2008年 アメリカ映画
「瞬間移動が出来るという特殊能力を持った人」=「ジャンプして別の場所に移動する」=「ジャンパー」
この映画のポスター、見たことありますか?なんかものすっごくSF風味の強い、『トータルリコール』のような映画なのかなと思ってしまうようなデザインだったのですが、実際の映画はもっと入り込みやすくもう少し現代世界に近い感じの作品でした。
ミシガン州の高校生デイヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、ある日凍った池(川?)に落ちてしまう。しかし彼はどういうわけだか冷たい水の中から、図書館に瞬間移動して命が助かった。これをきっかけに自分に瞬間移動の特殊能力があると知ったデイヴィッドは、家を出て、悠々自適に、お金は銀行から拝借し、自由な、しかし孤独な生活を送っていた。あの事故から8年。ずっと姿を隠していたデイヴィッドは、当時思いを寄せていたミリーに会いに、地元へ帰る。ミリーと再会したデイヴィッドは、彼女の長年の夢であったイタリア、コロッセオ観光へ連れて行くが、ファーストクラスの飛行機にホテルのスイートルームに宿泊、一般公開されていないような観光地にも連れて行ってくれるデイヴィッドに、疑念を抱く。またジャンパーは自分ひとりだと思っていたデイヴィッドは、同じくジャンパーであるグリフィン(ジェイミー・ベル)と出会う。さらにジャンパーを抹殺しようとする組織の存在を知る。
この瞬間移動、痛みや衝撃を伴うものらしく、易々とやってのけるというのでは無いところが(まぁ、慣れてしまうんだろうけど)面白いなぁ、と思いました。
なんと言ってもこの映画で一番いいのは、ジェイミー・ベル!『リトル・ダンサー』の主演の彼です。この映画大好きすぎて、感想が書けないままです。『リトル・ダンサー』以外で、彼がここまで重要な役どころで登場する映画をこれまで観たことがなかったのだけど、いやー、いい俳優さんになったわー。『父親たちの星条旗』でちょい役で出てるのを観て以来かも。ものすごく孤独だけど、飄々としていてつかみどころが無く、「ジャンパーは自分だけ」と思い込んできたヒヨっ子デイヴィッドを軽くあしらうイギリス人(アイリッシュ?)のグリフィンを見事に演じていました。この映画の軽快なテンポを作り出しているのは、間違いなく彼の演技。彼でなく別の俳優がこの役を演じていたら、全く違った映画になっていたと思う。
サミュエル・L・ジャクソンは、もういつもどおりのあの存在感。何をしても、「俺、サミュエル」なところはさすがとしか言えない。白髪坊主があそこまでにあう人っているだろうか。
実はものすごく驚いたのが、ヘイデン・クリステンセン。あの人、こんなに濃かった?『海辺の家』の恐ろしくなるほどの美少年だった彼が、なんだか大沢樹生(光ゲンジだった人ね)に見えて仕方なかったわ。いや大沢さんも世間的には二枚目なんだろうけど、なんていうの?過剰??毛穴からむせ返りそうな「美男子フェロモン」が出てそうな感じ? ええ、そうなの。私、あんまり濃い顔が苦手なのよね。それに、ヘイデン、角刈りだし。組を敵に回した若い衆が、その強力な力から逃げ惑う、見たいな。いや、違うけど。今思いついただけだけど。
デイヴィッドの凍った川に落ちる、命を狙われる羽目になるという人生の2大ニュースを生み出したマーク(高校の同級生)。あー、なんかさ、気に食わないやつって自分の人生の思い出したくない歴史に、頼んでもいないのに絡んでくるんだよなー。そしてこのマークの馬鹿っぽいところとか、誰にもどうしようもないところがなんと言うか、リアル。
恋人ミリー、きれいだったわ。ミリーの住んでるアパートのインテリアがまた素敵だったなぁ。現在、ヘイデンとミリー(役名)は本当に付き合っているそうです。
結構「がっかり」な感想を周りからは聞いていたのだけど、私はものすごく楽しめました。ただポスターのデザインはやっぱりどうかと思うけど。
