今日はダンスのレッスンで子供とお出かけ。天気が良いと電車に乗るのも楽しい。
今日の彼はレッスンに真面目に取り組んでいた。
実は本人、今まであまりダンスには自信がなかった。まだできない事がたくさんある上に周りから天才とはやされ軽いプレッシャーを感じていたのだ。10歳なのに白髪が生えて笑ってしまったけど、それくらい実は小心者なのだ。
けれど、今日の彼は積極的にメンバーと関わり、前向きに先をみているようだった。ひと公演終えて、少し自信がついたのかもしれない。
そんな小心者の彼、今回は新ユニットの中で一番年上だから、リーダーとしてみんなをまとめていかなきゃいけないんだけど「他の子達の方が上手なのにな・・・」と言っていた。年上でもダンス経験は一番浅い。
「あのメンバーの中で君は一番年上だから、もうかわいいは通用しないよ。じゃ、何が皆より上をいっているのか考えてみ。自分では何だと思う?」と聞くと、首をひねって「一番イケメンか?いや、みんなイケメンだしなー。」「顔は好みの問題だろ・・・・。」「色気?」「おいおい・・・。」
そこでヒントをあげた。「彼らにはないもの、君だけが経験していること。歳が上だからこそ得なことがあるんじゃないのかい?」「あ、お芝居だ。」
そう、彼が他の子を超えることができるとするならば、「表現力」しかないのだ。みんなよりちょっと大人な人生の経験、知っている感情、客前で演じる実感、本番の舞台に立っている回数は誰よりも秀でている。
「楽しく、力強く、熱く、せつなく・・・そんな風に思いを込めて踊ることなら得意なんじゃないの?」
彼はうんうんとうなずきながら、舞台でダンサー達の踊っていた様子を思い出しているようだった。「魂のこもったダンスは泣けるよねー!」
「美空ひばりがなぜ大衆の心をつかんだか、あの歌い方に秘密があるのだよ・・・」「へっ???みそら・・・?」
美空ひばりはさておき、彼は何かをつかんだようだったので、今日のダメ出しはなしにした。もう自分で考え、自分で修正していくこともできるようになってきたから。
今日の彼はレッスンに真面目に取り組んでいた。
実は本人、今まであまりダンスには自信がなかった。まだできない事がたくさんある上に周りから天才とはやされ軽いプレッシャーを感じていたのだ。10歳なのに白髪が生えて笑ってしまったけど、それくらい実は小心者なのだ。
けれど、今日の彼は積極的にメンバーと関わり、前向きに先をみているようだった。ひと公演終えて、少し自信がついたのかもしれない。
そんな小心者の彼、今回は新ユニットの中で一番年上だから、リーダーとしてみんなをまとめていかなきゃいけないんだけど「他の子達の方が上手なのにな・・・」と言っていた。年上でもダンス経験は一番浅い。
「あのメンバーの中で君は一番年上だから、もうかわいいは通用しないよ。じゃ、何が皆より上をいっているのか考えてみ。自分では何だと思う?」と聞くと、首をひねって「一番イケメンか?いや、みんなイケメンだしなー。」「顔は好みの問題だろ・・・・。」「色気?」「おいおい・・・。」
そこでヒントをあげた。「彼らにはないもの、君だけが経験していること。歳が上だからこそ得なことがあるんじゃないのかい?」「あ、お芝居だ。」
そう、彼が他の子を超えることができるとするならば、「表現力」しかないのだ。みんなよりちょっと大人な人生の経験、知っている感情、客前で演じる実感、本番の舞台に立っている回数は誰よりも秀でている。
「楽しく、力強く、熱く、せつなく・・・そんな風に思いを込めて踊ることなら得意なんじゃないの?」
彼はうんうんとうなずきながら、舞台でダンサー達の踊っていた様子を思い出しているようだった。「魂のこもったダンスは泣けるよねー!」
「美空ひばりがなぜ大衆の心をつかんだか、あの歌い方に秘密があるのだよ・・・」「へっ???みそら・・・?」
美空ひばりはさておき、彼は何かをつかんだようだったので、今日のダメ出しはなしにした。もう自分で考え、自分で修正していくこともできるようになってきたから。