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映画レビュー エイリアンコヴェナント

2022-07-15 15:04:04 | 映画レビュー
連休は猛暑だし、予定も無いのでDVD映画三昧 
「エイリアンコヴェナント」 監督。リドリー・スコット
前作プロメテウスがぐだぐだだったのでリドリー監督自らがネジを巻いただけあって、エイリアン(オリジナルの黒い方ね) 好きのツボをしっかり押さえている。
今回も白いのとか小っこいのとか、更にちっこいのとかたくさん出てくるけど、僕たちが見たいのはあのラスボス的に強くてカッコ良くて何考えてるかワカンナイ黒いヤツで、登場以来30年経ても今もなお新鮮で古ぼけてないのはすごいことだ。













ギーガーもこれを産み出せただけでも芸術家冥利に尽きるだろう。
で、しっかり出てきてしっかり暴れまわる黒エイリアンだが、確かに良いのだがスケール感とか絶望感は、ちょっと物足りなく思えてしまった。やはり前設定と同じではダメの様だ。
サイズなら更に三割から四割増し、怖さも強さも更にグレードアップした尻尾から灼熱光線出せるようになったシンゴジラ並みに、シンエイリアン(笑)にならないと僕たちは満腹にならないようになってしまっているのだ。





興味深いのはリドリー・スコットはこのエイリアンとブレードランナーを世界観とかテーマ性とかを無性に絡めたくしている点だ。タイレル社なんて確実にエイリアンの世界で暗躍してそうだしデビッドなんていつブレードランナーの街並みにでてきてもおかしくない。そんなノリで次回作、完結編は前編後編でエイリアン、ブレードランナーの邂逅合作版になることだろう。今からでも納めるべきいくつかのシークエンスは想像できる。問題はその整合性と支離滅裂性の相容れない同士の融合だ。今から楽しみである。





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