死生学について調べているときに、関西学院大学の藤井美和先生の記事を見つけました。
先生が行っている「死の疑似体験」の授業がとても興味深かったので、ここで紹介したいと思います。
大切なものは何か、ときに考えることで生き方は違ってきます。
*
いかに周囲に支えられてきたか、死の疑似体験で気づきます。
●おさらい
生まれ、死ぬ場所が自宅から病院に移り、核家族化も進んだた . . . Read more
卒論をまとめてみようと書いてみたんですが、文章固いし、内容も・・・てな感じで読みづらかったと思います。
それでも読んでくださった方、どうもありがとうございます。
そして、日本人が全て同じ考えがある訳ではないということ(当然と言えば当然ですが)です。
日本人が全てこうであるとは言えませんが、多くの意見としてはこう思っているようだ、ということを調べて書きました。
当時、日本人の読売新聞のアンケート . . . Read more
そしてこのアンケートだけでは、その死後の自分の個性がどこまで残ると考えているのか、ということはよくわからないが、従来の死者への「供養」の意味合いが変化して来ていることから推測できるように思う。
以前の死者への供養の目的は不安定な魂を鎮めるということであった。しかし、火葬の普及で死者へのケガレ観が薄まるにつれ、死者は恐れから愛情の対象へと変わった。
現代では祖先を「祖父母や両親」くらいを範囲として . . . Read more
1月に入ってから、年末にお休みしていた中国語のレッスンを再開したので、なかなか本を読んでまとめる時間が取れず。
・・・といっても、なぜか生活が忙しくなってしまって、中国語の予習もままならず、つい先日予習をおろそかにして臨んだところかなりぼろぼろでした・・・反省。
勉強は、毎日少しずつでもすることが鉄則ですね~
しかし、借りた本も期限があるので、がんばってまとめてみます。
ーーーーーー
『現代 . . . Read more
前回、死者の埋葬方法の変化などについて書きましたが、死体の腐敗の過程を見るか見ないでは、恐らく死、そして死者への感じ方はだいぶ違うのだろうと思います。
今回は、母の死の際に経験した遺体についての処置と、感じたことなどを書きます。
私の母は今年の5月3日の夜中に亡くなりました。通常ですと、翌日に通夜となる予定でしたが、5日が友引だったためその日を避けて、GW明けの6日以降に通夜・葬儀を行うことと . . . Read more
前回記したように、読売新聞での調査から見ると、死者に対する親近感が恐れの感情よりも強いことがわかる。
そして、「先祖」というものを現代の日本人はどうとらえているのか、という問題では、井上治代さんの著書『現代お墓事情』から見ると、先祖とは何かという問いに対して「両親や祖父母のことくらい」と考える人が36.1%と多かった。また特定できる具体的な先祖ではなく、自分のルーツとしての先祖と考える人もいた。 . . . Read more
日本では、死者を祀る行事は定期的に行われるが、大体三十三回忌をもって終わりとするところが多いようである。
最終年忌を過ぎると、霊魂は一体どうなると考えられているのだろうか。
祖霊(先祖)化への過程(藤井正雄「日本人の先祖供養観の展開」より)
週忌(死霊期)
・初七日 不安定できわめて危険――ホトケ
・二七日 ↓ ↓
・三七日
. . . Read more
読売新聞(1989年10月11日)の国民意識定期調査の質問より、
♦次のようなことが言われていますが、あなたは、そういうことが実際にあると思いますか。あると思うものを、いくつでもあげてください。
・死んだ人の霊がわれわれを見守っている 34.9
・恨みを残して死んだ人の霊がさまよって出てくる 16.8
・先祖のたたりで子孫が不幸な目にあう 13.9
・われわ . . . Read more
もう12月に入り、知らぬ間に年末が近くなってきましたね。
こんなことを書いていても、実感がまるで湧いていないのですが・・・
今年を振り返ってみて、自分にとって影響が大きかった出来事は、やはり母が亡くなったこと。
母の死の過程を通して、自分も死について考え始めたこと。
考えてみると、自分の人生でとても重要な出来事というのは、娘が生まれたことでもあり、母が亡くなったことでもある。人の生死、そして自分の . . . Read more