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埼玉県の陥没事故

2025年01月31日 06時20分00秒 | 日記

埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故は、ライブ中継を見ていても、手も足も出せたい感じがもどかしいです。

過去の陥没事故では、土管の継ぎ目や土管の上で陥没が発生するので、土管のない方向からスロープを作ってアプローチするようなことができなかったのかと、残念で仕方ありません。

おそらく、私のような素人は、こうやればと思いつくがままになりますが、救助に携わっている方々はプロです。

プロなので、何らかの懸念事項があるからやっていないのであろうと思いますが、ずーっと突っ立って見ているだけなら、少しでも可能性のある方法を試してほしかったです。

福岡県の大規模陥没の時は人的被害がなかったので、とにかく埋めるだけでしたから早期の復旧ができましたが、埼玉県の場合は人命救助が最優先です。

何とか救出してほしいです。

さいたま市の12市町の120万人分の下水が、草加市にある中川水循環センターで汚水処理しているので、最終点に近い八潮市で陥没事故になると、上流域の下水道の使用が出来なくなります。

道路陥没事故は、全国で年間10,000件ほど発生しており、そのうちの1つが今回の件八潮市の事故です。

もっと、上流域で陥没事故が発生していれば、これほどの大きな事故に至りませんでしたが、年間10,000件も発生していれば、どこで発生してもおかしくありません。

最下流域での陥没なので、下水道の配管も直径5mほどあるそうです。

下水道が整備され始めたのは50〜60年前です。

昭和45年前後なので、高度成長期でもあり、建設ラッシュや様々なインフラが急ピッチに整備されていた頃です。

もちろん、耐震基準や建築基準はありますが、ご存知の通りユルユルの時代でした。

土管も掘って埋めただけのところもあると思います。

50年経過しているので、老朽化も進んでいます。

今回の件、八潮市の下水道も50年ほどに作られたそうです。

土管を交換できれば事故は防げますが、簡単にはできません。

地下10mにあり、しかも主要道にあります。

交換するとなると、長期間も下水道を止めて、道路も封鎖し、10m下の土管を交換しなくてはなりません。

住宅街の下水道工事だけでも、相当な期間、相当な費用がかかります。

陥没しては埋めてを繰り返さないとダメなんでしょうね。

大きな土管なら内側から強化プラスチックで補強するとか、今後、大きな課題になるでしょう。


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