南風桃子ブログ~詩とか二胡♪とか(^o^) (※南風桃子詩集「うずら」をお求めの方は左ブックマークからどうぞ!)

⭐️詩と二胡のユルい話が大半で。どうも万人向けカテゴリーではなさそうな所がチャームポイントです💚 ※リンクフリーですわ

【止まってみえる】

2016年11月16日 | 詩箱2016
止まってみえる

南風 桃子


あのゆっくり止まっているようにみえるヒトの
アタマの中は高速のデータが処理されつつあっ
てそのスピードたるや宇宙の回転速度に匹敵し
たりするのであるけれどもこちらから見ている
とただの阿呆にみえるところが何だかいろんな
意味ですごいところだったりするんだなあ、

アナンダよ―――




《メモ書き》2016.11.12
とまってみえる

あのゆっくりとまっているようにみえる
ひとのあたまのなかはこうそくのデータ
がしょりされつつあるそのスピードたるや
宇宙のかいてんそくどにひってきしたり
するわけだけんどこちらからみると
ただのあほうにみえたりするところが
いろんないみですごいところだったり
するんだなあ、あなんだよ―――

【ちょっくら桃語り】
上の太字のものは下の《メモ書き》から起こしてみたのですが、
なんだか《メモ書き》のほうが勢いが感じられる気がするのは
気のせいなんですかね…( ̄~ ̄)
いや、気のせいだけではない気がする…

太字のほうは、どうも陳腐なダメ感がただよってしまい、
かといって《メモ書き》にも絶対的な自信はもてず…
もし仮に詩集に収めるとすれば、やっぱメモ書きのほうを採用するだろうかなー
そんなことを、何となく考えたのでした。いや、その前にボツになるかな(笑)

だいたいそんなワケで…╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
今日も読んでくださり、ありがたう~♡

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【福助VS弁天】

2016年08月24日 | 詩箱2016
福助VS弁天

南風 桃子


運命の卓球台に
天からスポットライトが差し込んだ―――

観客はお金持ちのコガネムシ
ずらりと並んで固唾をのんでいる。

この世界に
福助と弁天しかいないような静まりようだ

「女だからといって容赦はせぬ」

福助がカミシモをそびやかして威嚇すれば

「その大きな顔を卓球台に沈めてくれるわ」

と弁天が琵琶型の特注ラケットを構えた。

実況中継は
誰がしているのかよくわからない
ヒメマルカツオブシムシだが
この熱い試合をとりあえず全世界に届ける予定ではある。

【あなたを見送る村のほとり】

2016年08月21日 | 詩箱2016
あなたを見送る村のほとり

南風 桃子


紀元前6世紀ごろの
ちいさなインドの村でした

あなたは行ってしまい
わたしは、さびしくて

さびしくてたまりません。

コトバだけが残って
風が吹いていきました

何千年も何万年も残るコトバをのこして
行ってしまわれました

あなたのあたたかな後姿を
村人は泣きながら
いつまでも見送りました

私もいつまでも いつまでも
見送りました。

せんねんたっても
まんねんたっても
まだ、さびしいので

いつかまたあなたに会えやしないかと
六道をぐるぐる回っています




<バ解説を許せ!コーナー>
人が「自分の詩の解説」をするのはちょっとバカっぽくて恥ずかしい~
というような記事をかいておきながら、
自分ではそれをやってしまうという暴挙を許してほしい、というコーナーです♡

今回、詩にまとめましたのは、お釈迦様の旅の1シーンですが、
実際にもこういうことがあったらしいです。
お釈迦様が立ち寄った村を離れる時、村人たちが泣きながら見送ったみたいな…

人それぞれ、ワケもなくこたえるシチュエーションというのがあると思うのですが、
私の場合、このシーンなんかがそうです。
自分が村人のなかの一人だったような気すらします。

他にも個人的に心が揺さぶられるような歴史的な場面というのがあって、、
イエスが石を投げられていた女性を助けるシーン、壇ノ浦で平家が滅びるシーン、
安史の乱で楊貴妃が馬嵬(ばかい)駅に倒れるシーン等があります。

