一般社団法人不動産総合研究所(corporation compliance)

朝日新聞よ「福島原発事故をプロメテウスの 罠」とは、言い過ぎだろう。

危機感が欠如した名門企業・・・三菱自動車工業の「eKワゴン」30・4キロ・・・ホントはそんなに走れない

2016年04月23日 | コンプライアンス
自動車メーカーは国交省を敵に回すととんでもないことになるので、

日頃から同省への対応には細心の注意を払っている。

これはトヨタ自動車にしても同様である。





三菱リコール隠し事件とは、

2000年(平成12年)に発覚した三菱自動車工業の乗用車部門およびトラック・バス部門"三菱ふそう"、
現在の三菱ふそうトラック・バス)による、大規模なリコール隠し事件をいう。


その後も、2004年にトラック・バス部門の更なるリコール隠しが発覚。
乗用車部門も再調査され、国土交通省によると2000年時点の
調査が不十分だったことが判明した。

これが決定打となって三菱自工・三菱ふそうはユーザーの
信頼を失い販売台数が激減、当時筆頭株主であった
ダイムラー・クライスラーから資本提携を打ち切られるなどの
深刻な経営不振に陥ることとなった。





しかし、三菱自はまたもや同省を相手に燃費関連の

データ偽装とテスト方法の法令違反を意図的に犯した。

ここまでくると、コンプライアンス(法令遵守)違反というレベルではなく、

企業として存続を問われる次元の問題になりかねない。




菱グループの三菱重工業、三菱商事、三菱東京UFJ銀行の“三菱御三家”

三菱グループにはグループ内の主要29社が集まる金曜会という月1回の会合がある。

その金曜会でも、1970年に三菱重工から独立し

不祥事を繰り返す三菱自はグループ内下位にあり、出来の悪い問題児と見なされている。




最近の三菱グループ内では、このような大企業病が蔓延している。

一例をあげると・・・・
造船事業における大型客船の大幅納期遅れと見込み違いの大幅赤字。
さらに国産旅客機MRJの大幅納期遅れ。
いずれも、社内説明では経験と知見の不足が理由にあげられているが、
「なんとかなる」といった甘えでもある。


●開発力の低下

 
さらに、三菱自を追いつめているのは、開発力の低下と資金力不足だ。
ホンダも事業拡大による開発力の低下で苦戦をしているが、
それでも開発費(14年度)に6626億円を投下している。

一方、三菱自のそれは746億円(同)と圧倒的に少ない。
前回のリコール発覚後の経費削減、人員削減などで三菱自は財務的には立ち直ったが、
その代償として開発力の低下による影響は大きい。
新型車開発で目標値に達せず、不正行為に手をつけた今回の経緯は容易に想像できる。













Zenback

<script type="text/javascript">document.write(unescape("%3Cscript")+" src='http://widget.zenback.jp/?base_uri=http%3A//blog.goo.ne.jp/protect194&nsid=114466135209994393%3A%3A114466196950133916&rand="+Math.ceil((new Date()*1)*Math.random())+"' type='text/javascript'"+unescape("%3E%3C/script%3E"));</script>