#「新源氏物語」 新着一覧
18、朝顔 ②
・源氏は早朝、部屋の格子を上げさせ、朝霧の流れる前栽をながめた。枯れた千草の中に、朝顔がそちこちの草にはいまつわって、小さな花をつけている。衰えた花を源氏は折らせて
18、朝顔 ①
・かの朝顔の斎院は、(伊勢神宮に仕える未婚の皇女を斎宮、斎院は賀茂神社に仕えた未婚の皇...
17、薄雲 ⑩
・しみじみとした心地で、源氏はお里帰りなさった斎宮の女御と、日の暮れるまで話し込んだ。...
17、薄雲 ⑨
・斎宮の女御は、源氏が予想した通り、帝のよいお相談相手となられ、ご寵愛深かった。やはり...
17、薄雲 ⑧
・鋭敏な源氏は、帝のおんそぶりの変化に気づいた。帝が打って変って、どこかかしこまったご...
17、薄雲 ⑦
・僧都は、おたずねもないのに、こちらから秘密をお知らせしたことを、ご不快に思し召すだろ...
17、薄雲 ⑥
・源氏は深い悲愁に心を閉ざされている。御葬送のときは、世の中あげて泣いた。みな、喪の色...
17、薄雲 ⑤
・藤壺の女院は、この春から、ご病床にあった。三月には、重態におちいられた。帝は実母の藤...
17、薄雲 ④
・大堰は淋しい山里だが、源氏が折々泊っていくこともあるので、ちょっとした間食や強米ぐら...
17、薄雲 ③
・明石の姫君は、二條院へ引き取られてからは、重々しい扱われかたになって、もう、ちい姫、...
17、薄雲 ②
・明石の君は、ちい姫を手放す辛さが消えたわけではない。けれども、それがちい姫のためだと...