四国遍路 令和3年 春 男63歳 野宿旅

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ペダリング考その5

2010年12月30日 | 雑記
前回、効率の良いペダリングとは、踏込む力がへばるのを先延ばしする事であると結論づけた。

全ての力点に均等に力を配分することは、若い頃から自転車競技をやっていなければできない。
走り続けるには踏込んでいくしかない。
踏込む力にそれ以外の力が追いついてくることは年齢的に無理がある。
回転を意識しながら踏込んでペダリングにおける筋力を強くしていく。

スポーツ科学(トレーニング)の世界では意識は重要な領域だ。
体を動かすことでどの筋肉が働いているのか常に意識することで
トレーニングの成果が著しく向上する。
理屈っぽく言えば、脳からの指示で筋肉が動き、
その筋肉の動きを脳に再認識させることだ。

例えば、脳梗塞で麻痺した下肢を第三者が強制的に動かすようなリハビリは、
動かすことによってその動きが脳に届き、一度絶えた回路が再び通じるようになることがある。

普段歩いているとき、今どの筋肉が働いているのか意識しながら歩いている人はいないだろう。
一流のアスリートはそれを知っている。歩く姿勢を見ればわかる。

では、中年のメタボオヤジにできるか。できるのだ。
簡単な方法は、一日中歩くことだ。

  姿勢を正して普段より速く歩く。
  翌日筋肉痛になる。

筋肉痛のまま歩けば、働いている筋肉がわかる。

ただ意識を持ち続けることが難しい、中年オヤジにはあまりにも雑念が多すぎるのだ。





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