のんびり 気ままに

焦っても急いでも 思うようにいかないから・・・
マイペースでのんびりと行きます
少しずつ 前進できればいいね~

あれから 10年か~ぁ~  その②

2011年02月05日 | 勝手な独り言

私たちは ショックで 誰もいない所では 涙が止まらなかった

息子は 顔には傷がなく 一見 ただ 病院のベッドに寝ている 軽症のようでした

手術をしても 麻痺は治らない   と  息子に伝えなければならない

普通 手術をすれば よくなり 治る  って 思うはずです

一生 歩く事ができない  車椅子の生活になる  って  伝えたのは  父親でした

 

息子は  たった 一日 悩んで  翌日  『しょ~がね~』  っと・・・・????  信じられません

 

でも ふさぎこんで 落ち込んで  何もしないでいたら  私たちは  どうする事も できなかったでしょうね

 

息子は リハビリの為  所沢の大きな リハビリテーションセンターに 転院しました

そこは かなりの重症患者ばかりで  息子は 『おれは、軽い方から数えて 2番目だよ~』 と言ってました

息子の車椅子の上達は 素晴らしかった   さすが! 若いですからね~

床から 車椅子の座る事は とても大変です

それも 難なく やりました

トイレの訓練も うまく できるようになっていったようです

尿意も 何となく 分かるようになってきたようでした

手を綺麗に洗って カテーテルを使って 排尿するようです

便の方は 私には よく分かりません・・・・親には あまり 言いたくないのでしょうね

 

しかし、そんな身体になり 将来も保障されず  どうなるか 本当に分かりません

 

それなのに 彼女のお腹には 赤ちゃんが順調に育っています

 

みなさん 彼女の親御さんだったら どうします?

 

結婚させて あげられますか?

 

私だったら やっぱり 反対ですね

一生 車椅子の生活で 仕事もできるかどうか 分からず  将来の事が心配ですよね

きっと 入院中 彼女は 家族から  『結婚は 諦めなさい!』 って言われ続けたでしょう

私も息子に  『結婚できないかもしれないよ』 と 言ったら  『何で?  子供がいるんだよ!』 と

自分の身体を理解していないのか  この重大な問題を分かっていないんですね

 

彼女のお父さんは  亡くなったばかりでした

すなわち 喪中なわけで   まだ 心身ともに 悲しみの中で・・・・・そこに 息子の事が!

お父さんは 彼女のお腹の赤ちゃんの事を知らないまま 亡くなりました (蜘蛛膜下出血でした)

 

彼女とお母さんは いっぱい 話し合ったでしょうね

 

しかし、彼女の意思は固く、結婚する気持ちは変わりませんでした

お母様も諦めたようでした

しかし、私たちに条件をつけ、彼女が辛い事がないように、フォローし、同居・・・・でした

 

次回に  つづく