大丈夫かな・・・。
マウント富士では人用の登り口へあがるように仕組んであって
失敗が続出。
試走でホリーは2カ所失敗。
フラッグの入り口と、ハイウェイを抜かした
どうしようどうしよう・・・。
フラッグの手前マウント富士の降り口でスピードダウンして入れようか。
マウント富士は上を行こうか下を行こうか・・・
迷いで心が決まらない。
ニコパパがんばれ!
弱気になるけれど、応援の声やメール
「あきらめないで、ベストを!」
そうだよね。
ベストパフォーマンスを見せるんだった
ニコパパは、おしりのポケットに入れたララの毛を触って
心を決め、スタートを切った。
そして、すっ飛びカっ飛びでトラップの入り口まで先回り。
「はやっ
」
フラッグの入り口では、ニコパパより速く黒い陰がよぎり
ものの見事にフラッグに入った
「よっしゃー!行け行けいけー!!!!
」
大興奮の応援隊。
ホリーは、20秒61で2秒ほどの差でダントツ一位に躍り出た。
そして、その記録は最後から3番目のちぇりーの時まで破られず。
ちぇりーの番が来た。
ちぇりーは練習ではいつもホリーより0.4程速いので、
どんな記録が出るか楽しみ半分、不安半分。
完走してと祈る気持ち
ちぇりーは、完璧に完走した。
20秒62
「えー!!
」
ホリーとは百分の一秒差。
どうなるの?どうなるの?
残すは、後二人だよ
とりを飾るのは、昨年の優勝チームソフィ。
どうなるの?どうなるの?
このままだとワンツーフィニッシュ。
どうなるの?どうなるの?
みんなドキドキ。
そして、ソフィは見事なチームワークと気合いと根性で
百分の五秒速くゴールした。
負けた。
ホリーとちぇりーを抜いて、トップへ躍り出てソフィは優勝。
百分の五秒だ・・・ひげを伸ばしていたら良かったかなぁ・・・
その時は、精魂尽き果てたんだけど、
帰り道「来年の目標ができたね。あきらめないでがんばろう。」
と決めた。
「諦めないこと」これは、ニコパパのモットーだ。
私もその大切さを知っている。
来年はきっと、一番上に立とう
今年、ホリーちぇりーのおかげで、ちゃっかり私も乗りました表彰台。
うふふ。こんな時は滅多にないからね
内輪の競技会みたいに見えるかもしれないけれど・・・
これは全国大会だよー
ホリー・ちぇりー・ニコパパ
本当におめでとう!おめでとう!
みんな私の誇りだよー
By サポーター兼総監督 陽子