このブログをごらんになっている方は、
歴史上のどんなシーンに心ざわめくのでしょうか…?( ̄~ ̄)
坂本竜馬の暗殺事件とか、本能寺の変とか、
弁慶の勧進帳だったりするんですかね~
大河ドラマにとりあげられ率高いし…

そうそう。
クレオパトラが絨毯にくるまってカエサルの居室に乗り込む…
というあの有名なシーンも、知恵と度胸があってグッときますね!
国の存亡をかけて「プレゼントはワタシ」という大勝負に出たわけです。

【おまけの0月 ~歌のアルバム詩(桃版) 】

2016年08月18日 | 詩箱2016
 おまけの0月 ~歌のアルバム詩(桃版) 

南風 桃子

乙姫が巧妙に放ったカメを助けたウラシマが
南に向いてる窓をあけたら竜宮城だった。

まいにち、まいにち
一人で見ている海の色に飽きてきた乙姫は
飛んで火にいる夏のウラシマに大喜び

最終兵器の「玉手箱」を準備して
部下のイカやタコをしたがえ
歌い、舞い踊る。

タイやヒラメも刺身になりたくないので
バックで一所懸命に踊る

女は海~♪

美声にききほれているうち、
何百年、何千年とたってしまったが気が付かない。
そんなウラシマを責めても仕方がないのだけれど…

やがて宴も跳ね
オオハマグリが大あくびをして
ワカメによく似た真夏の蜃気楼をみせてくれた




「0月 ~歌のアルバム(桃版)」のすこし長めバージョンも浮かんでしまったので、
「おまけの0月」で出してみました。

0月と、おまけの0月と、どっちがいいもんですかねぇ…?( ̄~ ̄)ん~

まあ、どっちでもいっか…

というより、どうでもいいか(笑)

…このように、どっちでもいい、どうでもいい、
生きていくうえで、ほぼ役に立ちそうもない、
みたいなことを うっかり長時間考えてしまう んですよねぇ…
しかも、わりと真面目に…

初回から「おまけ」にまでおつき合いいただき、どうもありがとうございました!!
おまけを入れると、全部で8作になりましたですよ。
詩人口はとても少ないと思われるのに、
詩をUPした時の閲覧数が意外と多くて驚いています。


☆これで「歌のアルバム詩(桃版)」シリーズはひとまずコンプリート!
よろしかったら、ごらんになってください(^^) 
13月 ~歌のアルバム詩(桃版)
0月 ~歌のアルバム詩(桃版)
夏 ~歌のアルバム詩(桃版)
秋 ~歌のアルバム詩(桃版) ※長い前置き(言い訳?)付
冬 ~歌のアルバム詩(桃版)
春 ~歌のアルバム詩(桃版)
虹 ~歌のアルバム詩(桃版)


≪歌のアルバム詩について≫
※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作ったおまけの8作目。
※ご本家の「歌のアルバム詩」はこちらの詩誌で連載中です
詩誌「ガーネット」

【虹 ~歌のアルバム詩(桃版)】

2016年08月17日 | 詩箱2016
 虹 ~歌のアルバム詩(桃版) 

南風 桃子


虹のむこうは
晴れているのか
ハゲているのか
わからないけど
ランラララ♪ってわたってみよう

あなたの町のあのあたりにかかった虹

でも、もしかすると
あなたの町ではなくて
犯人の「穴田」の町かもしれない

だから。

勇気を出してわたってみよう
まだまだ希望はある―――



☆こちらは前の作です。よろしかったら、ごらんください(^^) 
13月 ~歌のアルバム詩(桃版)
0月 ~歌のアルバム詩(桃版)
夏 ~歌のアルバム詩(桃版)
秋 ~歌のアルバム詩(桃版) ※長い前置き(言い訳?)付
冬 ~歌のアルバム詩(桃版)
春 ~歌のアルバム詩(桃版)

≪歌のアルバム詩のススメ~地味に布教活動≫
※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作った7作目。

それでは、ちょっくら今日の詩のぷち解説をさせていただきます。
自分の詩を解説するのは、何ともバカっぽくて云々…という長い言い訳は
「秋 ~歌のアルバム詩(桃版)」をご覧になってください♡

