我が家の小さな庭の一角で、水仙一つ咲きました。
何時植えたものか記憶も儚く、春の気配に誘われて茂り始めた緑の葉々の間から、開いた浅黄色の花は楚々として風にゆらゆら揺れています
家の玄関を入ると、真正面に幅1mほどの水槽がデン、と置かれています。
昨日までは、ブクブクとモーターが動き、中には1匹の金魚が還流する水の流れに身を任せていました。
金魚といっても、体長はおよそ20cmはあり、赤白の斑模様とヒラヒラした大きな白い尾ひれがなければフナ?と見間違えてしまいます。
・・・でも、やっぱり金魚。
我が家に来た時は、夜店で見かける大きさの金魚だったのですから・・・。
7,8年前までの我が家には、玄関側に池があり、彼(?)は既にここの住魚でした。
家を改築することになり、池は埋められて、彼(?)の新居は玄関に置かれた水槽の中になりました。
それまで5匹いた金魚たちは、環境の変化に耐えられなかったのか水槽に移されて間もなく往生し、彼(?)だけが残されました。
時が経つにつれて次第に身体が傾き、平衡を保つことが困難になっても、目が真っ白に濁り"白内障"のようになっても、水槽の中で悠然と泳ぎ、水しぶきをあげて餌を吸い食べ、主のごとく日々を過ごしていました。
しかし、数日前から全く餌を食べなくなり、身体をくの字に曲げたまま、ゆっくりと口だけをパクつかせていましたが、昨夜静かに往生していました。
何時我が家にやってきたのか、もう誰も正確な時期は覚えていません。
おそらく10年は「主」であり続けた金魚、最期まで名前は「ウチの金魚」。
今朝になって、淡々と世話をしていた父が、一輪の白い大菊を添えて、庭の奥隅に埋葬していました。
大人の人差し指くらいの大きさだった金魚が、フナに負けないくらい大きくなって、長年家の玄関を仕切っていたんだよね・・・・・大往生だよね、きっと
お疲れさま、ありがとね
何時植えたものか記憶も儚く、春の気配に誘われて茂り始めた緑の葉々の間から、開いた浅黄色の花は楚々として風にゆらゆら揺れています
家の玄関を入ると、真正面に幅1mほどの水槽がデン、と置かれています。
昨日までは、ブクブクとモーターが動き、中には1匹の金魚が還流する水の流れに身を任せていました。
金魚といっても、体長はおよそ20cmはあり、赤白の斑模様とヒラヒラした大きな白い尾ひれがなければフナ?と見間違えてしまいます。
・・・でも、やっぱり金魚。
我が家に来た時は、夜店で見かける大きさの金魚だったのですから・・・。
7,8年前までの我が家には、玄関側に池があり、彼(?)は既にここの住魚でした。
家を改築することになり、池は埋められて、彼(?)の新居は玄関に置かれた水槽の中になりました。
それまで5匹いた金魚たちは、環境の変化に耐えられなかったのか水槽に移されて間もなく往生し、彼(?)だけが残されました。
時が経つにつれて次第に身体が傾き、平衡を保つことが困難になっても、目が真っ白に濁り"白内障"のようになっても、水槽の中で悠然と泳ぎ、水しぶきをあげて餌を吸い食べ、主のごとく日々を過ごしていました。
しかし、数日前から全く餌を食べなくなり、身体をくの字に曲げたまま、ゆっくりと口だけをパクつかせていましたが、昨夜静かに往生していました。
何時我が家にやってきたのか、もう誰も正確な時期は覚えていません。
おそらく10年は「主」であり続けた金魚、最期まで名前は「ウチの金魚」。
今朝になって、淡々と世話をしていた父が、一輪の白い大菊を添えて、庭の奥隅に埋葬していました。
大人の人差し指くらいの大きさだった金魚が、フナに負けないくらい大きくなって、長年家の玄関を仕切っていたんだよね・・・・・大往生だよね、きっと
お疲れさま、ありがとね
黄色いラッパ水仙の開花と同時に「うちの金魚」さんの死、なんだかドラマチックですね。
尾っぽがヒラヒラのフナ似の金魚さん、うちも飼っています。金魚は水槽に合わせて大きくなりますので、池で飼っていたサイズに育ったんですね。
生き物にしては地味な存在で、気がつかないと存在すら忘れます。
そのくらい世話をやかなくて育つ生き物なのですが、お父様も落胆なさっていることでしょうね。
我が家も何度か可哀想な運命の金魚さんがいました。なのに水槽は金魚が泳いでいないといけない法則が出来上がって何十年来、いつも泳いでいます。
餌の吸い食いはとても正確な表現ですね。
水槽に合わせて大きくなるんですか~
あんなに大きくなるの、珍しいコトなのかと思っていました
父は何も触れず、玄関はすっかり片付けられ面影を残すようなものは何もありません。
いつも、そこにあるのが変わらず続くと思っていたので、水槽が消えた玄関は、随分と寂しくなってしまいました