Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

数学は美しい・・・らしい

2006年01月29日 | 本・絵本
図書館でダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』を借りて読みました。
この本は聖杯にまつわる謎を主題に、美術、キリスト教から古代の宗教、暗号の解読に使う数学など、作者がもっている様々な知識をうまく織り込ませてあって、上手に小説に表現したなあと思います。読んでいてキリスト教や秘密結社、古代宗教についてもっと知りたくなってしまいました。
また、何年か前に古代メソポタミアの円筒印章を博物館で見てとても惹かれてしまって、そのあたりの本を読みましたが、本に出てきた聖婚儀礼が現在の秘密結社でも行われていると『ダ・ヴィンチ・コード』に書かれていて、正直驚きました。私が知らないことが世の中多いんだなあ・・・。

その中でも私が一番印象に残ったのは、数学についてです。フィボナッチ数列黄金比が本の中にでてくるのですが(それまでは全然知りませんでした)、フィボナッチ数列は本書中の暗号を解く鍵であり、黄金比は自然界や芸術作品などに多く見出される美しい比であると主人公が授業で生徒に紹介しています。そしてフィボナッチ数列と黄金比は深く関わっているそうです。すみません、私には全然説明できないので(笑)、もし興味がありましたら検索してみてください・・・。でも、存在するものの中に黄金比が隠されているというのは本当に不思議だなあと思いました。

以前読んだ『博士の愛した数式』で初めて数学が美しいものなんだと感じて、数学が本当に苦手だった私は、まさに目からうろこでした。数学が世界の真理を解く鍵になっているんだ―と。数字を見ただけで思考が停止してしまう私は、理解できないことは多くても、それでも数学というものが美しいものなんだと学生のときに知っていれば、あれほど毛嫌いしなかったかもしれない・・・とも思っています。

娘は数学が好きになってくれるといいなあ。小学校にあがったら、娘と一緒に算数の宿題やってみようかな。大人になった今ならもう少し理解できるものかもしれないし。ただ、私に数学のセンスはないのは確かなんですよね~(笑)。果たして私は娘に数学の美しさを教えることができるのでしょうか??

ともあれ、本を読んで次の興味につながるのは楽しいです。


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。