早起きは三文の徳

何気ない喜びや驚き、発見は日常の中にある

クリーニング屋というヤツ

2023-09-12 18:59:04 | 日記

 きょうの昼のことだが、すごい事象を見た。

 いつもの大通りの太い歩道のベンチでビールを飲んでいると、クリーニングしたああとと思われる、針金ハンガーに吊るされ、ビニールに入っている全部白衣、白ワイシャツ20枚以上をその太い歩道に投げる男を見たのだ。これって、フツーなの? 男はそこからいくつか持って歩いて行った。そして戻ってくると、歩道上に”投げ捨てられた”白いクリーニングものを何度もこぼしながら、路駐したトラックに”押し込んだ”。トラックの装飾を見ると「健康ナントカ」とか書いてある。きっと、介護施設とか養護施設、クリニックなんかに届けるものだったんだろう。

 なんで、ビニールに入っているにせよ、歩道上に大量の白衣を投げ捨てるように置いたのだろう。本来なら信憑性のために、その放置された衣類、あるいは放置する場面の写真がなければならないのだろうが、あまりの驚きにそれを忘れたのを悔いる。

 放置後の路上と路駐したトラックだけは捉えた。これは日常なのかね。


地下鉄での稀有な体験

2023-09-12 12:44:28 | 日記

 けさ、いつも通り、乗換駅の地下鉄ホームのベンチでインターバルを取っていた。ホームの両サイドに上りと下りの電車が停車するというスタンダードな地下鉄ホームだ。

 電車が近づくと、「間もなく◯番線に✕行き電車が△両編成で参ります。危ないですから黄色いブロックより下がってお待ちください。ホームドアから手や顔を出したり、もたれかかるのはのはおやめください」に続き、英訳のアナウンスが流される。待ってる人の区別になればと思ってか、上り、下りで男女の声を使い分けている。

 今回オレが体験したのは、このアナウンスが同時に流れたことだ。故障ではない。両サイドにちょうどのタイミングで電車が入ってきたからだ。そして、驚いたのは、同時に流れた男女のアナウンスが文言はもちろん、スピード、間の取り方まですべて一致していたことだ。アイドルグループの歌唱よりそろっていた。もちろん、英語も含めて。行先と番線の数字が違っただけ。これって、AIだか何だか知らんが、コンピュータで作ったものだよね。しかし、みなさんも知っている通り、アナウンスに不自然なところはなく、人間がしゃべっているようにしか感じられない。すごいなと思った。

 ずっと昔に、すべての(まさか全国ではなく、ナントカ線とかいうレベルだろうが)電車内で「次は〇駅です・・・」的なアナウンスの録音を担当していたベテラン社員が退職することになった、といった話題ものをニュースで見たことがある気がする。まさか、後継ぎがコンピュータとは思わなかったろうね。

 おまけ。アナウンスで、JRは「黄色い線」「yellow line」と言うが、メトロでは「黄色いブロック」「yellow walling blocks」と言っている。オレは始め、「yellow wearing box」と言っているとばかり聞こえていた。


重厚な吉宗

2023-09-12 06:30:31 | 日記

 今朝の「暴れん坊将軍」は重厚な展開だったな。不幸な幼年から青春時代を過ごしたお甲(石倭裕子)は芸者になったころ、悪旗本の手練手管にはまり、そいつの出世のためのまいない(賄賂)を稼ぐため、命じられるままに大店(おおだな)の主(あるじ)を手玉に取り、婚姻すると初夜に主を刺し殺して、何百両もの小判を持ち逃げすることを繰り返していた。

 (初夜に殺人を犯す直前のお甲・悪画像御免)

 それを見破ったのは市中に住みながら、妙に剣の達人で吉宗配下にある山田朝右衛門(栗塚旭)なる浪人。吉宗も大きく食い込んでくる。3番目の殺しを命じられたお甲と街通りで出くわしたふりをした吉宗は「もう止めろ。今が血で汚れた手を洗う時だ」と諭すが、お甲は踵を返す。

 (珍しいカット。御庭番二人と朝右衛門、吉宗の作戦会議。右から2人目が朝右衛門)

 しかし、3人目をこれまでと同じタイミングで殺そうとしたときに寝屋にいたのは吉宗。「まだわからんか」という吉宗の𠮟責で踵を返していった。そして吉宗の先の言葉を思い出したお甲は、悪旗本に「私には殺せません」と告げると、袈裟斬り一太刀で殺されてしまう。お甲をもてあそんだ上に殺した旗本に怒り心頭の吉宗が、朝右衛門とともに、成敗する、というストーリーだ。

 それなり有名な女優さんがは、毎回ゲストとして出演するが、今回の役割は連続殺人者であるとともに、悲劇的な人生を歩み、最後までオトコに騙される悲惨な元孤児である町人だった。石倭さん、よく演じていた。

 そして、たまにしか出ない朝右衛門が大いに活躍したことに見ごたえあった。普通、最後は御庭番(吉宗の隠密、忍者)が悪者を成敗するのだが、今回は朝右衛門が二太刀で仕留めた。

 時代劇というとワンパタンという刷り込みがあろうが、暴れん坊シリーズは、様々な展開があって面白い。