思いつくまま

思いついたことを書いています。

ビートたけし著『漫才』(新潮社)を読む。

2010年10月20日 00時01分01秒 | 読書
これは、本というよりも、ツービートの漫才を活字で見た・聞いたって感じだ。
ツービートが世に出てきた頃、こいつら本当に的を射ていて面白いなぁと思ったが、この本はその頃のネタに今(といっても一昨年くらいまで)のことを付け加えて、しかも活字にしたものだった。

しかしアレだなぁ、あの頃のツービートってこんなにくだらネェ~、つまんネェ~、今なら当たり前のようなことを喋っていたのかコノヤロー、バカ、図々しいよ、どうせインチキだろう、ちくしょ~、うるせーよ、うそつけ、知らねーよ、こりゃあちゃがわ賞もんだね、カツラの整体師、チクロ・ヒロポン・DDT・紅茶キノコ・ブルワーカー・エリマキトカゲ、クルクルチョキ、左ト全、ボボ・ブラジル、パンパン。
調子に乗ってくればスラスラ読めちゃうぜ。赤旗と聖教新聞だって同時に読めちゃうぜ。

ビートきよしは、ツービートの「ト」だよ。カッペ、お前はいつからそんな口を利くようになったんだよ。「よしなさい」・「やめなさい」くらいしか喋ってないのかと思ったけど、結構ネタを覚えてきて、「フェルマーの定理」とか「ポエニ戦争」とか「収容所群島」とかむずかしい言葉も山形弁で喋って、もちろんネタはビートたけちゃんが考えたものだけどって、お願いだからちゃんと漫才しようよ。

あとがきまで漫才だった。
もうああいう漫才、テレビではやってくれないのかなぁ。
コメント
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