9月9日(木)矢野顕子リサイタル2021 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
-ピアノ弾き語り-
~浜離宮朝日ホール~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/ee/e320010a291df808909254990295b2fa.jpg)
セットリスト
遠い星、光る旅。
愛を告げる小鳥
春咲小紅
相合傘
Bye Bye
わたしがうまれる
わたしのバス
David
夕焼けのなか
魚肉ソーセージと人
Super Folk Song Returned
音楽はおくりもの
ひとつだけ
《アンコール》
ラーメンたべたい
矢野顕子のライブ、オール弾き語りは久しぶり。クラシックコンサート用のこぢんまりして響きのいい浜離宮朝日ホールは、弾き語りには理想的な空間。
いつもよりシンプルなコスチュームで登場したあっこさんは、「遠い星、光の旅。」で、あっこさんが大好きな星の世界へ誘ってくれ、続く「愛を告げる小鳥」でも歌は大空へ向かう。聴いていると心が解放されて、一緒に大空へ羽ばたいて行けそう。
今夜は「1年9ヶ月ぶりのお客さんがフルに入ったライブ」、ということは小田和正がゲストで登場した一昨年のさとがえるコンサート以来ということか。満員の客席からの大きな拍手を、あっこさんは「みんなもこのステージに立ってこの拍手を聞いてほしい!」と嬉しそう。ステージと客席の一体感!
小さな会場での弾き語りライブということもあり、会場はほのぼのして、あったかな空気に包まれた。曲目もそれにふさわしい歌が選ばれ、MCでも親密に語りかけてきた。ピアノは生音も直接届いてきて、あっこさんの指先から紡ぎ出されるデリケートなピアノが言葉を伝え、歌を伝え、情景を映し、心を映す。そして歌と溶け合う。
その歌は、子どもの頃に見たことがあるような情景が見えてくる懐かしさがある一方で、何十年も前の「春先小紅」や「相合傘」なんかもとても新鮮な空気を運んでくる。「誰の曲でも矢野顕子がやると矢野顕子の曲になっちゃう」と言ってたけど、あっこさんは今この瞬間の気持ち、感性を演奏に託すので、同じ曲でも聴くたびに新しい出会いがあるんだろうな。ピアノは変幻自在、それに乗る歌も自由で自然で優しい。糸井重里の話がよく出て、糸井さんとのコラボで生まれた曲もたくさんやった。あっこさんの糸井さんへのリスペクトをあらためて感じた。
ニューアルバムからいくつも披露してくれたが、そのタイトルにもなっている「音楽はおくりもの」では、大貫妙子など他のアーティストへの愛情がこもり、今の断絶も起きている荒んだ世の中を明るく暖かな希望で満たしてくれるようで、心の奥まで深く沁みてきた。このアルバム、早く買わなきゃ!LPレコード版もあるというのがよくわかる。続いてやっぱり最後に聴きたい「ひとつだけ」。今夜はとりわけプライベートに語りかけてきてくれた。
小さなホールに満員の聴衆の手拍子が揃い、定番の「ラーメンたべたい」がアンコール。ピアノのモニターを落として、ピアノを生音で聴かせてくれた。心がほぐれて元気がもらえた。「響きのいいホール、素晴らしいピアノ、でもこれに皆さんが加わってくれることで、コンサートが完成する」というあっこさんの言葉。無観客配信ではやりようがない、演奏者と聴衆が一体になって作り上げるライブの大切さ、素晴らしさを、矢野顕子と共に感じるステキなコンサートだった。
矢野顕子さとがえるコンサート2020 ~12.13 NHKホール~
矢野顕子さとがえるコンサート2019 ~12.8 NHKホール~
矢野顕子×糸井重里 ふたりでジャンボリー ~2016.9.2 新宿文化センター~
#文化芸術は生きるために必要だ
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最新アップロード:「紅葉」(メゾソプラノ、チェロ、ピアノ連弾用アレンジ)
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遠い星、光る旅。
愛を告げる小鳥
春咲小紅
相合傘
Bye Bye
わたしがうまれる
わたしのバス
David
夕焼けのなか
魚肉ソーセージと人
Super Folk Song Returned
音楽はおくりもの
ひとつだけ
《アンコール》
ラーメンたべたい
矢野顕子のライブ、オール弾き語りは久しぶり。クラシックコンサート用のこぢんまりして響きのいい浜離宮朝日ホールは、弾き語りには理想的な空間。
いつもよりシンプルなコスチュームで登場したあっこさんは、「遠い星、光の旅。」で、あっこさんが大好きな星の世界へ誘ってくれ、続く「愛を告げる小鳥」でも歌は大空へ向かう。聴いていると心が解放されて、一緒に大空へ羽ばたいて行けそう。
今夜は「1年9ヶ月ぶりのお客さんがフルに入ったライブ」、ということは小田和正がゲストで登場した一昨年のさとがえるコンサート以来ということか。満員の客席からの大きな拍手を、あっこさんは「みんなもこのステージに立ってこの拍手を聞いてほしい!」と嬉しそう。ステージと客席の一体感!
小さな会場での弾き語りライブということもあり、会場はほのぼのして、あったかな空気に包まれた。曲目もそれにふさわしい歌が選ばれ、MCでも親密に語りかけてきた。ピアノは生音も直接届いてきて、あっこさんの指先から紡ぎ出されるデリケートなピアノが言葉を伝え、歌を伝え、情景を映し、心を映す。そして歌と溶け合う。
その歌は、子どもの頃に見たことがあるような情景が見えてくる懐かしさがある一方で、何十年も前の「春先小紅」や「相合傘」なんかもとても新鮮な空気を運んでくる。「誰の曲でも矢野顕子がやると矢野顕子の曲になっちゃう」と言ってたけど、あっこさんは今この瞬間の気持ち、感性を演奏に託すので、同じ曲でも聴くたびに新しい出会いがあるんだろうな。ピアノは変幻自在、それに乗る歌も自由で自然で優しい。糸井重里の話がよく出て、糸井さんとのコラボで生まれた曲もたくさんやった。あっこさんの糸井さんへのリスペクトをあらためて感じた。
ニューアルバムからいくつも披露してくれたが、そのタイトルにもなっている「音楽はおくりもの」では、大貫妙子など他のアーティストへの愛情がこもり、今の断絶も起きている荒んだ世の中を明るく暖かな希望で満たしてくれるようで、心の奥まで深く沁みてきた。このアルバム、早く買わなきゃ!LPレコード版もあるというのがよくわかる。続いてやっぱり最後に聴きたい「ひとつだけ」。今夜はとりわけプライベートに語りかけてきてくれた。
小さなホールに満員の聴衆の手拍子が揃い、定番の「ラーメンたべたい」がアンコール。ピアノのモニターを落として、ピアノを生音で聴かせてくれた。心がほぐれて元気がもらえた。「響きのいいホール、素晴らしいピアノ、でもこれに皆さんが加わってくれることで、コンサートが完成する」というあっこさんの言葉。無観客配信ではやりようがない、演奏者と聴衆が一体になって作り上げるライブの大切さ、素晴らしさを、矢野顕子と共に感じるステキなコンサートだった。
矢野顕子さとがえるコンサート2020 ~12.13 NHKホール~
矢野顕子さとがえるコンサート2019 ~12.8 NHKホール~
矢野顕子×糸井重里 ふたりでジャンボリー ~2016.9.2 新宿文化センター~
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チェロの低音が響いて、素敵でした💕