12月1日
与論島を出ます。
9月10日から過ごしていた、鹿児島県最南端の小さな島でのリゾートバイト生活もいよいよ終わりです。毎度のことながら前日から退寮の準備をしていたのですが、もう何度目かもわからないような荷物のまとめにも慣れてきた模様でして、割とあっさりと終えることができました。あと1時間で空港行きのバスが発車するので、それまでブログ書いて時間を潰そうかと。
どうして与論を出るのかと、送別会での居酒屋で聞かれたのですが、理由は一つだけです。旅を続けたいからの一つに尽きます。この島での居心地とか、安定した暮らしに向けてとか、恋人の有無とかは一切関係ありません。一時はこの島での生活をしばらく続けてもいいのかとも考えましたが、今となっては離れることを選択できてよかったと思っています。もしも与論島の風土に馴染んでしまえば、また新たな自分に出会うことができるかもしれませんし、そんな新しい自分はまた別の魅力を持っているかもしれません。
それでも自分はこの島に染まってしまうことを許しはしませんでした。旅を続けることに意地になったわけではありませんが、この島ののんびりした感じに合わせていくことは、それはそれで安易ではなかったりするのです。せせこましくて、小さなことでいちいち凹んだり神経質になったり、人の言葉がダイレクトに突き刺さるような自分です。のんびりと酒に溺れた島生活をいつまでも続けることが、ある意味しんどいものでもありました。
あっけからんと生きていればいいのですが、先の世界がやはり気になる。そのためにこの生活を始めたのだから、辞める時は自分で決めるべきです。周りの人たちに合わせて生きていくのならば、そもそもこんな生活をしていない。与論に染まることは、ある意味自分の中での強い選択とは言い難い形をしているようでして、自分の決断があやふやなままで決まってしまいそうでもあったので、ブレていることへの自覚ができてよかったと思います。
明日には大阪にいるのですが、その時にする予定など何も決められてはいません。誰とも連絡をとっていないので、なんというかケチなやつな感じが否めませんが、この前に少し気分が下がるようなこともありましたので、いまいち楽しく帰省する、とはまた違うわけです。でもストーリーにはガッツリ関西にいることを投稿すると思うので、それで暇な人がいることがわかれば会うに越したことはないかと思っています。まあそんな気張らなくてもいいか。帰るだけだし。