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主要メンバーのブレンドン・ウーリーが家庭を優先させるため...と、ロック・バンド、パニック!アット・ザ・ディスコが活動終了!!!
いや...確かに自分は『プレイ・フォー・ザ・ウィキッド』(2018) 時代からしか知らなくて、キャリア約20年のほんの少ししか知らないわけだけど、
そんなこともあるんだ...って思った。
まあ、事情はもちろん分かるし、相次ぐメンバーの脱退の中ほぼ一人で続けてきてたバンドだとは聞いてたから、
むしろこれまで続けてきてくれてありがとう、って感じかな。
2023年1月、クリスマス・フィーバー明けのチャートです。
いつも通り、1月にUSチャートで目を引く活躍をしたアーティストを5、6名ピックアップします。
1.ビヨンセ
アルバム『ルネッサンス』(2022) から "Cuff It" が全米Top10入り!!同アルバムからは "Break My Soul" に続く2曲目のTop10入り成功ですね。歌唱パートがどんどん変わっていくスピード感のある曲ですが、すごく現役感を感じます。自分の知っているビヨンセさんの過去曲でいうと、「イレプレイスブル」(2006) の展開の速さとさして変わらないような気も。主張が強すぎない電子音もいいですね。放送禁止のFワードこそ多用されていますが、基本的に聴き心地よくてすごくいいと思います。🔌
2.ベイリー・ジマーマン
"Rock And A Hard Place" でキャリア初の全米Top20入り!そのひとつ前のシングル "Fall In Love" が大好きで聴き始めた人で、去年すでにデビューEP『リーヴ・ザ・ライト・オン』(2022) が全米アルバム・チャートで9位を記録する驚きの(良い)チャート・アクションを起こしていた新人さんですが、今年はいよいよ大ブレイクしそうです。リリース・スケジュールの詳細は調べていないので分かりませんが、デビュー・アルバムも今年出すことができればすごくいい成績が残りそう。あと、"Rock And A Hard Place" は去年大ヒットしたモーガン・ウォーレンの "Wasted On You" にちょっと音楽性が似てる気がします。同じように大ヒットするかも。💡
3.ザック・ブライアン
シングル・チャートの話。メジャー・デビュー・シングル "Something In The Orange" が去年の後半期からすごくロング・ヒットしていて、10位にまで来てしまいました。チャート・アクションがまったく読めないタイプの楽曲で、もしかしたら今後去年の "Heat Waves" みたいに長期間をかけての全米1位到達が起こるかもしれません。ザック・ブライアンは同曲以外にも "Oklahoma Smoke Show"、"Burn, Burn, Burn" という曲がヒットしそうでしていないのですが、それらがチャートを上がってこれるか否かにも注目ですね。
4.JVKE
若手ポップ・シンガー、JVKE(ジェイク)のシングル "golden hour" が全米Top20レベルまで上がってきて、彼のメジャー・デビューは確実に成功したといえるでしょう。もう11位まで上がってきていて、Top10入り目前です。...いや、それにしても、クセが強い!!!現在のメインストリームに、いそうでいなかったタイプの大型新人って感じですね。「美」を追求する画家...みたいな。「アーティスト」という言葉の意味を改めて解釈させられたような気持ちです。"golden hour" は何回か聴いてるのに、まだまだ慣れない!!いろいろ新しすぎて!!ヒットしているからといって、スーパーマーケットで流したりしたら店内が変な空気になりそうです。...でも、個人的には大好き。
5.ザ・ウィークエンド
今から約6年前にリリースされた彼のサード・アルバム『スターボーイ』から、"Die For You" がスリーパー・ヒット(発売当初はあまり売れなかったが、数年後に何らかの理由で人気が急上昇して売れるヒット)中。TikTok での流行が要因で、全米6位にまで上がってきました。ザ・ウィークエンドは自身のタイトル曲(※)で計11曲がTop10入りしており、作品別にそれを確認すると以下のようになり、『スターボーイ』は『アフター・アワーズ』とタイで最も多くのTop10入り曲が出たアルバムになりました。
映画のサントラ『フィフティー・シェイズ・オブ・グレイ』→1曲 / "Earned It"
セカンド・アルバム『ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス』→2曲 / "The Hills"、"Can't Feel My Face"
サード・アルバム『スターボーイ』→3曲 / "Starboy feat. ダフト・パンク"、"I Feel It Coming feat. ダフト・パンク"、"Die For You"
EP『マイ・ディア・メランコリー』→1曲 / "Call Out My Name"
フォース・アルバム『アフター・アワーズ』→3曲 / "Heartless"、"Blinding Lights"、"Save Your Tears"
フィフス・アルバム『ドーンFM』→1曲 / "Take My Breath"
(※「ザ・ウィークエンドの作品に収録された曲 + 収録はされてないけど、確実に彼が主体的にクレジットされている曲」と定義しました。この定義にもとづく11曲以外だと、ほかに5曲が全米Top10入りしています。)
6.ケイン・ブラウン
ケイン・ブラウンさんもチャートを上がってきましたね!新アルバム『ディファレント・マン』(2022) から "Like I Love Country Music" に続くシングル、"Thank God with Kaytlyn Brown" が全米Top20で大ヒット中です!声も見た目もスタイルも特徴的な方のイメージですが、同じく歌手をやっているという妻の Kaytlyn Brown さんとデュエットしたこの感傷的な曲では強い特徴がしっかり控えめになっています。ケインさんの曲はけっこう知っていますが、思えばバラードは全然知らなかったですね。普段そういう曲が少ないからこそ、響くものがある...というと、格好つけすぎでしょうか?💧
シングル・チャート → クリスマス・フィーバー明けで、多くの曲が新しくTop20 or Top10入り!新規ヒットがたくさん生まれている!!
アルバム・チャート → この時期は毎年そうだから仕方ないけど...、新作のリリースが少ないから上位にほとんど変化起こらず!!
突然の通知ですみません。力尽きました。
UKチャート・レビューがかなりエネルギーを消耗するので、
2月分でいったん終わらせてください。...まあ、もちろん観察は続けるけど。
ブレンドン・ウーリーとは違いまっとうな理由なしに新年早々やめる話ばかりですが、
🐡 代わりにもうちょっとエネルギーを使わない記事を書きたいです。今月分、読んでくださった方ありがとうございました。 🐡