いっぽいっぽ・・・そろばん教室日記  

こどもの笑顔と一言で”こころ”をポカポカに出来たらいいな・・ 笑顔のステキな天使たち 

S君の成長

2011-05-23 | soroban
1年生のS君
数字も文字もとても綺麗で、優秀な子です。
そろばんもとてもしっかりがんばれます。

でも自分で何をしていいのかがわかりません。
彼にはお姉ちゃんが一人います。

いつもはこのしっかりもののお姉ちゃんがお世話してくれます。

でも近頃お姉ちゃんは部活で忙しくて、一緒に来ることができません。

自分は何をしたらいいのか、自分で考えなくてはいけません。

もちろん「何をしたらいいですか?」と先生に聞くのが一番早いと思いますが、
いつもお姉ちゃんが「これやって」「次はこれだよ」と教えてくれていたので、先生には聞けません・・・ というより、はずかしくって出来ません。
お姉ちゃんがいなくて、心細くて・・・知らないうちに涙がでちゃいます。

先生は知らんぷりしながら、S君が自分から聞きに来るのをまっています。
パソコンのセットが出来なければ、「出来ないからセットして下さい」と言いに来るのを待っています。けっして、S君が言い出すより前に、セットするなんて事はしてくれません。
お姉ちゃんと一緒に来ることが出来なくなってしばらくは、S君は目にいっぱい涙をためていました。でも自分から上手く伝えることが出来ませんでした。
聞くのがちょっぴり恥ずかしくて、怖くて・・

でもなんとなんと本日、しっかり言えるようになりました!!
「パソコンできないのでセットしてください」
「次は何をしたらいいですか?」

きちんと自分で先生に伝えることができました。

一歩前進したね。困ったことやわからない時、泣く前に気持ちを相手に伝えましょう。
それが出来ると、たくさん出来ることが増えていきます。
きっと1年経つと、困っている1年生にいろいろ手助けできるようになるんだろうなぁ

今年の夏には、しっかり者のS君に変身するような気がしています。
コメント
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