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3年ぶりに "No Sleep" という曲を思い出した!!
ベストヒットUSAで知った、マーティン・ギャリックスが60代の無名路上ミュージシャンとコラボしたという曲。
これでマーティン・ギャリックスを初めて聴いた。
ただ、曲自体はヒットしなかったため、有名なマーティンのディスコグラフィーの中でも「知る人ぞ知る」的な感じの曲に。
だから長く思い出せなかったんだと思う。🌉
8月のUSチャート・レビュー。
動きが目立っていた、もしくは気になったアーティストを5名挙げ、チャートを振り返ります。
今月は曜日の関係でちょっと早めの投稿になります。📅
1.ニッキー・ユーア
"Sunroof" という曲で大ブレイクしている人ですね。アメリカのポップ・シンガーですが、"Sunroof" は聴いてみると曲中に特徴的な間奏があったりして、エレクトロ・ロックの要素も持ち合わせている曲だと分かります。まさに太陽みたいに明るい曲で、歌詞もそれに伴っています。ヒットの状態は、アメリカでは今月Top10入りし、7位まで上昇したものの他国のチャートではまだこれから、といった感じ。アメリカが先行するヒットはヒップホップ以外ではけっこう珍しいので、意外でした。ここ2年ほどアメリカ発の新人男性ポップ・シンガーがほとんど見られませんでしたが、やっと一人出てきましたね。🌞
2.コール・スウィンデル
コール・スウィンデルさんの調子がいい、と気づいたのは今月に入ってからで、ずっとチャートを観察していたのに遅すぎたなと思いました。まず、アルバム・チャートでの動きが目立っていた。『ステレオタイプ』というアルバムが今年リリースされたのですが、他のカントリー・シンガーと同じように同チャートでは(初登場から数週間後に)一旦圏外近くまでチャートを下落しました。しかしその後、圏外には行かずむしろチャートを上がってきたのです。つい最近のシングル・チャートでは勢いのすごさがそのまま表れているような、パワフルな新曲 "She Had Me At Heads Carolina" が初めてTop20入りしました。そのひとつ前のシングル "Never Say Never with レイニー・ウィルソン" もかなり激しいカントリー・ソングで、コールさんが今年勢いがあることはいろんな側面から気づけたのに、と思ったりします。キャリアもそこそこ長いコールさん、遅くなったけどこれからは応援!
3.ビヨンセ
やや不安定ではありましたが、あのビヨンセが1位です!「クレイジー・イン・ラヴ feat. ジェイ・Z」や「ヘイロー」のビヨンセが2022年に自分の曲で1位!!輝かしい功績まみれのディスコグラフィーにまた輝かしい功績が加わって、ビヨンセの歴史の一部を見ることができた、という感触です。チャートが荒れるというほどではありませんでしたが、いわゆる「大量初登場アクション」も起きました...まだまだ現役ですね!いつかの記事で書いた覚えがありますが、新アルバム『ルネッサンス』の曲は "Break My Soul" しか聴いていなくて、それ以前の新曲だと2020年の "Black Parade" を聴いた記憶がかすかにある程度...。過去の名曲はいくつかたくさん聴いてきたのですが、最近の曲はさっぱりでした。ただ、2019年頃の映画『ライオンキング』のサントラ "SPIRITS" はすごい良かったですね。レジェンドと呼ばれるほどの才能が、なんというか全部詰まっているような曲でした。🦁
4.ニッキー・ミナージュ
新曲 "Super Freaky Girl" でまさかの全米初登場1位!そういえばそうだったな、と思ったのですがニッキーさんは自身の曲で全米1位をとったことがありませんでした(シックスナインとのコラボではありましたが)。この初登場1位によって、最新のチャートではTop20内に女性アーティストの曲が4つしかないのにもかかわらず、その4つがTop5に密集する妙なチャートが形成されました。また、これはどうでもいい話ですがTop10内の「ニッキー」さんが2人になりましたね。ニッキー・ミナージュといえば2010年代前半に大活躍したラッパーで、フィメール・ラッパーというカテゴリでは完全に独り勝ちしていたイメージです。今年は "Do We Have A Problem? feat. リル・ベイビー" も全米2位に初登場したりして、この人も調子が良さそう。"Do We Have..." は結局上位で大ヒットすることにはならなかったものの、今回の "Super Freaky Girl" は話題性からも安定ヒットが期待できるかも。
5.モーガン・ウォーレン
彼に関しては別に新しいアルバムやシングルがリリースされたというわけではないのですが、"Wasted On You" に続いて今年発表のシングル "You Proof" がチャートを上昇していて、大ヒットになりそうです。今年は "Wasted On You" が6~8月にTop20レベルでヒットするまでは目立ったカントリー・ヒットがなかったのですが、それを皮切りにルーク・コムズ、ケイン・ブラウン、コール・スウィンデルと実力派がどんどんチャートを上がってきて、業界が盛り上がってきました。1年に2曲もTop20レベルのヒットを出せるのは売れっ子ポップ・シンガーでも珍しいんだから、カントリー・シンガーならなおさらです。最後に、今年のチャートにおけるカントリー勢について一つ言うとしたら、もっといろんな形態のアーティストがヒットしてほしいですね。グループや女性はそもそも全体数が少ないわけですが、特に女性は Hot100 下位では今年既に何曲もヒットが出ています。ヒットの数は例年以上だけど、いまいち勢いがない、といった感じですね。モーガンさんとは関係ない話ですが。📃
(アルバム・チャート感想)
K-Pop勢がすごかった!K-Popは全然詳しくなかったのですが、アイドル・グループの名前はもうかなり覚えてしまったかもしれない。具体的に、ITZY(綴りが不安だが...)、SEVENTEEN、ENHYPEN、ATEEZ、aespa が連続して新作を出して、アルバム・チャート上位で目立っていました。8月以前も Stray Kids や TOMORROW × TOGETHER が存在感を発揮していて、また BLACKPINK も2年ぶりに音源を出すということで、BTS の活動休止はあったもののK-Pop勢は全米チャートでこれまでにないほど大暴れしている感じです。大暴れ、っていうと言葉が悪いかな?すみません。あと TWICE から NAYEON、BTS から J-Hope がソロ・アルバムをリリースしていて、グループからのソロ活動も注目された月でした。
グローバル・チャート上位に再びJ-Popが...!
今回も世界で大人気の日本のマンガの映画版が上映されたことが背景にあります。
その映画のサントラが、グローバルで急上昇しているわけですね。
ただ、まったく詳しくなくて説明なんかできないので、この話はここまでで...。
🐸 今週は以上です。この記事を読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました! 🐸