「春は曙光、夏は短夜」 岩佐義樹 262頁
///季節のうつろう言葉たち
手紙やメールに使いたい美しすぎる日本語////
これが帯と広告のつかみ文です。
見開き1頁に一語の用例、出典、誤用されやすい使われ方、
読者のこの語の正当率、この語の使われる美しい光景などが記されている本です。
でも僕は知ってます。この本はあのテレビの辛口採点番組
プレバト!!の俳句コーナーのネタ本だと。
知られてなくてちょっと通な気分になれる夏の季語
「半夏生」「端居」「日向水」などなど、テレビで役者さん達が得意気に折り込んでいた季語の数々が、出てくる‥出てくる‥
悪いとか、批判とかいう意味ではないし、岩佐さんが悪い訳ではないのですが、こんな事を見つけてしまうと世の中の、特にTVのカラクリを知ってしまったような残念な気になります。
逆に言うとそれだけ、知ってたり、ちょっと使う事ができるとそれだけで感心されるインスタ映えする言葉。
とまあ。。そんなミーハーな見方だけでは可哀想なので手に取ってこの言葉たちをじっくり味わって下さいね。
まだまだ取り沙汰されていないシブくて可愛い言葉達が沢山この本には納められていますから。
鵲の橋、月は世々の形見、夜気、素読、一献、温州蜜柑。。。
どこか分かったようで、実はよく理解してないこれらの言葉にも使って良い季節、月や旬がキチンと決まっているのでした。
今後、僕の文章がちょっと高尚で雅になったように感じられたら多分にこの本の影響を受けたせいなのだと思います。
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