10月31日(土)/11月2日(月) 日展は日本で最も大規模で歴史のある公募展。その道の著名人や新進作家による洋画、日本画、工芸、彫刻、それに書まで展示され、芸術の秋にはもってこいの展覧会。今回は久しぶりに父の絵も展示されているので2日がかりで8時間かけて洋画と日本画を中心にたっぷりと美術鑑賞をした。印象に残った作品のなかからいくつかをレポートしたい。
《日本画》 日本画エリアはお気に入りの絵とたくさん出逢えるところだ。モチーフやその捕らえ方、構図が面白く、色使いにハッとするものや、淡い色調のファンタジックな絵などが心を捉える。子供の頃は「日本画」と言われても「油絵と同じじゃないか…」と思っていたが、デリケートな色調や顔料独特の画面処理からは自ずと洋画とは違った魅力を醸し出す作品が多い。
《洋画》 日本画では、絵でしか表現できないようなモチーフや色彩に引かれて見入ることが多かったのに対し、洋画で足を止めて見入る絵はきれいな町並みや、雄大な山の絵や、リアルな裸婦の姿や・・・「本物を見てみたい!」というような現実の眺めとリンクして観るものが多かった。日本画と比べて「浮世離れした」絵が少ないのは日展の洋画の画風のせいかも知れない。 《工芸/彫刻/書》 絵だけでなく、工芸や彫刻や書も見れるというのが日展の魅力のひとつ。でも日本画と洋画で時間と体力をかなり取られてしまい、余力でまわっているというところもあった。工芸は形の面白さを訴える作品が多く、彫刻は肉体の持つ生き生きとした美しさを訴える裸婦像が圧倒的に多く、型破り的な作品にお目にかかることはなかなかない。これは工芸や彫刻の世界が持つ固有の伝統なのか、それとも日展スタイルなのか。
日展は12月6日まで六本木の国立新美術館で開催されている。無料デー(11月12日)や夜間割引、ホームページからの割引券のダウンロードなどいろいろなお得なチケットも出ている。訪ねれば自分好みの素敵な作品にきっと出逢えることだろう。
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