はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

時代劇三昧 「柳生一族の陰謀」~「そろばん侍風の市兵衛」 。

2020-04-12 15:29:12 | 記録:歴史・時代劇

家にこもる日は、結局「時代劇三昧」で終わってしまいます。

何度も見てわかってるんだけど、「定番」「王道」で、スカッとスッキリ。

 

今週も、「暴れん坊将軍」とか、北大路欣也さんの「隠密奉行朝比奈」とか、内藤剛志さんの「はんなり菊太郎」とか、好きな作品を見まくってましたが、ちょっと毛色の変わった作品があったので、書き留めてみました。

吉田鋼太郎さん主演 「柳生一族の陰謀」

 NHK HPより

いや~、久しぶりにテレビドラマで、しかもNHKで、「ここまでやっていいの」と思えるほど、首やら血しぶきやら飛ぶわ、陰謀に次ぐ陰謀の応酬で、アクションも派手で、ドキドキしましたねぇ

萬屋錦之介さん主演の映画は、記憶の彼方、CMで「これは夢じゃ」と首を持って絶叫するシーンを覚えている程度。ちゃんと見たことはないのですが、それはそれは、当時の超豪華キャストがそろってたと。いわゆる「東映」、そして「歌舞伎」の流れを汲むような、豪華絢爛な映画だったと。

そして、今回、錦之助さんが演じた柳生宗矩を、吉田鋼太郎さんで。
この作品をリメイクできるとしたら、時代劇の絶対的若手スターがいない今、舞台系、それも、シェークスピアか、新感線か。そうなると、鋼太郎さんしかいないのが、よくわかりましたね。主演だけど、悪役?というか、熱さと冷徹さと圧力、そして目力・・・さすがでした。どうしても、深作作品と比べられがちで、それも仕方ないですけど、全然負けてない。現代では、あの人しかいないです。ラストなんてもう、シェークスピア作品見てるみたいでした。

この作品自体、蜷川さんや井上ひでのりさんで演出されてもおかしくないような、それほど、熱量があって、奇想天外で、派手でスピーディーなアクション満載で。大河以外のテレビドラマでは、久々にかなり力が入ってたのでは??

父、宗矩と対峙する柳生十兵衛には、溝端淳平さん。
この役は、千葉真一という、十兵衛の生まれ変わり?というべき代表的俳優がいるので、誰が演じても比較され、分が悪い。溝端さんも「濃さ」という点では、薄さは否めなかったけど、彼の演じる十兵衛は、純粋で真っすぐな印象で、それがあの父の「悪役感」を間接的に増長させた感じがしました。


脇も、「え、出番これだけ?」というくらい、一癖も二癖もある俳優陣がどんどん登場してきて、それを見てるだけでも面白かった。今回、Tweetの反応を読みながら見ていましたが、評価が高いように思えたのが、小笠原玄信斎役の榎木孝明さんと、烏丸文麿役の波岡一喜さんかな~。榎木さんは実際も武芸の達人ですしね。本物感と、キャリアからくる重厚感はさすがでした。波岡さんは、確かにいい意味で独壇場。ぶっ飛んでました
映画ではそれぞれ、丹波哲郎さんと、成田三樹夫さんが演じられたそうで。まぁ、どちらも唯一無二の役者さんたちでしたが、今回も負けず劣らず。

 

結構グロいシーンも多くて、ちょっと怖かったけど、時代劇だけでなく、舞台好きにははまりそうな作品です

 

興奮冷めやらぬまま、翌日、撮りためていた

向井理さん主演 「そろばん侍 風の市兵衛」

を見ました。なんで、これをチョイスしたのかよくわかりませんが、まぁ、「柳生~」とは対極にあるような、爽やかで、ミステリアスなんだけど淡々とした、スマートな作品

目付の家に生まれ、文武両道に優れながら、幼くして家を出、商売を学んだという侍が、商家で帳簿を預かり、トラブルをスマートに解決、そして風のように去っていく・・・というストーリー。

原作ものだそうですが、未読なので、向井さんのために書かれたような作品だなぁと。
なにしろ、ご本人も「理系」で、なおかつ運動神経抜群ですから。
知的で武芸も達者だけど、出しゃばらず、それでいて各家の内情にうまく入り込んでいく・・・という役柄がピッタリ。ぜひ、続編を見たいものです

そして、実家の長男で、エリート目付役というのが、筒井道隆さん。もうこの兄弟のキャスティングで成功でしょう~という感じ。顔も、テンションも実際似てますよね。筒井さんも、こういう「兄役」を演じられる年代になったのだなぁって。

これまた、脇も、原田泰造さん、渡辺いっけいさん・・・と、一癖も二癖もある人たちが固めてまして。やはり、ドラマは脇役が重要だなって。

 

「大富豪同心」もそうでしたが、オリジナル時代小説、結構あるのですね。
以前のように、映像化される機会が少ないのが残念!!
この爽やかな小説も、ぜひ読んでみたいです。

 

それにしてもNHKさん、ホントに時代劇頑張ってますよね。
BS → 地上波 という流れで放送を続けてくれますし。(「柳生~」は地上は無理かな?)

先日も再放送されていた 「スローな武士にしてくれ」 
で、時代劇撮影の裏側みたいなドラマを見たので、セットやロケ、立ち回り、撮影まで、なおさら気になって見てしまいました。

特に「柳生~」なんて、どこかで内野聖陽さんが登場しそうでね

 

今日は一日雨
そして、外にあまり出ないようにしている日々。
普段も、テレビばかり見てますが、最近は、今まで以上に楽しんで、入り込んで見てしまっています。この土日は、本当に楽しかったなぁ~


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