2024年1月28日に開催された「日本酒ピンバッジ倶楽部 総会」をもって、私たちの活動は終了しました。
おかげさまで、日本酒ピンバッジ倶楽部の2年半を超える活動の中、日本酒の蔵元応援として作り上げたピンバッジは47蔵69種類となりました。
私たちは、2021年3月にコロナ禍の中、全国の酒蔵さんが飲食店の閉める中で窮地に立っていると聞き、関西の日本酒好きの仲間たちで何か応援できないかと考え、日本酒ピンバッジ倶楽部を発足しました。
日本食の世界遺産登録に伴い、日本酒を呑む女性ファン、若者、海外での日本酒消費量が増え、また、世界中の若者の注目する日本のキーワード「カワイイ」や「カッコイイ」の要素をピンバッジに見出した私たちは、特に漢字で表現されている日本酒ピンバッジを作れば、若者だけでなく、海外でも注目されるのではないかと考えました。
なんとか、日本酒ピンバッジというノベルティグッズで、酒蔵さんのPRのお手伝いをしようと考えたのです。
ようやくコロナも5類になり、国内外の方たちが街へ出て、酒場も賑やかになってきました。日本酒ピンバッジをいくつか身につけて酒場で吞んでいると、見知らぬ方々から「素敵なピンバッジですね、日本酒のピンバッジなんてあるのですか、カワイイ!」なんてお声掛けいただけ、その酒蔵さんやお酒についてお話しする良いきっかけとなります。
どうやら、日本酒ピンバッジ倶楽部が発足当初考えていた、ピンバッジで酒蔵さんを応援し、若者たちと結びつけようという考えは、少しずつですが、実りはじめたようで、そろそろ役目が終わる時期に来ていると感じるようになりました。
そこで、日本酒ピンバッジ倶楽部の締めくくりとして小冊子「Japan Sake Pins Collection」を作成いたしました。
この図録は、これまで日本酒ピンバッジ倶楽部が手掛けた日本酒ピンバッジと、この数年間で手に入れた各酒造会社さんの自社製ピンバッジの情報などを私家版(非売品)として、私達の活動の軌跡を知っていただきたくまとめたものです。
現時点で、日本で唯一の日本酒ピンバッジの図録です。
てことは、世界で唯一の日本酒ピンバッジ図録です。
今後、いつの日か日本酒が世界に今まで以上に広まるとき、多くの酒蔵さんがPRのためにノベルティとしてピンバッジを作る文化が広まれば、その最初の第一歩のコレクターたちの指針となるかもしれません(笑)。
もし、酒場や日本酒のイベント会場で日本酒ピンバッジをつけた方に出会った時に、是非お声をかけてみてください。その方は、コロナが始まったときに日本酒の酒蔵を応援しようと立ち上がった日本酒ピンバッジ倶楽部の数少ない会員さんの一人かもしれません。
「Japan Sake Pins Collection」を見せていただけるかも・・・。
日本酒は美味しく、ピンバッジは美しい
日本酒文化にピンバッジの波紋が広まりますように・・・。
日本酒ピンバッジ倶楽部
「またいつの日か・・・。」
数少ない蔵元さんたちが作っているピンバッジですが、ピンバッジだけでは情報量が少ないために、蔵元さんによっては台紙付きのピンバッジをつくり、台紙の部分に様々な情報を記載されています。
酒蔵の酒造りにたいするこだわりや理念、感謝の気持ちなど、ピンバッジを手に取る人へのメッセージが込められていて、そのピンバッジがひときわいとおしく感じられます。
私が、現在の日本酒ピンバッジ倶楽部の活動をするきっかけになったのが、50代の後半に日本酒を再び飲み始めたころに出会った秋田県の新政酒造さんのアマネコのピンバッジです。
頒布会のノベルティグッズとして作られたそうですが、そのデザインと美しさに魅せられました。
以降、出張先や旅先で蔵元を訪ねる旅に日本酒のピンバッジを探し求めました。今回は、蔵元さんが自蔵で作られた日本酒ピンバッジで私がコレクションしたものを額装しました。
早いもので2023年の2月が今日で終わります。
日本酒ピンバッジ倶楽部が発足したのは、2021年の3月なので、来月で2周年となります。
2周年を記念しての総会が1月に開催され、倶楽部の会員の方々が大好きな日本酒を酌み交わす素敵な集まりになりました。また、その場で日本酒ピンバッジの交換会も行われ、皆さんのコレクションも充実したようです。
今回は、2021年~2022年の二年間の間で、日本酒ピンバッジ倶楽部が応援してできあがった酒蔵さんのピンバッジを額装しました。23蔵33種類の日本酒ピンバッジです。
2025年の大阪万博で、世界中の人々に日本酒ピンバッジを通じて日本酒をPRすることが、当倶楽部の目標なので、あと二年間は頑張ろうと思う次第です。