亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

炎症反応(CRP、血沈)が干渉されることあるんですね

2011-08-01 | 膠原病(SLE、シェーグレン症候群)
6月半ばからずっとヒザが痛くて、他の関節もすっきりしない状態がつづいていましたが、ヒザに関節注射を打ってもらい、湿布をペタペタ貼っているうちに、梅雨が明け、少しずつ状態がよくなっている気がします~。

痛くて、近くの整形外科の先生には、圧痛や腫れ、熱感があるね、と言われたけれど、膠原病の外来では、血液検査ではCRPや血沈が低くて、炎症反応がない…。先生は「原因不明で低下症に傾いている甲状腺ホルモン不応症の方かなぁ」とつぶやいていたり。
正直、単純に全身性エリテマトーデス(SLE)の関節痛ですね、と言われちゃったら、すっきりしたんですけど、「甲状腺ホルモン不応症」と言われると、ブラックボックスみたいに、途端に手のつけようがなくて、見通しもわからないし「我慢する」って方向になるのかな、と、ちょっぴり切ない気分に嵌っていました。

甲状腺ホルモンと線維性筋痛の関係は指摘されていますし、線​維性筋痛の研究者のDr. John Lowe甲状腺ホルモン不応症との関係も書いているのですが、どういう仕組み(機序)で起きるのかは、よくわかりません。。

ある整形外科の先生に、「ところで、中国のプラセンタとか打ってないよね」と聞か​れて笑っちゃいました。 なぞの血液検査をみたら、「キノコとか飲んでないよね」と聞くの​と同じくらい王道で、笑っちゃいました~! やってないですよ♪

そんなわけで、そういえば炎症があるのに、血沈やCRPが低く測定されることはあるのかなぁって、自分の納得のためだけにお勉強してみました♪
ほんとに炎症がないなら、それはそれでいいんですが、「滅多にない」というパターンにはまりがちなわたしなので、念のため(笑) だって、40度くらいの熱がある日も、白血球がはね上がったり、逆にすごく減っているときにも、わたしの血沈やCRPはたいてい低いんだもの。

血沈(赤血球沈降速度)は、値が高いほうが炎症が高いとされます。
赤血球が一時間で沈む長さを測ります。ということは、下がるべき赤血球があまりなかったり比重が軽かったり、あるいは、逆に脱水やさまざまな理由で、血液がネバネバになっていると、ひっかかってうまく沈みません。
もうひとつは、炎症が起き始めて、24~36時間以上経っていないと、反応が出ないので、急に起きた炎症では、血沈は上がりません。
わたしの場合は、血球が多めだから、低いのは仕方がないかもしれません。

CRPも、高いほうが炎症が起きているとされます。
こちらも、炎症が起きて、6~12時間後から上がり始めるので、急な炎症では反応が見えないこともあるそうです。

CRPは、干渉を受けにくいんだよと説明されてきました。
でも、そもそも、CRPは、C多糖類と結合するタンパク質。甲状腺ホルモン不応症の背景にタンパク質の結合の問題があれば、異常反応(偽陰性)が出ることも十分ありそうです。そう思って調べたら、測定試薬と異常蛋白の組成のことを書いたものもあったり、多血症でCRP偽陰性もあるようです。
ホルモン治療(ステロイド、インシュリン、エストロゲン、プロゲステン、アンドロゲンなど)をはじめた患者さんのCRPが急に下がったというような報告を見つけました。おもしろいですね。

やっぱり偽陰性ってこともあるんだぁ~と思ったら、気が晴れて、ま、いいか、と思えて、ようやくゲンキになりました(笑)

その後、よくわからないまま関節の痛みは改善してきたので、よかったです♪
湿布を貼りながら、カロナールでしのげてます。


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