お皿に乗せたピカピカのナスを透明水彩で描いてみました。表面についている白い点は水滴のつもり。
以前、チャノホコリダニの被害があって8月12日に農薬のモベントフロアブルを散布しました。即効性はない農薬でしたが効果はありました。
上の写真のように、茎の下の方はダニ被害で真っ白ですが、農薬散布後に成長してきた茎は紫色を取り戻していました。収穫物も綺麗なものが取れて、やれやれ・・と言っていたものの・・。
最近、またダニ被害がひどくなってきて上の写真のように花より上に伸びてきた茎は白くなっていました。場所によっては収穫した実が既にダニ被害を受けています。トホホ。まだまだ収穫は続けられそうなのであと1回くらいは農薬を散布しておこうかな。明日にでもアファームを撒いておきたいと思います。アザミウマについてはあれ以来被害はありません。
花についてはご覧のように雌しべがピンと伸びて元気!肥料は十分のようです。
肥料不足になるとナスの雌しべが雄しべより短くなることがあります。ミソハギの回で説明した異花柱花(長花柱花や短花柱花)は遺伝的に決まっているのですが、ナスの場合はそれとは違って栄養状態による形態の変化なのですね。
次に「あのみのり」という品種について。
この品種は、単為結果性があるイタリア産のナス「Talina」を先祖に持ち、その性質が維持されています。「Talina」はどんなナスかというと、本体は明るい赤紫色でヘタが緑色です。形も細長く日本で見られる一般的なのとはだいぶ違いますね。Googleで「MELANZANA TALINA F1 Hybrid」をキーワードに画像検索してみてください。外見は日本人に合うようにしつつ単為結果性はしっかり残すという・・品種改良の技術ってすごい!!。
この性質により、低温時で花粉が元気ない時もホルモン処理なしに結実できます。他品種に比べ側枝の伸長が緩やかなどの要因のため、プロが作った時のトータル収穫数を比較すると1割程度少なくなるそうです。ですが私が過去栽培した時は不良品が少なくなったので、あのみのりの方が多く収穫できました。側枝の特徴により切り返しなどの整枝作業を減らせるのでズボラな私にうってつけ。今年は一度も切り返ししないというチャレンジをしています。それでも枝が混雑して収拾がつかないということはありませんでした。ただ、株の身長が高くなり過ぎている感じ。なので一度くらいは切っておいた方がいいかなとは思いました。
この品種は、全国チェーンのホームセンターでは売っていないかも。私は近くにある種苗会社の園芸専門店で接木苗を購入しています。
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