2023年12月25日(月)
まろ伝承 ~篠崎史紀氏還暦お祝いサプライズコンサート~
王子ホール
【曲目】
1.ヴィヴァルディ/合奏協奏曲集「調和の霊感」Op.3~第6番イ短調 RV356
2.ヴィターリ/シャコンヌ ト短調
3.シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ/バレエの情景 Op.100
4.シューベルト/ソナチネ第1番ニ長調 D.384
5.マロチャールダッシュ
6.ヴュータン/三又治彦編/ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調 Op.37
【アンコール】
♪ マスネ/タイスの瞑想曲
【出演(solo)】Vn:大江馨(5)、郷古廉(2)、小林壱成(1)、白井篤、矢部咲紀子、青木尚佳、倉富亮太(3)、後藤康、 塩貝みつる(4)、 丹羽洋輔、湯原佑衣/Vla:井上麗香、佐々木亮、多湖桃子、中村翔太郎/Vc:市寛也、北口大輔、笹沼樹/CB:西山真二/Pf:入江一雄
(飛び入り出演)、篠崎“まろ”史紀(6&e)
今年還暦を迎えたまろさんを師と仰ぐアーティストや音楽仲間たちによるサプライズコンサート、まろさんには「焼肉を食べに行くから空けておいて」と伝えて秘密裏に準備が進められ、情報解禁となってからも中身は謎に包まれたまま。まろファンとしてもいつもとは別のワクワク感と、絶対楽しいコンサートになるという期待を胸に夫婦で王子ホールへ。ホワイエにはまろさんの生い立ちを辿るスナップ写真が飾られ、寄せ書き用のボードに人が群がりお祝いムード満点。満席のホールでトークや動画上映を交え、心温まる演奏が繰り広げられた。
司会は壱成さん。いつものMAROワールドとは逆にマロさんは質問を受ける側。マロさんのウィーン留学時代からの友人でクラシック音楽の感動の共有を目指して「オフィスMGF」を設立した坂本一生さんとの対談動画の中で話題に上った、マロさんの音楽人生にとっての思い出の曲や大切な曲を出演アーティストが演奏して行く。広上さん、パーヴォさん、ファビオさんからのお祝いメッセージや、まろさんのご両親が登場する動画は手作りの温かさが感じられた。
まろさんの仲間たちによる演奏からは、心から音楽を楽しむ様子と、マロさんへの愛と親しみの熱いハートが伝わってきた。壱成さんのヴィヴァルディは明快で伸び伸びと歌い、郷古さんのシャコンヌは厳しく鋭く、颯爽として熱く、倉富さんが弾いたベリオは艶やかで豊潤。塩貝さんのシューベルトは柔らかくて繊細、マロチャールダッシュを弾いた大江さんは、まろさんの入魂の演奏を思い起こさせて情熱的。それぞれが個性溢れる多彩な演奏を聴かせた。
最後は、まろさんが14歳のときに初めてオケと共演したというヴュータンの協奏曲を、壱成さんが「弾いてみませんか」と無茶振り。「楽器持ってないよ」というまろさんに「落ちてました」と楽器を渡すと、まろさんは濃厚な香りとこみ上げる歌心のヴァイオリンを披露。取り囲んだ19人のプレイヤーがまろさんに温かいまなざしを向け、互いに顔を見合わせながら楽しそうに、時に熱のこもった表情で、ホカホカ、アツアツの合奏を奏でた。大喝采に包まれるアーティストたち。まろさんが若いアーティストを大切に育て、音楽の喜びを共有してきたこと、まろさんが皆から愛されていることの証となるシーンにジーンと来た。
鳴りやまない拍手にまろさんが一人ステージに戻ると、入江さんがピアノの前にさっと座って「タイス」の前奏を弾き始めた。「ウソやろ!?」といいつつも、おもむろに甘やかなメロディーを奏で聴衆を魅了した。またとない素敵なコンサートだった。MAROワールドで始まった今年のコンサートは、最後もまろさんのコンサートで締めることとなった。
MAROワールドVol.46 ~Viva! ヴィヴァルディ 2023.1.7 王子ホール~
MAROワールド Vol.45 “ドヴォルザーク Part Ⅲ” 2022.10.25 王子ホール~
MAROワールド Vol.44 “ドホナーニ Part Ⅱ” 2022.3.21 王子ホール~
MAROワールド Vol.42 ブラームスPart Ⅳ 2021.9.24 王子ホール~
