兵庫県赤穂市坂越にある奥藤商事株式会社のお酒「忠臣蔵」の菰樽デザインのピンバッジです。
「菰樽のピンバッジを。」との要請を受け、デザインしました。
とても華やかな出来上がりになりましたね。
奥藤家は廻船業などで財を築いた地元の庄屋で、慶長6年(1601年)に、ある伝説により酒造りを始めたといわれています。
或る日、白髪老人が何処からともなく現れ、奥藤家の主人が茶を出すと、その老人は無言で、米俵と元柄杓(ひしゃく)を置き去った。それを見て、これは酒造りの啓示と悟り酒蔵となったそうです。
今に残る一番古い酒蔵は300年以上前のもので、かつては赤穂藩主浅野家の御用酒屋だったそうです。
お酒の「忠臣蔵」は、清流千種川の水に、播磨の酒米という日本酒に最適な素材を使って、昔ながらの丁寧な作り方をしています。アルコール度数が高めでガツンとボリュームあって、「飲みごたえ」のある豊かな味わい、「もう一杯」と言いたくなる後味のよさ、深みがあって細やかな味を目指しているとの事です。
酒のさかなは、カキの養殖が盛んな赤穂の坂越地区の蔵の酒ゆえにカキ、瀬戸内海の魚介、お隣りの姫路のアナゴなんかもいいですね。