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心に留めておきたい日々の出来事

ETV 100分de名著 般若心経 【第4回】

2013-03-03 | ETV 100分de名著

見えない力(神秘の力)を信じる。
それをどうやって体得して、信じるのか。

我が身が持っている本来の力
自分をリセットするのに般若心経のお経が力を発揮する。

お経をあげるだけであらゆる思いから離れる事ができる。

「故知般若波羅蜜多」   

知恵の完成というのを正しく如実に知る

  

「是大神呪 是大明呪」


それは大いなる呪文である 知恵優れた呪文である


「是無上呪 是無等等呪」

最高の呪文であって、比べるもののない呪文である


「能除一切苦 真実不虚」

それが一切の苦しみを除く これは偽りのない真実の言葉である


サンスクリット語の呪文

「羯帝羯帝波羅羯帝」

行った者よ、行った者よ、彼岸へ行った者よ


「波羅僧羯帝」

彼岸へ完全に渡った者よ


「菩提僧莎訶」

悟りを幸あれかし


仏教は「私」が世界との妨げになっている、「言葉」も妄想であると考えている。
「私」が無い状態、考えが無い状態を「天然自然の命」という。
「天然自然の命」になる方法のひとつが「呪文」。

意味がありがたいのではなく、音が最初からありがたい。音を聞く事に力を感じる。

般若心経全体を呪文としてとらえて唱えないと、このお経は完結しない。
意味を理解するとは別に「唱える」という行為がある。

唱えれば無になる。
唱えながら意味を考えると間違ったりする。
自分の意識が「今」だけにいる。
未来に行かず、過去に戻らず、今だけにいると間違わない。
極めて覚醒しているのに、何も考えていない時間。

「命」というのに「私」が住んでいる。
「私」が消えた方が「命」はのびのびとできる。本来の力も出せる。
「私」にしばらく消えてもらう手段が「呪文」。

般若心経は私達が囚われている狭い世界観、価値観から解き放ってくれる。



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