さて、実は「歌のアルバム詩(桃版)」は前回までのつもりでした。
「全部で6作になったけど、7が完成の数字だったりするよなあ。
でももうタイトルを思いつかないや…」などと考えておりました。

「ん、まてよ7つ? 虹? そうだ虹だ!」ということで、
「虹」といえば、この曲だろうて…と、夏バージョンに出てきた
昭和の元祖女性アイドルの歌が下敷きとなりました。優しく癒される歌声でしたね(^^)
私が小学生の時ですが、クラスの男の子がすっかりココロ奪われている様子でした(笑)

心のおもむくまま楽しく書きなぐっていったわりには、
全体的にひとつの雲のようにフカフカっとまとめることができたかな?と思います。

今回の詩の中に出てくる犯人の「穴田」は、ご本家の「歌のアルバム詩」からとったものです。 
とまあ、こんな感じでぜひ皆さんも私のようにご本家にインスパイアされてみてはいかがでしょうか(^^)

※ご本家の「歌のアルバム詩」はこちらの詩誌で連載中です
詩誌「ガーネット」

ご本家の「穴田」っていったい誰!?と心がざわつく方は、バックナンバーも販売していますので、発行元の「空とぶキリン社」さんに問い合わせてみてください♪

【おぼん】

2016年08月14日 | 詩箱2016
おぼんⅠ

南風 桃子


ぢごくの窯のフタが
ひらいた ぴょん。

カメも のそのそ
のぞくよ ひょい。

ヘビは にょろにょろ
じじばば うろうろ。

ぢごくの窯が
ひらいた ホイ。


おぼんⅡ

ぢごくの窯のフタが
ひらいてるうち
どさくさにまぎれて

かどうかはさておいて
原発のフタも開いたみたい

ぢごくの窯もコワイけど
原発の窯もコワイにゃあ




お盆には地獄の窯のフタが開くとか申しますね。
十戒みたいにこの世とあの世に
通路ができるんですかねえ?

まぁうれしいような、メイワクなような…(笑)

そうこうしているうちに、
海を隔てた隣の県で原発のスイッチオンとなりました。
やたら近いんですよねえ…私の住んでる県に。

それぞれの思惑、
それぞれの正義っていうのがあるんでしょうが…

いずれにせよ、みんなが
この世でもあの世でも
たのしく暮らせるといいな、暮らせてるといいな、
そんなことを思わずにはいられません。


【春 ~歌のアルバム詩(桃版)】

2016年08月12日 | 詩箱2016
 春 ~歌のアルバム詩(桃版) 

南風 桃子


ほんのこないだまで
太郎と次郎の屋根に雪が降りつんでいたのだが
春がやってきた

恋が始まる予感がするのか
桃まんじゅうが
手のひらでひとりでに割れる

となりの村では桃太郎が生まれて
めでたし、めでたし。

か、どうかは
もっと先にならないと分からないので
予断を許さない



☆こちらは前作です。よろしかったら、ごらんください(^^) 
13月 ~歌のアルバム詩(桃版)
0月 ~歌のアルバム詩(桃版)
夏 ~歌のアルバム詩(桃版)
秋 ~歌のアルバム詩(桃版) ※長い前置き(言い訳?)付
冬 ~歌のアルバム詩(桃版)

≪歌のアルバム詩のススメ~地味に布教活動≫
※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作った6作目。

それでは、ちょっくら今日の詩のぷち解説をさせていただきます。
「自分の詩を解説?バカじゃないのか?」と思われた方は、上のリンクから
「秋 ~歌のアルバム詩(桃版) ※長い前置き(言い訳?)付」を読んで
どうか気を静められてくださいね♡
私の気持ちとしては、解説というより「おまけ的おしゃべり文」ですかね~( ̄~ ̄)

まずは、太郎と次郎の屋根に雪を降りつもらせた詩人はだれでしょう~?
分からない人は調べてみてください。ヒントは略して「ミヨタツ」です!
宮沢賢治だったら、みやけん、みたいな~♪ 

