#「新源氏物語」 新着一覧
19、少女 ⑧
・内大臣はあれ以来、大宮のもとへは行かず、いまだに恨んでいる。北の方には、雲井雁の事件については、ひとことも洩らさなかった。雲井雁は、この北の方が生んだ娘ではない
19、少女 ⑦
・大宮は、孫たちのために心を痛めていらしたが、とりわけ夕霧の方に強い愛情を、お持ちにな...
19、少女 ⑥
・二日ほどして、内大臣は大宮を訪れた。こんな風にたびたび訪れると、大宮もご機嫌よろしく...
19、少女 ⑤
・かつての頭の中将、雲井雁の父、内大臣は、母君の大宮に仕える女房の一人を、ひそかに情人...
19、少女 ④
・朝廷の政務もひまになり、のどかな気分になったころ、時雨が降り、吹く風もあわれを覚える...
19、少女 ③
・そのかみの頭の中将も今は、天下の権勢を握る内大臣となった。この人は人柄が剛直で、しか...
19、少女 ②
・夕霧が、栄華を欲しいままにする家に生まれながら、蛍の光、窓の雪をたよりに勉学にいそし...
19、少女 ①
・さて、亡き源氏の正妻・葵の上の忘れ形見、夕霧の君の元服の用意を、源氏は急いでいた。母...
18、朝顔 ⑤
・その夜、まどろみかけた源氏の枕もとに、夢ともうつつともなく、亡き中宮が立たれた。藤壺...
18、朝顔 ④
・源氏は、是が非でも朝顔の宮との結婚を、強行する意志はなかったが、宮の気高いひややかさ...
18、朝顔 ③
・女五の宮の御前に参上して、いつものようにお話申し上げると、宮はとりとめもなく昔話を長...