ビールを飲んで神宮球場をあとにした。とにかくあるいた。坂の下のミスタードーナツの看板から上がって行くと、代々木ゼミナールから夏期講習の予備校生たちがドットでてきた。ぼくは艶やかな彼らの若草の流れるような潮流にはじき出されそうになる。
JR山の手線に乗ると大塚で降車して、ビッグシティーへとあるいた。区民図書館から、踏切を通過するとENEOSのガソリンスタンドがあり、できることなら給油をしたかった。プラスチックの透明なコップのビールで潤したはずの喉がもう渇いていた。
横断歩道を渡り、角を左に曲がると豊島教習所がサンシャインビルに隠れるようにあった。2階建ての室内コースはとても狭いがミニチュアのカーレース場のようで、水色のレーンが渦を巻くような造りだった。
サンシャイン60の最上階からは高尾山のような曲線が薄く見えた。階段で降りて東急ハンズの前で、服は汗だくになってしまった。そしてブックオフでゲームを買って帰宅した。
朝起きると、ポーチを身につけ散歩をした。川べりを朝6時に走った。たまには小川沿いに有酸素運動をするのもいい。その道すがら駅前の商店街のマクドナルドに入って、Lサイズのファンタを飲んだ。
所沢駅から三峰山に向かった。この前会ったクマの親子と一緒に切株をテーブルにしてお茶をした。家から水筒にハーブティーを入れて持ってきていた。小熊はあまり好まなかったようだが、親のクマはハーブティーに喜んでくれてそのままぼくたちは日がくれるまで談笑した。駅まで向かえにきてくれたクマの親子に「またいつかお茶をしましょう」と社交辞令を言うと、手を振る彼らを背に西武秩父線で、ぼくは所沢まで行き、アパートに帰ると眠った。
その次の日、西武ドームに野球を見に行った。僅差で西武が勝ち、ぼくは、可愛らしいビールの売り子さんからプラスチックカップの270円の200mlのビールを購入して、飲んだ。30円は彼女にチップとしてあげたのだがすこし困惑された。後ろの席の客には、冷笑されたが、ぼくはアメリカンナイズなチップ制度を試したことに後悔はしなかった。所沢のアパートに帰ると、眠った。
起きると、雨が降っていた。しばらく晴ればかりの日がつづいていたから、気持ちが落ち着く。
部屋で鹿の木彫をした。淡々と1つは荒く削って鹿の形を作り出した。しかし細部や表面の磨きが残っている。完成までには50%いくかいかないかのものだ。そしてまた鹿の木彫もはじめた形を作り出す作業の途中である。雨は止んでいた。その日はとても暑かった。そして眠った。
次の日、気分転換に喫茶店に行って、そのあとビルの深夜警備のアルバイトを5日連続でした。そして帰宅して、眠った。木彫の継続を進めていくことでしか、深夜のビル警備という楽なのだが高リスクなアルバイト生活から抜け出すには方法がないようだ。
フリーターには無職者も定義的には含まれることもあるらしい。
フリーターからいつはたして正社員になれるのか。就職できるのかはたぶんぼくの甘えた生活と性格の改善に掛かっているのだろう。
所沢のマクドナルドで本を読んで木彫りのイメージの参考にした。
三峰山に行くと、切株をテーブルにしてやはり水筒に入れたハーブティーでお茶をしながらクマに木彫りのアドバイスを貰った。彼はとても適切な、ぼくの木彫りの良い点と欠点を指摘してくれた。帰り際の西武秩父線内で、いつかクマに恩返しできたらいいなとぼくは月の輝く車窓に想いを馳せた。
JR山の手線に乗ると大塚で降車して、ビッグシティーへとあるいた。区民図書館から、踏切を通過するとENEOSのガソリンスタンドがあり、できることなら給油をしたかった。プラスチックの透明なコップのビールで潤したはずの喉がもう渇いていた。
横断歩道を渡り、角を左に曲がると豊島教習所がサンシャインビルに隠れるようにあった。2階建ての室内コースはとても狭いがミニチュアのカーレース場のようで、水色のレーンが渦を巻くような造りだった。
サンシャイン60の最上階からは高尾山のような曲線が薄く見えた。階段で降りて東急ハンズの前で、服は汗だくになってしまった。そしてブックオフでゲームを買って帰宅した。
朝起きると、ポーチを身につけ散歩をした。川べりを朝6時に走った。たまには小川沿いに有酸素運動をするのもいい。その道すがら駅前の商店街のマクドナルドに入って、Lサイズのファンタを飲んだ。
所沢駅から三峰山に向かった。この前会ったクマの親子と一緒に切株をテーブルにしてお茶をした。家から水筒にハーブティーを入れて持ってきていた。小熊はあまり好まなかったようだが、親のクマはハーブティーに喜んでくれてそのままぼくたちは日がくれるまで談笑した。駅まで向かえにきてくれたクマの親子に「またいつかお茶をしましょう」と社交辞令を言うと、手を振る彼らを背に西武秩父線で、ぼくは所沢まで行き、アパートに帰ると眠った。
その次の日、西武ドームに野球を見に行った。僅差で西武が勝ち、ぼくは、可愛らしいビールの売り子さんからプラスチックカップの270円の200mlのビールを購入して、飲んだ。30円は彼女にチップとしてあげたのだがすこし困惑された。後ろの席の客には、冷笑されたが、ぼくはアメリカンナイズなチップ制度を試したことに後悔はしなかった。所沢のアパートに帰ると、眠った。
起きると、雨が降っていた。しばらく晴ればかりの日がつづいていたから、気持ちが落ち着く。
部屋で鹿の木彫をした。淡々と1つは荒く削って鹿の形を作り出した。しかし細部や表面の磨きが残っている。完成までには50%いくかいかないかのものだ。そしてまた鹿の木彫もはじめた形を作り出す作業の途中である。雨は止んでいた。その日はとても暑かった。そして眠った。
次の日、気分転換に喫茶店に行って、そのあとビルの深夜警備のアルバイトを5日連続でした。そして帰宅して、眠った。木彫の継続を進めていくことでしか、深夜のビル警備という楽なのだが高リスクなアルバイト生活から抜け出すには方法がないようだ。
フリーターには無職者も定義的には含まれることもあるらしい。
フリーターからいつはたして正社員になれるのか。就職できるのかはたぶんぼくの甘えた生活と性格の改善に掛かっているのだろう。
所沢のマクドナルドで本を読んで木彫りのイメージの参考にした。
三峰山に行くと、切株をテーブルにしてやはり水筒に入れたハーブティーでお茶をしながらクマに木彫りのアドバイスを貰った。彼はとても適切な、ぼくの木彫りの良い点と欠点を指摘してくれた。帰り際の西武秩父線内で、いつかクマに恩返しできたらいいなとぼくは月の輝く車窓に想いを馳せた。