日本酒ピンバッジ倶楽部

2021年3月26日、関西に住む日本酒呑み仲間と「日本酒ピンバッジ倶楽部」を発足しました。

東和酒造「六歓はな」日本酒ピンバッジ倶楽部

2023-10-13 13:20:39 | 京都の酒

 1717年(享保二年)創業の東和酒造さんは、京都丹波の福知山市にある小さな酒蔵です。小仕込みで、一年間で百石あまりしかお酒は造られていません。

 1977年(昭和52年)井戸枯れにより酒造りを休むことになりましたが、2008年(平成20年)に蔵元の長女で11代目となる今川純さんが杜氏になることを決意し、2011年(平成23年)33年ぶりに自家醸造を再開しました。

 杜氏の純さんが一から造りあげた銘柄である、純米酒「六歓(ろっかん)」の名前には、人の5感にお酒を飲んだときの歓びを加えた「六感」と、地元六人部の米、水、空気、人だけでつくりあげた「六人部の歓び」という意味が込められています。とことん地元にこだわった地酒を作りたいという想いから丹精込めて完成させたお酒です。

 ラベルは、染色作家のいとこ、弓場直子さんが純さんの想いを汲んでデザインしてくれたもので、女性らしい優しさと華やかさのある切り絵で、お酒の味は、このラベルのイメージに合うように試作を重ねたと言います。

 「六歓はな」テーマは香り、六歓シリーズ第一弾の特別純米酒です。花咲くように香り豊かになるように長期間丁寧にじっくりと醸しました。ラベルにはお酒をイメージしてたくさんの花を咲かせています。


東和酒造「鯰のロゴ」日本酒ピンバッジ倶楽部

2023-10-13 13:15:10 | 京都の酒

東和酒造さんは1717年(享保二年)創業の京都丹波の福知山市にある小さな酒蔵です。小仕込みで、一年間で百石あまりしかお酒は造られていません。

 創業から300年を超える歴史ある東和酒造さんですが、初代今川新六が京街道・生野宿近くに茶屋を創業し、その後に清今川酒造場として酒・醤油の製造を始めました。しかしながら、1977年(昭和52年)突然の井戸枯れにより酒造りを休むことになり、製造委託の道を進みます。しかし、2008年(平成20年)に蔵元の長女で11代目となる今川純さんが杜氏になることを決意し、各地で修業や研修を受け2011年(平成23年)33年ぶりに自家醸造を再開しました。

 東和酒造さんの店の近くには、鯰川が流れ、ナマズの酒屋として親しまれてきました。地震予知といった先読み能力が、商売繁盛につながるとして、ロゴマークとして、ラベルのイラストなどにナマズが描かれています。

主銘柄の「tt」は、東和酒造さんで長年造られてきた福知山の地酒で、三万二千石とは長く福知山城の城主を務めた朽木家の石高で、福知山音頭の一節にもなっている福知山の人にとっては馴染みの深いお酒です。

「~山家一万 綾部が二万 福知三万二千石 明智光秀 丹波をひろめ ひろめ丹波の福知山~」


齊藤酒造「英勲」日本酒ピンバッジ倶楽部

2023-06-26 22:36:34 | 京都の酒

 京都伏見にある齊藤酒造が誕生したのは、1895年(明治28年)のことです。

 齊藤家の先祖は元禄の頃に泉州より当地へ移り、井筒屋伊兵衛として八代にわたって老舗を受け継ぎ呉服商を営みました。酒造業に転じたのは9代目で、当時の商標は柳正宗、大鷹などでしたが、9代目の戒名のひと文字目であった「勲」という字を取って『英勲』というブランドが誕生したのは、大正天皇の御大典を記念して明治天皇の崩御の服喪期間が過ぎた時に名付けられました。

 その後昭和、平成とこのブランドを丁寧に育て、齊藤酒造では「淡麗優雅」を理想的なお酒の味だとして、お酒はあくまで料理を飾る「脇役」であるという考えでスッキリした日本酒を作られていることが、金賞14年連続受賞という成果に現れているのかもしれません。

英勲雪輪のピンバッジです。

「英勲 氷冷貯蔵 本醸造 300ml」のラベルデザインをベースにしたものです。

京都府産米「京の輝き」100%使用し、零度以下で貯蔵した、アルコール度数14度のすっきりと飲めて、穏やかな香りとキレの良さを楽しめるお酒です。

 


齊藤酒造「英勲・上撰」日本酒ピンバッジ倶楽部

2023-06-26 22:36:34 | 京都の酒

 京都伏見にある齊藤酒造で『英勲』というブランドが誕生したのは、大正天皇の御大典を記念して明治天皇の崩御の服喪期間が過ぎた時です。

 呉服商から酒造業に転じた9代目の戒名のひと文字目であった「勲」という字を取って名付けられました。

 齊藤酒造では「淡麗優雅」を理想的なお酒の味だとして、お酒はあくまで料理を飾る「脇役」であるという考えでスッキリした日本酒を作られていおり、長きにわたり英勲ファンたちに愛されているお酒「英勲 上撰」は、いわゆる普通酒、「お燗」によくあう味を求め、まろやかさとふくらみを両立し、季節の料理にあわせて温度帯を変えて楽しめる食中酒としての最高の脇役となるお酒です。

「英勲 上撰」のラベルデザインをそのままピンバッジにしました。

 


京都酵母

2023-03-23 10:15:16 | 京都の酒

京都酵母ピンバッジ

 酵母の細胞核と、酵母が出芽している様子を、利き猪口に使われている「蛇の目」から着想したロゴマークがピンバッジとなりました。

 各酵母が造る香味を色に見立て、京都酵母全体で、様々な香味の提案ができるイメージを虹色のグラデーションで表現しています。

 米を白いキャンバス、酵母を絵の具に見立て、キャンバスに絵を描いた時に作り手によって異なる作品が生まれるように、京都の蔵元か ら多彩な味わいの酒が生まれて欲しいとう思いが込められているそうです。

「酵母」は、京都市産業技術研究所がつくりだした京都酵母で、華やかで旨みのある「京の琴」、コクと旨味の「京の華」、上品な香りと旨みの「今日の珀」、華やかでキレのある「京の恋」、スッキリ上品な「京の咲」の5種類で、素材に適した酵母をつかうことでそれぞれの魅力を引き出します。