きょうは、夏休という名のさぼりだ。
在宅仕事があったときに仕事しながら見ていたテレ朝の昼のドラマ再放送枠を久しぶりに見た。「捜査地図の女」という10年前のシリーズだったが、面白かったね。
今の連続ドラマに出ている若手さんは残念ながらよく存じないが、このシリーズは、豪華キャストだった。真矢ミキ、渡辺いっけい、石黒賢、内山理名らがレギュラーらしく、当時は今と違ったね、というか世代の差を感じた。
その中でオレの好きな女優さんがゲストだった。黒川智花さん。役は舞妓さん。実にきれいだった。初めてみたのは「金八先生」だった。番組放送当時は20代前半だったろうが、すごくキレイだった。
金八先生出身の女優さんって、けっこうすごいよね。今や国会議員の三原じゅん子先生を始め、川上麻衣子さん、以下順不同だが、高畑充希さん、平愛梨さん、本仮屋ユイカさん、上戸彩さん、星野真里さんなど、けっこう、すごいと思う。
オレは黒川さんが好きだ。あと川上さんと高畑さんかな。みなさん、失礼に当たったら申し訳ないが、川上さんのように息の長い女優さんとして活躍して欲しい。
きのう、2019年に京都アニメーションに放火して36人を殺した青葉真司被告の初公判が開かれた。
36人殺しは、戦前の津山事件の30人を超えるすごい殺人だ。これは横溝正史「八つ墓村」の原点となった事件。犯人・都井は直後に自害したがな。2016年には障害者施設で、男が19人を殺した事件も一般社会には衝撃を与えたが、それ以上だ。ちなみにこの犯人は死刑が確定したのにまだ生きているらしい。
最近、大量殺人や、関係あるかわからんが無差別殺人とか超老人の無謀運転による事実上の殺人が多いよね。なんでだろ。
京アニの青葉は初公判で「こんなに死ぬとは思わなかった」という趣旨のことを言ったが、殺意の乏しい殺人が増えている気がする。津山事件にしても、動機は明白で殺そうとして30人を殺しものだった。
その前にも1988年の宮崎勤事件（死刑執行）あたりから、大量殺人の方向が代わった気がする。2001年に大阪教育大学附属の池田小学校で無差別殺人を試み、宅間守という男は児童8人を殺して死刑執行されている。ちなみに1997年の酒鬼薔薇事件の犯人は当時少年だったということで、今でも生きている。夏祭りでのカレー毒殺事件で4人死んだとかもあったよね。
ヒトはなかなか死なないと思っている。それを死ぬまで傷つけるのはやはり精神異常だろう。都井は、大いな思い込みと妄想もあったろうが、自分なりの動機を持ち、自害で事件を締めているが、近年の事件は報道を見る限り、犯人に悪気が感じられない。超高齢者による殺人交通事故にかんしてもだ。
どうしたもんかね。
けさも「暴れん坊将軍」面白かった。悪者に殺された善人や何の関係もない町人がいつもより多過ぎた気がするが、ストーリーがわかりやすいのと吉宗がふと見せるこっけいさが魅力だね。
そして、先月も書いたが、この「Ⅴ部」近辺でレギュラーとして出ている伊藤つかさが、出番時間自体は短いものの光っている。役柄は、小石川療養所の医師見習いと火消し「め組」の手伝いという感じか。め組にはほかにも2人、同じ年ごろの娘が住み込んでいるが、皆、吉宗の市中での存在・徳田新之助にホレているので、その絡みも番組の軽妙なアクセントになっている。
13歳で「金八先生」に出ていたころはかわいいの代名詞で、「少女人形」という曲でアイドル歌手デビューもしたね。この番組のころは20代半ばか。
ちなみに写真はスマホ見てるわけじゃないよ。下手人が落とした木片。
今回は吉宗にデートに誘われたと思ったが、実は、ふたりで歩いていたほうが敵に疑われないという吉宗の捜査の思惑だった。それを知ってちょっとムクれるが、すぐに機嫌を直すあたりが、ホレてるってことだよね。
もうひとつ、きょうはワンちゃんが、行方不明になった飼い主だった娘の居場所を2回も教えるというお手柄を見せた。
いろいろな脇役に固められ、吉宗はお忍び施政を続けている。
こないだ、「関東大震災から100年」の項で、後藤新平について書いたが、彼は、その壮大な政策構想から「大風呂敷を広げる」と言われていたという。
それとは、次元が数十段違うが、オレも勤務先で、「これを2週間くらいでやってください」と言われ、ざっと内容を聞いたあと、「そんなの3日でできますよ」と、言い放ってしまったが、これが”大風呂敷”だった。詳しくは省くが、与えられた素材がひどく、とてもじゃないが3日では仕上げられられない。これまでで、最悪の素材だ。
まあ、いいよ。悪い素材にはそれなりのアウトプットで応えるだけだ。それでも5日はかかろうがね。
