さて、その次は宝塚。
宝塚100周年当時(10年前)のトップスターが勢ぞろいした公演
を配信で拝見。
(テレビ画面から↓)
あの頃は、イベント、イベントでみんなが多忙を極めた時期。
当時のメンバーは記憶にないくらいだそうですが、同じ立場で乗り切ったという「結束感」が固そうでした。
キラキラ、生き生きしてましたね。
あれから10年間。
子育て中の人、ミュージカルで頑張る人、小劇場で経験を積んでいる人。。。
それぞれがいろんな経験を重ねての再結集。
やはり、3000人近い観客の前での主演、そして多くの記念行事で組の顔として活躍してきただけあって、終結するとオーラと貫禄が違う。
改めて、5人の個性がバラバラで、しかも変わってなくて、面白かった
歌やダンスが傑出した技量でなくても(失礼)、選ばれたからには自信を持って披露する。
それくらいの意気込み、気合いがないと、宝塚ではスターになれないな、と。
今は優等生が多めなのかな。ご時世と言いますか。
やんちゃさとか、ピリッとした緊張感が感じられる人、減ったよなぁ
だから、どこか物足りないのかな?
同期で首席の蘭寿とむさんと同じ組になり、良きライバル関係で競い合って、結果、それぞれ同時期にトップになる。
思ったことはハッキリ口にする、潔さ。
ぜーんぜん変わってなかった。好きだなぁ。
みんなから「ジャイアン」と呼ばれてたけど、言い得て妙
同じく、宙組で主演を務めてた
凰稀かなめさん。少し貫禄出てましたが、美しさと色気に磨きがかかって、見とれてました。
当時のメンバーで最下級生とのことでしたが、そんなことは微塵も感じさせないキラメキと貫禄があった。
クールで、愛想を振りまかない。声が良くて、お芝居が好きでした。
星組柚希さんの後任でトップになった北翔さん。専科経験者で、多くの人達と関わってきただけに、現役感が溢れてて。しかも、昭和感があって。古き良き時代を継承してきたのだなぁと。こういう方には、専科で残ってほしかったんだけど、これも劇団の人事ってやつで。
最近退団した花組の柚香さん。
現役時代は絶大の人気を誇ってましたが、このメンバーの中ではまだまだ新人、という感じ。
バックダンサーとして出演の面々も、組や専科で残ってくれてたらな…と思う人ばかり。
特に。愛月ひかるさんは独自の個性、こだわりが際立っていて、本当に退団が惜しまれる。
1部はいろんなコンビでの、パフォーマンス。
2部は宝塚の懐かしナンバー。
正直、全編現役時代のナンバーなのかと思ってたので、個人的にちょっと物足りなく。。。
他のOG公演とは一線を画す、今の最高のパフォーマンスを披露する、という感じなのかな。
退団後、一線から離れてた方も多かったけど、いざ舞台に立てばそこはプロに戻る。
そこはさすがです。
ファンはもとより、多くの現役の人たちに見てもらいたいな、と思う力強い舞台でした。