潤追求は、法や道徳のいかなる生涯も打ち破る事ができた。
(現代だって、同じ。商品を右から左にうつすだけで、莫大な利潤が得られるとなると、、、)