MAROワールド Vol.41 “モーツァルトPart V 2021.4.23 王子ホール~
MAROワールドVol.40 "バッハ Part IV" by 篠崎“まろ”史紀 & MAROカンパニー 2021.1.10 王子ホール~
ウィーン&ベルリン音楽の旅(2023)
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4.シューベルト/ソナチネ第1番ニ長調 D.384
5.マロチャールダッシュ
6.ヴュータン/三又治彦編/ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調 Op.37
【アンコール】
♪ マスネ/タイスの瞑想曲
【出演(solo)】Vn:大江馨(5)、郷古廉(2)、小林壱成(1)、白井篤、矢部咲紀子、青木尚佳、倉富亮太(3)、後藤康、 塩貝みつる(4)、 丹羽洋輔、湯原佑衣/Vla:井上麗香、佐々木亮、多湖桃子、中村翔太郎/Vc:市寛也、北口大輔、笹沼樹/CB:西山真二/Pf:入江一雄
(飛び入り出演)、篠崎“まろ”史紀(6&e)
今年還暦を迎えたまろさんを師と仰ぐアーティストや音楽仲間たちによるサプライズコンサート、まろさんには「焼肉を食べに行くから空けておいて」と伝えて秘密裏に準備が進められ、情報解禁となってからも中身は謎に包まれたまま。まろファンとしてもいつもとは別のワクワク感と、絶対楽しいコンサートになるという期待を胸に夫婦で王子ホールへ。ホワイエにはまろさんの生い立ちを辿るスナップ写真が飾られ、寄せ書き用のボードに人が群がりお祝いムード満点。満席のホールでトークや動画上映を交え、心温まる演奏が繰り広げられた。
司会は壱成さん。いつものMAROワールドとは逆にマロさんは質問を受ける側。マロさんのウィーン留学時代からの友人でクラシック音楽の感動の共有を目指して「オフィスMGF」を設立した坂本一生さんとの対談動画の中で話題に上った、マロさんの音楽人生にとっての思い出の曲や大切な曲を出演アーティストが演奏して行く。広上さん、パーヴォさん、ファビオさんからのお祝いメッセージや、まろさんのご両親が登場する動画は手作りの温かさが感じられた。
まろさんの仲間たちによる演奏からは、心から音楽を楽しむ様子と、マロさんへの愛と親しみの熱いハートが伝わってきた。壱成さんのヴィヴァルディは明快で伸び伸びと歌い、郷古さんのシャコンヌは厳しく鋭く、颯爽として熱く、倉富さんが弾いたベリオは艶やかで豊潤。塩貝さんのシューベルトは柔らかくて繊細、マロチャールダッシュを弾いた大江さんは、まろさんの入魂の演奏を思い起こさせて情熱的。それぞれが個性溢れる多彩な演奏を聴かせた。
最後は、まろさんが14歳のときに初めてオケと共演したというヴュータンの協奏曲を、壱成さんが「弾いてみませんか」と無茶振り。「楽器持ってないよ」というまろさんに「落ちてました」と楽器を渡すと、まろさんは濃厚な香りとこみ上げる歌心のヴァイオリンを披露。取り囲んだ19人のプレイヤーがまろさんに温かいまなざしを向け、互いに顔を見合わせながら楽しそうに、時に熱のこもった表情で、ホカホカ、アツアツの合奏を奏でた。大喝采に包まれるアーティストたち。まろさんが若いアーティストを大切に育て、音楽の喜びを共有してきたこと、まろさんが皆から愛されていることの証となるシーンにジーンと来た。
鳴りやまない拍手にまろさんが一人ステージに戻ると、入江さんがピアノの前にさっと座って「タイス」の前奏を弾き始めた。「ウソやろ!?」といいつつも、おもむろに甘やかなメロディーを奏で聴衆を魅了した。またとない素敵なコンサートだった。MAROワールドで始まった今年のコンサートは、最後もまろさんのコンサートで締めることとなった。
MAROワールドVol.46 ~Viva! ヴィヴァルディ 2023.1.7 王子ホール~
MAROワールド Vol.45 “ドヴォルザーク Part Ⅲ” 2022.10.25 王子ホール~
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