さて今回の歌のアルバム詩は、私が長崎の短大生だったころに流行した歌を
下敷きにしました。
化粧品のCMで歌われていた曲で、街にはきれいなお姉さんの頬が
ほんのりピーチ色に染まっている素敵なポスターがバーン♪と貼られていて
「きれいだなぁ~♪」と、うっとり&うらやましく思ったものです(^^)
余談ですが、あのころの私の体重はまだ40キロ台でしたわね…(遠い目)

こうした <元歌のある楽しい大人のことばあそび> は、
やりかかると芋づる式にできる感じがします。
皆さんもぜひ、私と一緒にご本家にインスパイアされてみませんか(^_-)-☆
みたいな気持ちで布教活動(?)をしております。

※ご本家の「歌のアルバム詩」でインスパイアされてみたい方は、こちら!!
レベルが高いので覚悟してください♡
詩誌「ガーネット」

【冬 ~歌のアルバム詩(桃版)】

2016年08月10日 | 詩箱2016
 冬 ~歌のアルバム詩(桃版) 

南風 桃子


ホシを待つテニスコート
自転車こいで今日も来るか
どうかは分からない

(真っ赤なポルシェということもある…)

コートの襟を立てて
張り込みを続ける。

去年の冬も
今年の冬も
そして来年の冬も…

春は、来るのか―――



☆こちらは前の作です。よろしかったら、ごらんくださいませ(^^) 
13月 ~歌のアルバム詩(桃版)
0月 ~歌のアルバム詩(桃版)
夏 ~歌のアルバム詩(桃版)
秋 ~歌のアルバム詩(桃版) ※長い前置き(言い訳?)付

≪歌のアルバム詩のススメ~地味に布教活動≫
※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作った5作目。

今回は前置き(言い訳?)は省略して、さっそく
「冬~歌のアルバム詩(桃版)」のぷち解説をします(また、するんかい!)

昭和のアイドルの走りとも言える女性歌手と、その歌手の後に続いた伝説の大スター
(ちびまる子ちゃんのお話にも登場しましたね)の歌の一節を下敷きにして、
デカとホシの図を作ってみました。

春は来るのか―――

永遠とも思える冬のなか、忍耐強く張り込むデカに春は来るのか?
というストレートな意味あいと、
デカが待っていたホシは実は「春」そのものだった、
というポエっぽい意味にとれることも可能とした。

って何となく現代国語の授業のような言い回しになっちゃいましたが、、
ただ単に、作っているうちにそういう事になっただけです(笑)

このラストの1行によって、
次の「春」バージョンにいい感じでつなげることができたのではないか!? と
パズルがパシっとつながるような感覚がして、個人的にプチ高揚しました。
そうこうしているうちに最終回の構想もまとまったですよヽ(^o^)丿

こうした、元歌のある楽しい大人のことばあそび
①比較的とっかかりやすく達成感もあり~♪ 
②脳みその右脳あたりがほどよく刺激されて気持ちいい~♪ 
などなど、良いことがいっぱい!!

皆さんもぜひ私と一緒に、ご本家にインスパイアされてみてはいかがでしょうか。
…みたいな気持ちで布教活動(?)しております。

※ご本家の「歌のアルバム詩」はこちらに連載中!!
私も毎号、チェキラ☆させていただいてます
詩誌「ガーネット」

【秋 ~歌のアルバム詩(桃版)】

2016年08月08日 | 詩箱2016
 秋 ~歌のアルバム詩(桃版) 

南風 桃子


忘れられないの
親方がキライよ
青いハチマキで腕組みをし
海を見てたわ

「貝の舟を浮かべて遊んどるヒマがあったら仕事しろ!!」

わたしは裸足で泣きながら
天秤棒かついで肉体労働

ちょっと太りすぎて、ヒザも痛い
そんな肥えの季節よ




☆こちらは前の作です。よろしかったら、ごらんください(^^) 
13月 ~歌のアルバム詩(桃版)
0月 ~歌のアルバム詩(桃版)
夏 ~歌のアルバム詩(桃版)

≪歌のアルバム詩のススメ~地味に布教活動≫
※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作った4作目。

今日は「自分の詩の解説」や「詩人」について、ちょっくら語っていきたいと思います。
自分の詩の解説をするなんて、どうにもバカっぽくて恥ずかしいということは
重々承知なんですが…

