亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

子宮頸がん予防ワクチン承認?

2009-08-31 | お薬のこと一般
台風が通り過ぎていきました。
こんなに湿度が高いのに、午後、とつぜん鼻血をダラダラたらしてしまいました。血圧が高いわけでもなかったのに、なぜでしょう???

今日、子宮頸がん予防ワクチン承認へ 国内初、10月にもというニュースが流れていました~。

この話、何度か書いたことがありますが、子宮頸がん発症の70%は、このHPVというウイルスの感染が引き金になっているといわれます。
海外臨床試験では、HPV16型、18型に触れたことがない人にこのワクチンを打つと、このウイルスが原因の子宮頸がんについてはかなり予防できたという報告もあります。

よかったと思います♪

実は、とてもありふれたウイルスらしいですが、1回も感染していない状態でワクチンを打つ方が有効だということなので、意外なほど若いうちにワクチン接種した方がいいようです。日本では、若年層の患者さんが増えているだけに、早く承認されるといいと思います。

3回の接種で、4万円くらいがかかりますが、ガンになったら、もっとお金がかかります。

課題は、情報がどれくらい伝わるか…でしょうか。
青木眞先生がブログで、「中学や高校の教員、開業助産師、保健師においてもHPVおよびワクチンの情報はまったくといっていいほど伝わっていません」と書いていて、驚きます。

逆に、副作用の情報も、きちんと公開されるといいと思います。
アメリカで報告されている副作用は卒倒、けいれん発作、まひ。長期にわたる影響については、わたしは情報をうまく見つけられていません。
2008年にイギリスで12歳以上でのワクチン接種が義務化されたときには、ずいぶん反発があったようです。細胞診断をこまめに受けられたら初期で見つけられるのではないかという議論もあるようです。

子宮頸がんで苦しまれたお母さんは、おこさんには予防接種を受けさせたいと思うだろうと思いますから、承認は歓迎!
ただ、義務化していくとしたら、きちんとした情報の公開と議論ができるといいんだろうなぁ~と思います。

ちょうど、新型インフルエンザのワクチンについて、「エビデンスないからこそオープンに議論を」という記事がありました。ほんとにそうだと思います♪

追記:子宮頸がんの検診の受診率は約20%。ワクチンも完璧でないから、併用しないと効果がないような。ワクチンの認可だけでは子宮頸がんの増加は解決しなさそうです。

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