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「緑の庭で寝転んで」宮下奈都 317頁
羊と鋼の森、が映画化製作が仕上がってきていて
何かと楽しみです
映画版のweb頁もなかなか丁寧な仕上がりで期待値も大
中途半端に顔だけ綺麗なタレントを使った退屈な映画に
ならないように頑張って欲しいと思う原作ファンです
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さて、こちらのご紹介するのはそんなファンが映画化完成を
おとなしく待ってられない、じっとしてるくらいなら
羊本の関連情報で飢餓感を紛らわしたいわ、という向きに
丁度良い感じで軽くお腹を満たしてくれる一冊です
内容は宮下さんが家族で北海道の進得町トムラウシに
一年間の移住を開始したときから始まる月一回連載ペースの
エッセイ:近況報告で、家族の、特に男男妹の3兄弟が
自然の豊かさと都会的な物の何もない異世界的な新鮮さを
満喫しながらの日々の様子を母親らしい温かさと
作家らしい鋭い視点で書いています、
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そしてその地で「羊--」の物語の着想を得て著作をする様子、やがて本を世に出したときの紹介文、本屋大賞を受賞した時の受賞の言葉をエッセイの間に併録しながら、
北海道から福井に戻って、社会復帰?を果たすまでを一冊の本にまとめました
読み始めて最初は、この一家そろってのトムラウシ行きについて、なんでいきなりトムラウシ?とわからんので困惑しネットで調べてみました
すると宮下家がトムラウシの新得町の里おこし事業になっていた、一年間の山村留学制度に応募して実現したことが分かりました いま現在もお試し暮らし制度として月単位で家付きで募集しています 皆さんもいかがでしょう?(笑)
このとき宮下さんの子供は上が中学生男子、下が小学生男子+末妹という就学期真っ只中、我が家の奥さんならば決して首肯しないであろうシチュエーションですが
さすがは作家宮下奈都さんと、その子供たち、この期間限定の長い修学旅行とでもいうべき山村留学を完璧に満喫しております やはり凡人の僕ら一家と違って持っている人間のキャパシティーが大きいのでしょうね
この本に書かれた日々を読むと誰もがひたすら楽しそうで憧れてしまうでしょう 山村留学、僕もやってみたくなってしまいました でも反対されるんだろうなあ( ;∀;)
でもまあ、こんな制度を先の人生のオプションに覚えておくのも良いかもしれません、と野心を胸に秘めることにします🎵
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