人に聞かれた時に語るのはさておいて、聞かれもしないのに
むやみやたらに解説をするのは、相当恥ずかしいような気がしますよね。
それは何故なんでしょうか。
まあ人に聞かれたところで、まっとうな解説ができるかどうかは別にして…

本体の詩が恥ずかしい場合、それに解説が加わると
ダブルパンチを見舞われたような気がするのは私だけでしょうか。
って、ちょっと手厳しいですか?(笑)
自分で自分のことを「詩人」と言うのが恥ずかしい感覚に似ているのかもしれませんね。

「詩人」っていうのは自分サイドではなく人様サイドから言われるものであって、
私のイメージでは
「自分からそれを名乗ることは許されない、賛辞や憧れを込めて言われる特別職の名称」
だったりするんですが、どんなもんでしょうか?
私の思い入れが激しいんでしょうか(笑)

ひとつの仮説ですが、求められてもいないのに意味不明の詩を発表し
高みから解説(当人は気づかず)しちゃう恥ずかしさ、
ということが考えられます。
ナルシストボケに鉄拳をくらわすわけにはいかないので、いきおい
おちょくりたくなってしまうの図が成立するのかなーと。

でもそれが、人の心にとって何らかのストレス解消になっているのであれば
とても平和なストレス解消法でもあったりするわけで、
私なんぞがとやかく言うことでもないなあという結論に達したりするわけですが。

まあ詩人に限らず歌人にしたって俳人にしたって作家にしたってそうですが、
とりわけ詩人という単語は「おちょくりの対象」になりやすい気がします。
つまりそれほど詩人って、ピンからキリまでの格差が激しすぎる薄氷を踏むような世界、
板子一枚下は地獄(でしたっけ?)にいるのかも…ですね(笑)

と、前置き(言い訳?)をたっぷりしたところで、
今日UPした「秋~歌のアルバム詩(桃版)」のぷち解説をします
(するんかい!!)
こういうのがブログの呑気でよいところですね。

今回は「秋」にからめて「天高く馬肥ゆる秋」ってことで料理してみました。
当初の計画としては肥料の「コエの季節」だったのですが、
それだけでは「秋」の説得力が少し足りないので、掛詞もにおわせながら(コエだけに!)
体格の「肥えの季節」に着地しました。

海が出てくるので夏かなぁ~でも、夏バージョンは前回作ったので
どうしたもんかな?と思っていたのですが、
できあがってみたら、うまいこと秋にからめられたのが何とも嬉しかったです。
バカっぽい中にも、一種の詩芸を感じていただけると幸いです(^^ゞ

昭和に大ヒットした名曲を下敷きにしていますが、
若い人はご両親あたりに聞いてみてくださいね♪
私も小学1年生の時に親から「パンタロン」を買ってもらいましたよ(笑)

こうした、元歌のある楽しい大人のことばあそび、っていうんですかねぇ…
を広められたらワクワクするなーと思い、布教活動?の一環として
こうしてUPしているわけですが。とかなんとかいいながら、
やっぱり自分が一番楽しくてやってるわけです(^_-)-☆

歌のアルバム詩が一段落ついたら、机の上に積みあがっている
なぐりがきのメモ詩を整理していきたいと思います。
ただ単に紙から画面へのなぐり書きに移行するだけのレベルだったとしても
何もしないよりはいいかもな、とも思いますので。

日本は広いので、もしかしたら楽しみにしてくれてる方もいらっしゃるかも知れない…
そう思うと、少し嬉しくなってきます。


ご本家の「歌のアルバム詩」を読んでみたい方は、こちらにお問い合わせください♪
詩誌「ガーネット」

【夏 ~歌のアルバム詩(桃版)】

2016年08月06日 | 詩箱2016
 夏 ~歌のアルバム詩(桃版) 

南風 桃子


あなたに抱かれたわたしは
チョウにもハエにもなれません

クモの糸のように
ねばっこい男は嫌いです

ネバるのは高校球児や
納豆でじゅうぶんです

死んでたまるもんですか
さなぎのままで

こんな私を笑ってください
芥川よ

誰かをつりあげたクモの糸は今日も切れたでしょうか
銀色の音をたてて




☆こちらは前の作です。よろしかったら、ごらんください(^^) 
[13月」
「0月」

≪歌のアルバム詩のススメ≫

※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作った3作目。
今回は、ゆらゆら健康器をしているときに降りてきましたよ(笑)

