![]() 結婚30周年を記念して2019年9月に出かけたドイツとイタリア旅行は、訪れたそれぞれの地でたくさんの発見と出会いと再会があり、思い出深い旅となりました。 一方で、個人旅行ならではのハプニングにも事欠きませんでした。それは不可抗力のせいだったり、自分たちの(だいたいボクの・・)不注意や勘違いが原因だったりいろいろですが、それぞれがドラマや謎を孕んでいます。ここではそんなハプニングを紹介していきます。 |
ドイツ&イタリア旅行2019 ハプニングシリーズ6の前に…
「ボローニャでの一日」
6つ目の旅のハプニングシリーズをお話しする前に、最後の訪問地となったボローニャでの一日について紹介しておきましょう。
~9月23日(月)~
ドイツのリューベックから始まった旅行の最終地ボローニャは、ヨーロッパ最古の大学を持つ歴史ある文化都市であり、多くの国際見本市が開かれる商業都市でもあり、美味しいものに事欠かないグルメの街でもある。ボローニャは初めてなので、旅行最後の一日は朝からボローニャ旧市街の代表的な見どころを訪れた。ポルティコとよばれる伝統的な柱廊アーケードがいたるところに張り巡らされた街は重厚で格式があってオシャレでもあり、活気が感じられた。
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そんななかでもとりわけ目を奪われたのは町の中心部にあるマッジョーレ広場。広場を取り囲む歴史的建造物は、それぞれが特徴ある個性を放ちながらも建物同士の佇まいや色合いの調和が取れ、美しく映えていた。
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ヨーロッパ最古のボローニャ大学で世界初の人体解剖が行われたという教室。四方に木彫が施された厳粛な空気が漂う階段教室の中央に配された解剖台がリアルだった。
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その後、マッジョーレ広場に面した図書館の前で待ち合せたボローニャ在住のヒロコさんが近くのカフェへ連れて行ってくれた。ヒロコさんは日本の友人のお友達で今回が初対面。昨日は駅まで迎えに来てくれてホテルまで案内してもらい、チェックインしようとしたときに予約がキャンセルされているというハプニングが発覚。けれどヒロコさんの尽力で無事に泊まれることになった。初対面ですっかりお世話になってしまったヒロコさんは、今日の30回目の結婚記念日のお祝いにと美味しいコーヒーとケーキをご馳走してくれた!
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それから名所の斜塔に登った。498段のらせん階段をひたすら登って着いた97メートルのてっぺんはさすがに高度感があった。
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隣に建つもう一本の斜塔が眼下に見える
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天気はイマイチだがレンガ色の街並みがキレイだった
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ポルティコと斜塔が見える風景をスケッチした
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斜塔の1階部分にあった陶器のお店。ここで大小のお皿を買った。
30回目の結婚記念日の夕食はヒロコさんが紹介してくれて予約まで取ってくれたレストラン「ドナテッロ」で。雰囲気と活気のある素敵なお店で美味しいボローニャ料理を堪能した。
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セコンド(メイン)はボローニャ風カツレツ。柔らかくて上品な美味。
デザートを頂いているときにお店の女ご主人のカーティアさんに結婚30周年記念で来たと伝えたら、「あらおめでとう!お祝いに何かご馳走するわよ。リモンチェッロはどう?」と嬉しいオファー。ワインでもういい気分になっていたので、コーヒーと紅茶をご馳走になった。
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「またボローニャにいらしたらここに来てくださいね」とカーティアさんに見送ってもらった。料理も店もお店の人も素晴らしく、すっかりいい気分で店を出た。
昨日ボローニャに着いて、駅からホテルへ向かうバスのなかでヒロコさんから、これまでにボローニャであらゆる種類の盗み(スリ、引ったくり、置き引き…)に遭ったという話を聞き、財布は絶対に外からわからないようにバッグの奥の2重、3重でガードしているのを見せてもらった。
「街を歩くときはとにかくバッグには気をつけてくださいね」と強く念を押された。ナポリやローマならいざ知らず、ボローニャも怖いんだぁ。。と着いて早々ビビッてしまったが、今日一日街を楽しく観光し、結婚記念日のステキなディナーを頂いてすっかり上機嫌になり、そんなことは忘れかけていた旅行最終日の夜、この後にとんでもないハプニングが待っているなんてまだ知る由もなかった。
(次回へ続く)
ドイツ&イタリア旅行2019 ハプニングシリーズ 1「誤算続きの旅行初日」
ドイツ&イタリア旅行2019 ハプニングシリーズ 2「どうなってんの?DB ~その1~」
ドイツ&イタリア旅行2019 ハプニングシリーズ 3「どうなってんの?DB ~その2~」
ドイツ&イタリア旅行2019 ハプニングシリーズ 4「どうなってんの?DB ~その3~」
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ドイツ&イタリア旅行2019 ハプニングシリーズ 6「鍵のミステリー」
ドイツ&イタリア旅行2019 ハプニングシリーズ 7(最終回)「帰宅後に発覚した事件」
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