録り置き見たね。2時間もの。今回の目玉は甲本雅裕さん演じる科捜研の捜査員と民間人の二役と思っていたが、お互いの絡みはなく、ちょっと期待外れだった。
主役の上川達也さんはさすがに魅せたし、相棒の栗山千明さんも忘れてはいけない。
今回、上川が目を付けたのは被害者が持っていたガラス玉だったが、犯人が後半に出てくるという古典的ミステリーには認められない展開で、その点ではがっかりした。
けさの「暴れん坊将軍」吉宗は、少々趣が違った。吉宗の生母・お由利の方（中村玉緒）が主役だった。ストーリーは、四国の西条藩の江戸家老が藩の乗っ取りを企み、奥方（深浦加奈子）をアヘン漬けにするとともに、藩主の暗殺を狙うというもの。もちろん、吉宗の機転で藩主暗殺は阻まれ、その場で悪者成敗なんだが、重要だったのが、お由利の方の存在。本来なら、将軍の母として江戸城で暮らすのだが、自らの意思で、山里の草庵に住んでいる。
「子供を思う心にアヘンなど勝てません」と吉宗に言う。吉宗は母の血を引いたらしく、お由利の方は潜入捜査を試み、アヘン付けの奥方を連れ出し、8日間、草庵の座敷牢に入れて、ずっと見守り、ひどい言葉を受けながらもクスリを抜く。
最後は、一件落着で笑顔を見せる吉宗だが、母親の力にはかなわないと思うのだった。
橋本環奈、いいね。フジのドラマ「トクメイ」の録り置きを見た。世間様からは2週遅れだろろう。前にも書いたが、ほとんどドラマを見なくなったオレは、環奈ちゃんが普段、どんな役をしているのか、キャラはどんななのかは知らなかったが、この番組ではキテる。経費使いの荒い刑事課強行班に経費削減のために送り込まれた特別会計係の役で、捜査には参加しないはずだが、節約をネタに何かと口を出し、事件を解決の立役者になってしまう。
（爆発寸前の爆弾を抱える）
何よりすごいのは、環奈ちゃんの表情だ。勝手なイメージでは、カワイイ、キレイな役回りを予想していたが、この番組では、スゴイ表情をする。
数字だけを合理的に考えていた環奈ちゃんだが、強行班長の沢村一樹さんの昭和なやりかたに「チンプンカンプン」と言いつつ、次第に影響されて行っているようだ。これからが楽しみ。