「歌のアルバム詩」は、作っているとかなり楽しく、
ヽ(^o^)丿あっは~♪ と詩テンションがあがりやすい感じです。
「歌のアルバム詩」自体がそんな構造を持っているのかもしれませんね。

全国の詩人さん達も、ひとつ作られてみてはいかがでしょうか?
ポエ村さんなら「歌のアルバム詩 ポエ村版
キャサリンさんだったら「歌のアルバム詩 キャサリン版」という具合に!

※ご本家の「歌のアルバム詩」を読んでみたい方は、こちらにお問い合わせください♪
詩誌「ガーネット」

【0月 ~歌のアルバム詩(桃版) 】

2016年08月03日 | 詩箱2016
 0月 ~歌のアルバム詩(桃版) 

南風 桃子


南に向いてる窓をあけたら
竜宮城だった。

乙姫さまが久々捕まえた男、
ウラシマのために歌い、舞い踊る。

「オンナは海~♪」

さざなみ起こる美声に
イカもタコも喜んで
足をくねらせ舞い踊る。

このあと、刺身になるかどうかは
さておいて…

違う夢を見ようがみまいが
乙姫さまもウラシマもイカもタコも
みんなこぞって今を、生きる―――



※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作った2作目。
前作同様、だいたいふわっと1分ぐらいでまとまりました。

☆前作の「13月」です。よろしかったらご覧ください(^^)

「歌のアルバム詩」は、作っているとかなり楽しく、
ヽ(^o^)丿あっは~♪ と詩テンションがあがりやすい感じです。
「歌のアルバム詩」自体がそんな構造を持っているのかもしれませんね。

全国の詩人さん達も、ひとつ作られてみてはいかがでしょうか?
ポエ村さんなら「歌のアルバム詩 ポエ村版」
キャサリンさんだったら「歌のアルバム詩 キャサリン版」という具合に!

ご本家の「歌のアルバム詩」を読んでみたい方は、こちらにお問い合わせください♡
詩誌「ガーネット」

【13月 ~ガーネット「歌のアルバム」を下敷きに~】

2016年07月30日 | 詩箱2016
13月 
 ~ガーネット「歌のアルバム」を下敷きに~

南風 桃子


たのみもしないのに
しゃしゃり出たテントウ虫が
わたしの おそうしきで
盆踊りをおどる

色とりどりの衣装をつけて

ちょっと派手すぎませんか?
葬式なのに…

と文句を言ってみたけれど
佳境をむかえたのか
盆踊りはとうとうサンバにかわりました




※詩誌「ガーネット」で、高階杞一さんが「歌のアルバム」という
悶絶モノの面白い詩を連載していらっしゃるのですが、
それにインスパイアされ、お笑いの神(?)が降りてきて作ったものです。

とりあえず~「歌のアルバム」を下敷きに~としましたが、
詩壇の偉い人を下敷きにしていいんか?(笑)
他に言い回しはあるんですかねえ?( ̄~ ̄)
パロディでもないし、パクリといったらミもフタもございませんし…

細かな名称はさておき、こういうのはすごく楽しいですね。
一分ぐらいで出来上がったときは、久々「詩テンション」があがりました。
できれば続きをつくってみたいです。
他の人の作ったものも見てみたいですね! 流行ればいいのになー(笑)

さて、このカテゴリー「詩箱2016」が詩のひつぎになるか、ゆりかごになるか
さっぱり分かりませんが、未発表詩の整理もかねて設けてみました。

…それにしても、やれやれ。

「詩」なんてホントうさんくさくて、鬱陶しいですねぇ~とりわけ現代詩(笑)
モモ・ゲバラ(!)が何とかしてみたくはあるのですが
そういうタイプの人間でもありませんので、このぐらいにしておきます(^_-)-☆

吟遊、とか、現代詩の破壊&革命、とかは
阿賀猥さんとゆかいな仲間達あたりにおまかせしておこうかと…