10年を振り返るのは 容易なこっちゃない (笑)
私も すっかり ボケる前に このような事を記録できるって 本当は 喜ばしい事かもしれない
よかったなぁ~ と 思う事は 息子が マザコン じゃなかったって事かな~ と思いました
障害者の息子のお母さんになった訳ですが 私の役割は あまり出番がありませんでした
事故後 2ヶ月ぐらいした頃かな~ 入籍できました
何でも 相談したい事は 自分の奥さんにしたいだろうし
私は 障害者についての 手続きやら 年金の手続きやら 病院・銀行 と お金の事と 役所の手続きに動き回っていました
息子の回復は 目覚しいもので あまり 心配が要りませんでした
それより お金の工面が 大変で あっちに支払いに 車の残存処理 など
車の残ったローンを 組み直し 夫が支払う事にしました なんでやねん
家の改築 これが 非常に難しい事がありました
我が家は 道路から階段を使って 玄関に行くような 少し高い所に家が建ってます
その為 どうやったら 息子が 家に入れるか?? 私たちが 頭をひねっても 答えは出てきません
道路に面した部分に 車庫があるんですけど、その車庫から エレベーターを使って 家に入る方法を設計してくれました
地下1階が 車庫と考えて 1階 と 2階 と
2階に 夫婦の部屋を増築して 何とか 暮らせるように・・・・
1階には 障害者用のトイレを!
そして お風呂は 特殊なスノコのようなもので 入り口から 段差をなくし
不便ですが お風呂に入れるように してもらいました
2階にも トイレがあったんですが それも使いたい! と 突然 言い出し
ドアを引き戸に替えたり トイレの中に 手洗い場を付けたり と
息子が 家に戻ってきてから もう少し 要望があったり 大工さんに工夫してもらったり
たくさんの人に 助けてもらいました
私は 車椅子を見ると どんな障害かな~ って分かります
息子のように 自分で車椅子を動かす人の車椅子は
軽量 小型化されてまして
息子より重症な 頚椎(けいつい)損傷の人は 車椅子の 背もたれが 少し高いです
そして 後ろで人が押せるような 取っ手が付いてる場合があります
頚椎損傷の人は 指にも影響が出たりします 首から下とか 胸から下とか 感覚がないようです
とても 想像を絶する障害ですよね
息子は 車椅子から 車に乗り移り その車椅子を 自分の身体の上を通して 運転席の背もたれを倒し
後ろの座席に 投げるように 積みます (笑)
もう 見慣れているので どうってことは ありませんが 初めて見た時は お見事 ってね
息子は 車椅子の上達を 披露してくれる事があります
ウイリー (前タイヤを上げて) して 段差を乗り越えたり 1段ぐらいだったら 降りたりします
車の縦列駐車の如く 車椅子を動かします
私も やってみたくなるほどですが・・・・いざ 車椅子に乗ってみると
介護用の車椅子と違い 怖いです 後ろに ひっくり返りそうです
暗い話題になっては いけないと・・・・明るく すすみますので よろしくで~す
まだ つづくのかな~~