今回は、ポーチュラカとスベリヒユとマツバボタンの種子の比較です。どの種も大変小さな種子なので顕微鏡で観察。
1枚の顕微鏡写真で種子を表現しようとすると非常にピントが浅くなります。なのでピントの深さの異なる3枚の写真を利用して被写界深度合成をしました。現時点で利用できる合成ソフトを持っていないので仕方がなく手動で深度合成しました。なので、不自然さは否めず、ご了承ください。
- まずはポーチュラカの種子・・・
種子の表面はジグソーパズル的なタイル状のもので覆われています。サザエの貝殻のような円錐状突起が見られます。中央の凹んだ部分「へそ」の左側についている蓋のようなものは種柄の一部の残骸です。
写っている面に関して、種子の長径は743μm、短径は621μm
- 次にマツバボタンの種子・・・
ポーチュラカと同じようにジグソーパズル状タイルで覆われています。こちらは金属光沢があり大変美しいです。円錐状突起は見られますが、ポーチュラカよりかなり小さいです。「へそ」の左側に見られる種柄の残骸は見やすく撮れました。写っている面に関して、種子の長径はポーチュラカとほぼ同じで756μm、短径は621μmでした。
- 次にスベリヒユの種子・・・
スベリヒユの種子表面は、他の2種とは印象が違います。茶褐色をしており鈍円錐状突起が密生しています。種柄の残骸は黄褐色であり、種子の濃い色との対比が印象的です。種子の大きさについては、他より小さく、長径は675μm、短径は594μmでした。
ポーチュラカ・スベリヒユ・マツバボタンについてのレポートは、後日一つにまとめたいと思います。
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