緊急入院
2018-06-07 | 日記
県境の暗いトンネルを何個も抜け
青空が見えたかと思うも
又トンネル
きっと息子はこんなトンネルを何度もくぐって来たのだろうか
行き場のない不安や
辛さを身内にしかぶつけられないのだろう
それを甘えと思いお説教めいたことばかり
心配のあまりのこととしても
もう少し優しい言葉をかけてあげれなかったかと…
苛立ちを自分に向け
帰路につく
『入院した…血栓が出来てる…あとで電話する』
沈んだ声にただ事ではないと
行って見ないことには
高速を飛ばし病院へ
おそるおそるカーテンを開けると
血の気の引いた顔で目を閉じている
深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症、潰瘍性大腸炎の再燃
主治医のICはA4一枚の紙にびっしり書いてあった物をみながらの説明だった
昨年の2月の入院から一年
きちんと治療しているものと思って
いたのに
春の移動、忙しさを理由に通院もままならなかったようだ
血栓を溶かす抗凝固療法を受けていた
出血傾向のリスク
しかし血栓が肺に飛んだら
最悪なことも考えられる
CTの写真をみながら
肺と下肢に写る血栓の存在に
なんとか治療がうまくいってほしい
と願わずにはいられなかった
180センチ近い息子の乗る車イスを押す
かける言葉も見つからず
無口になる
15年近くこの病気に付き合ってきた
子供もさすがに辛そうだった
それなのに責める様な言い方をしたから
少し喧嘩ごしになり、早く帰れ!
一旦部屋を出たけれど
又、戻りじゃあ帰るよ…と声をかけて
病院を後にした
帰りの運転中
色んなことを考えながら
親にも言えない色んなことがあったんだろうな
一人で我慢して
もっと早めにSOSして…
早く元気になって欲しい。。。