一代藝の神髄。
ラジオで、今年一月末に亡くなった豊竹咲太夫師の追悼番組を聴く。義太夫節と云ふ、旧時代の庶民の価値觀や倫理觀に密接であったがゆゑに、令和現在の感覺では理解しがたい遺物となってしまった世界を...
米倉人形三番叟
笛吹市八代町米倉の人形の稽古を見てきました。鉾衝神社の奉納のための三番叟ですので物語に沿って遣う追分人形とは違います。ここにも絶やしてはいけない伝統芸能があります。...
銅鐘憧鐘。
久しぶりに神奈川縣海老名市の海老名市温故館へ出かけ、「海老名に伝わる銅鐘」展を觀る。古代國分寺の流れを受けてゐるとされる、温故館からも近い真言宗國分寺の銅鐘が國寶に指定さ...
靈歌威德。
ラジオ放送の寶生流「蟻通(ありどおし)」を聴く。紀貫之が和泉國で、蟻通神社の前と氣が付かず乗馬のまま通らうとして馬...
新匂大念佛。
ラジオ放送の金春流「百萬」を聴く。百萬(ひゃくまん)とは中世に實在した女性藝能者の名で、...
日高威丈高。
ラジオ放送で長唄「京鹿子娘道成寺」を聴く。演奏者は、先月の歌舞伎座正月興行で同狂言に出...
邂逅電波ノ段。
ラジオ放送で、義太夫「國性爺合戰 紅流し~獅子が城の段」を聴く。浄瑠璃を語るのは、かつて私と同じ期間、東京と大阪でそれぞれ離れてはゐたが、傳...
豊竹咲太夫さん死去79歳人形浄瑠璃文楽の太夫、人間国宝
dmenuニュースよりhttp://topics.smt.docomo.ne.jp/article/mainichi/entertainment/mainichi...
耳で觀る手立て。
ラジオ放送の寶生流「國栖」を聴く。身内争ひから大和國國栖へ難を逃れた浄見原天皇(天武天皇...
この浦舟や着きにけり。
觀世流「高砂」を、ラジオ放送で聴く。早春の水平線に朝日が昇るが如く、力強く爽快に謠ふのが心得云々、しかし字句も節付けもなかなか難しく、お素人が臨むには手強い曲と記憶してゐる。しかし...
玉様新春お年玉公演と文楽新春公演二、三部
玉様が文字通りお年玉公演を松竹座で開催してくださいました。一番安いお席が1500円どすえ。...