おすすめ度:☆☆☆☆
「瞬間移動が出来るという特殊能力を持った人」=「ジャンプして別の場所に移動する」=「ジャンパー」
この映画のポスター、見たことありますか?なんかものすっごくSF風味の強い、『トータルリコール』のような映画なのかなと思ってしまうようなデザインだったのですが、実際の映画はもっと入り込みやすくもう少し現代世界に近い感じの作品でした。
ミシガン州の高校生デイヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、ある日凍った池(川?)に落ちてしまう。しかし彼はどういうわけだか冷たい水の中から、図書館に瞬間移動して命が助かった。これをきっかけに自分に瞬間移動の特殊能力があると知ったデイヴィッドは、家を出て、悠々自適に、お金は銀行から拝借し、自由な、しかし孤独な生活を送っていた。あの事故から8年。ずっと姿を隠していたデイヴィッドは、当時思いを寄せていたミリーに会いに、地元へ帰る。ミリーと再会したデイヴィッドは、彼女の長年の夢であったイタリア、コロッセオ観光へ連れて行くが、ファーストクラスの飛行機にホテルのスイートルームに宿泊、一般公開されていないような観光地にも連れて行ってくれるデイヴィッドに、疑念を抱く。またジャンパーは自分ひとりだと思っていたデイヴィッドは、同じくジャンパーであるグリフィン(ジェイミー・ベル)と出会う。さらにジャンパーを抹殺しようとする組織の存在を知る。
この瞬間移動、痛みや衝撃を伴うものらしく、易々とやってのけるというのでは無いところが(まぁ、慣れてしまうんだろうけど)面白いなぁ、と思いました。
なんと言ってもこの映画で一番いいのは、ジェイミー・ベル!『リトル・ダンサー』の主演の彼です。この映画大好きすぎて、感想が書けないままです。『リトル・ダンサー』以外で、彼がここまで重要な役どころで登場する映画をこれまで観たことがなかったのだけど、いやー、いい俳優さんになったわー。『父親たちの星条旗』でちょい役で出てるのを観て以来かも。ものすごく孤独だけど、飄々としていてつかみどころが無く、「ジャンパーは自分だけ」と思い込んできたヒヨっ子デイヴィッドを軽くあしらうイギリス人(アイリッシュ?)のグリフィンを見事に演じていました。この映画の軽快なテンポを作り出しているのは、間違いなく彼の演技。彼でなく別の俳優がこの役を演じていたら、全く違った映画になっていたと思う。
サミュエル・L・ジャクソンは、もういつもどおりのあの存在感。何をしても、「俺、サミュエル」なところはさすがとしか言えない。白髪坊主があそこまでにあう人っているだろうか。
実はものすごく驚いたのが、ヘイデン・クリステンセン。あの人、こんなに濃かった?『海辺の家』の恐ろしくなるほどの美少年だった彼が、なんだか大沢樹生(光ゲンジだった人ね)に見えて仕方なかったわ。いや大沢さんも世間的には二枚目なんだろうけど、なんていうの?過剰??毛穴からむせ返りそうな「美男子フェロモン」が出てそうな感じ? ええ、そうなの。私、あんまり濃い顔が苦手なのよね。それに、ヘイデン、角刈りだし。組を敵に回した若い衆が、その強力な力から逃げ惑う、見たいな。いや、違うけど。今思いついただけだけど。
デイヴィッドの凍った川に落ちる、命を狙われる羽目になるという人生の2大ニュースを生み出したマーク(高校の同級生)。あー、なんかさ、気に食わないやつって自分の人生の思い出したくない歴史に、頼んでもいないのに絡んでくるんだよなー。そしてこのマークの馬鹿っぽいところとか、誰にもどうしようもないところがなんと言うか、リアル。
恋人ミリー、きれいだったわ。ミリーの住んでるアパートのインテリアがまた素敵だったなぁ。現在、ヘイデンとミリー(役名)は本当に付き合っているそうです。
結構「がっかり」な感想を周りからは聞いていたのだけど、私はものすごく楽しめました。ただポスターのデザインはやっぱりどうかと思うけど。
おすすめ度:☆☆☆☆